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袰下山(住田町上有住)の石灰石採掘鉱山開発:2013年9月

記事 トピック記事

▼袰下山(母衣下山)|Google マップ - 地図検索 https://maps.google.co.jp/maps?ll=39.205721,141.579351&spn=0.046157,0.068493&t=h&z=14&brcurrent=3,0x5f860175e6605e1f:0x9b3b033df6275aba,1
 →▼http://goo.gl/maps/qwwCz

▼袰下山(母衣下山):岩手県気仙郡住田町上有住周辺の地図 - Yahoo!地図 http://maps.loco.yahoo.co.jp/maps?cond=group%3Akp%3Bpage%3A1%3B&zoom=16&bbox=141.56161085408738%2C39.19267602725448%2C141.59658685964146%2C39.213527251279295&lat=39.206260509829455&lon=141.57908812802842

袰下山/母衣下山(ほろしやま):住田町 - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2013/09/20/120000

 

▽2013年9月20日(金)、太平洋セメント株式会社 大船渡工場が、岩手県住田町(すみたちょう)の袰下山(母衣下山とも表記。読みは「ほろしやま」)でセメント原料用石灰石を採掘する新鉱山開発工事に2015年より着手し、2020年の出鉱開始を目指すことが報道された。関連する記事をさかのぼってクリップする。
岩手県条例にもとづく環境影響評価(アセスメント)は「大船渡工場次期原料山開発事業」の名称でおこなわれ、終了している。また、袰下山では絶滅危惧種である「イヌワシ」の営巣が確認されている。

▽以下、「〔 〕」部分は補記。機種依存文字(環境依存文字)はできるかぎり置き換えた。
 →▼2013年9月中旬:住田町に関する記事 - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2013/09/11/000000
 →▼2013年9月下旬:住田町に関する記事 - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2013/09/21/000000
 

 

岩手県 環境アセスメント

大船渡工場次期原料山開発事業環境省_環境アセスメント事例の検索(事業概要)[アセス支援ネット] http://www.env.go.jp/policy/assess/3-2search/search/gaiyo.php?jid=0311G410&page=result&start=0&maxrows=20&konkyo

岩手県 - 環境影響評価手続状況:24 大船渡工場次期原料山開発事業太平洋セメント〕 http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?nd=3183&of=1&ik=3&pnp=59&pnp=261&pnp=3183&cd=5382 http://www.pref.iwate.jp/kankyou/hozen/jokyo/009539.html
岩手県 - 環境影響評価手続状況|大船渡工場次期原料山開発手続進行状況:アセス手続進行状況(個表)〔太平洋セメント〕 http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=10150&ik=0&pnp=14

岩手県 - 第38回環境影響評価技術審査会〔2008年7月9日会議〕 https://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=12425&ik=0&of=1&pnp=14
岩手県 - 第41回環境影響評価技術審査会会議結果のお知らせ〔2010年8月2日会議〕 http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=27758&ik=0&pnp=14
岩手県 - 第42回環境影響評価技術審査会会議結果のお知らせ〔2010年10月1日会議〕 http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=28575&ik=0&pnp=14
岩手県 - 第43回環境影響評価技術審査会会議結果のお知らせ〔2011年5月25日会議〕 http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=33176&ik=0&pnp=14
岩手県 - 第44回環境影響評価技術審査会会議結果のお知らせ〔2012年2月1日会議〕 http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=36967&ik=0&pnp=14

 

岩手県 環境アセスメント制度:

岩手県 - 岩手県環境影響評価情報 http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?nd=3183&of=1&ik=3&pnp=59&pnp=261&pnp=3183&cd=3239
▼○岩手県環境影響評価条例|例規集 https://www3.e-reikinet.jp/iwate-ken/d1w_reiki/410901010042000000MH/410901010042000000MH/410901010042000000MH.html
▼○岩手県環境影響評価条例施行規則|例規集 https://www3.e-reikinet.jp/iwate-ken/d1w_reiki/411902100009000000MH/411902100009000000MH/411902100009000000MH.html
▼○岩手県環境影響評価技術指針|例規集 https://www3.e-reikinet.jp/iwate-ken/d1w_reiki/411902500019003000RH/411902500019003000RH/411902500019003000RH.html

 

▽▽2013年(平成25年)10月:

太平洋セメント大船渡石灰石鉱山を開発〔2013/10/17〕 :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFB16034_W3A011C1L01000/

 

▽▽2013年(平成25年)9月:

岩手日報・経済|住田の新鉱山、15年着工/太平洋セメント〔2013.9.20〕 http://www.iwate-np.co.jp/economy/y2013/m09/e1309201.html
▽「大船渡市赤崎町の太平洋セメント大船渡工場住田町上有住袰下(ほろし)山(587メートル)で計画しているセメント原料用の石灰石の新鉱山について、同社が開発工事を2015年に始め、20年〔平成32年〕から石灰石を運び出す方針であることが〔9月〕19日、同社などへの取材で分かった。同山の希少動植物の保全対策の協議が進められていたが、環境影響評価環境アセスメントの手続きを終え、同社は事業面積縮小などの環境配慮措置を取った。震災復興でセメント需要の高止まりが続くことが必至の被災地。新鉱山は100年分の採掘が可能とされ、資源の安定供給につながりそうだ。/ 同社などによると、当初の計画では事業面積は約277ヘクタールだったが、環境などへの配慮のため約195ヘクタールに縮小し、既存鉱山まで搬送するベルトコンベヤーのルートも変更した。事業面積は縮小したが、当初の計画と変わらず同工場の生産量の約100年分の採掘が可能だという。/ 同山周辺では、国の天然記念物絶滅危惧種に指定されているイヌワシの生息が確認されている。希少生物保護の観点から、県環境影響評価技術審査会で協議が進められていた。」

 

▼セメント原料を新たに採掘へ〔2013年09月21日〕 - NHK岩手県のニュース http://www3.nhk.or.jp/morioka/lnews/6044688081.html
▽「震災からの復興工事が本格化しセメントの需要が高まる中、大船渡市に工場があるセメント会社が住田町で新たに原料の石灰石の採掘を始めることになりました。/ 大船渡市に工場がある「太平洋セメント」はこれまで大船渡市と住田町の3つの地区で原料の石灰石を採掘してきました。/ このうち昭和35年〔1960年〕に始めた大船渡市長岩地区での採掘が今年〔2013年〕3月で終わったことから住田町の別の地区で新たに採掘を始めることになりました。/ 採掘を始めるのは住田町袰下地区のおよそ195ヘクタールで現在の年間生産量のおよそ100年分に相当する2億トンの生産が見込めるということです。/ 〔9月〕20日夜に開かれた住民説明会では参加した住民から採掘で地下水が濁るなどの影響はないかという質問がでて、担当者は今後、水源の場所を調査して影響がないようにしたいと答えていました。/ セメント会社では、再来年〔2015年〕から採掘に使うトンネルや道路の建設を始め、2020年〔平成32年〕には採掘を始めるということです。/ 太平洋セメント大船渡工場の青木謙一業務部長は「復興工事でセメントの需要が高まる中で長期的に原料を確保していくことが使命だと思っています」と話していました。/ 〔2013年〕09月21日 10時27分」

岩手日報・経済|新鉱山は年200万トン生産/太平洋セメントが住民説明会〔2013.9.21〕 http://www.iwate-np.co.jp/economy/y2013/m09/e1309212.html
▽「大船渡市赤崎町に大船渡工場を構える太平洋セメントは〔9月〕20日、2015年の開発工事開始を目指している住田町上有住地区の袰下(ほろし)山の新鉱山計画に関する住民説明会を開いた。年間約200万トンの石灰石を生産し、セメント以外の活用も検討する考えを明らかにした。/ 説明によると、年間生産量は約200万トンで、100年分の採掘が可能と推計。担当者は「セメント産業は原料に依存する。50年、100年と確保し、長い期間お世話になりたい」と述べた。/ 新鉱山の石灰石はセメント用としてだけでなく、製紙など他産業への活用も考えられる品質があるという。継続的な地元雇用への意欲は示されたが、具体的な規模は明言がなかった。/(2013.9.21)」

 

▼太平洋セの袰下山開発/7年後の出鉱目指す/年間200万トン規模を生産〔2013年09月23日〕|東海新報 http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws9045
▽「住田町上有住の袰下山(ほろしやま、587メートル)への新規鉱山開発を計画する、大船渡市赤崎町の太平洋セメント(株)大船渡工場(小池敦裕工場長)は〔9月〕17日から4日間、同山周辺地域で住民説明会を開いた。この中では、開発工事を平成27年〔2015年〕にスタートし、同32年〔2020年〕から石灰石の出鉱を目指す計画を発表。年間200万トン規模を生産する見込みとしており、地域経済や雇用への貢献を図っていく考えを示した。」
▽「同工場ではこれまで、大船渡市日頃市町長岩と坂本沢、住田町世田米大平〔おおだいら〕の3カ所に鉱山を設け、セメントや生コン用骨材の原料を採掘。このうち、長岩では今年〔2013年〕3月に採掘を終え、現在は残る2カ所で作業を行っている。/ セメント産業は、原料の確保が不可欠。同社では中長期的な観点から、50~100年にわたって資源が確保できる袰下山周辺での新規鉱山開発を決定。県環境影響評価条例による環境アセスメントを実施し、同23年〔2011年〕には県や県環境影響評価技術審査会とともに環境配慮のためのガイドラインを作成した。/ 今後、開発に向けた本格的な準備、工事に取り組むとして、周辺住民に向けた説明会を計画。8月下旬に有住地区の自治公民館長を対象に行い、今月に入り、上有住の新切、両向、恵山、坂本の4地域で開催し、合計70人余りの地域住民らが出席した。」 
▽「このうち、最終日となった坂本自治公民館での説明会には、15人が出席。同社を代表して青木謙一業務部長が「セメント産業には原料の生産が必要であり、袰下山での採掘を考えたい。開発が無事進めば、50年から100年という長いスパンでの事業になる。地元の経済や雇用に貢献できるよう努めたい」とあいさつした。/ 続いて、事業計画の概況を説明。今回の開発工事では、露天採掘の切羽を造成するほか、表土などの堆積場を設け、坑外には破砕プラントを設置。大平の既存ラインまでは長距離ベルトコンベヤーを使って接続する。/ 〔平成〕20年〔2008年〕に発表した当初計画による事業計画地の面積は277ヘクタールだったが、195ヘクタールに縮小。開発工事は品種切り替えや豪雨時の操業などに優位な坑外破砕方式に変え、ベルトコンベヤーのルートも景観に配慮した形に変更した。/ 事業スケジュールによると、事業予定地の一部には民有地も含まれていることから、今後は地権者との交渉などを進めていく。開発工事には27年に着手する計画で、31~32年からの出鉱を目指す。」
▽「事業実施によるメリットやデメリットも提示。メリットには、同山の石灰石は品質が良く、セメント用以外の活用も見込まれることから、新たな事業による地域雇用確保をはじめ、地域社会への経済貢献、環境対策や地域振興策への取り組みを挙げた。/ 一方、デメリットには周辺住民や生態系に対する環境の変化があるとし、粉じんや騒音、水環境などへの対策案を示した。このうち、採掘に当たっては環境保全式採掘法(リング状残壁)を用いて、粉じんの飛散防止や騒音の低減、落石防止、降雨水の貯水、景観保全に対応したいとした。/ 出席者からは、「ダンプ車や重機の往来が激しくなるのか」「最近は大雨の発生が多い。貯水対応ができ、雨水が周辺地域に影響しないような配慮を」といった質問、意見が寄せられた。ほかの説明会場では、騒音や水環境、雇用面などで声が寄せられたという。水道の水源に関しては地元の水組合などと話し合い、対応していく考えを示した。/ 同社では、「地域の方々と相談をしながら事業を進めていきたい」と話し、開発に向けて理解と協力を求めている。」「▲袰下山での新鉱山開発本格化に向けて開かれた住民説明会=坂本自治公民館」「2013年09月23日付 1面」

 

太平洋セメント大船渡石灰石鉱山を開発〔2013/10/17〕 :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFB16034_W3A011C1L01000/
▽「太平洋セメント岩手県大船渡工場(大船渡市)でセメント原料に使う石灰石の新しい鉱山開発に乗り出す。2015年に着工し、20年から年200万トン規模を採掘する計画だ。震災復興向けを中心に足元のセメント需要は高水準が続いている。大船渡工場は同社にとって東北唯一の生産拠点。100年分の埋蔵量を持つとされる新鉱山の開発をセメントの安定供給につなげる。/ 大船渡市に隣接する住田町の袰下(ほろし)山で石灰石を採掘する。対象は全体で約195ヘクタール。同山周辺には国の天然記念物で絶滅危惧種に指定されたイヌワシが生育しているため、環境影響評価を受けて、面積を当初計画より約3割縮小して事業化する。新鉱山の石灰石は品質が良く、紙の漂白剤などの新用途も開拓する。投資額は明らかにしていない。/ 同工場は1937年、当時の東北セメントが北西十数キロの場所にある鉱山の石灰石を主原料として操業を始めた。現在は大船渡市と住田町〔世田米大平〕の2カ所の鉱山で合計年215万トン程度の石灰石を採掘し、同約200万トンのセメントを生産している。/ 新鉱山の開発に乗り出す背景には、足元の旺盛なセメント需要がある。セメント協会(東京・中央)によると、13年度の国内需要は前年度比5.4%増の4700万トンの見通し。復興工事の進む被災地がけん引役で、岩手、宮城、福島3県の4~8月の需要は前年同期比37%増の136万トンに達した。/ ただ中長期的には国内需要は頭打ちや縮小も予想される。同社は新鉱山の稼働で年200万トン級の採掘能力を手に入れる一方、掘り進んだ既存鉱山での採掘を減らして全体ではセメント生産量を大きく変えない方針だ。/ 大船渡工場では周辺住民への説明を済ませており、今後は用地買収など地権者との交渉に入る。小池敦裕工場長は「セメント産業は原料確保が重要。新鉱山の開発で100年にわたる安定供給の基盤ができる」と話す。/ 石灰石鉱業協会(東京・千代田)がまとめた12年度の石灰石の国内生産量は1億4093万トン。年200万トンの採掘量を見込む新鉱山は、全国に200余りある主な石灰石鉱山のうち20位程度の規模となる。」

▽参考:
一般社団法人セメント協会 http://www.jcassoc.or.jp/
石灰石鉱業協会 http://www.limestone.gr.jp/

 

 

▽▽過去の関連記事:袰下山(母衣下山)新鉱山開発

岩手開発鉄道、積荷車両が試運転/7カ月半ぶり石灰石輸送〔2011年10月28日〕|東海新報 http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws7084
▽「大船渡市盛町の岩手開発鉄道(株)(須藤薫社長)は〔2011年10月〕27日、東日本大震災発生後初めて、石灰石を積んだ鉄道車両を試験的に運行させた。日頃市町の岩手石橋駅を出発し、11月4日(金)からのセメント生産再開を目指す赤崎町の(株)太平洋セメント大船渡工場に輸送。沿線では、7カ月半ぶりにレールを駆け抜ける音と、汽笛が響き渡った。/〔※略〕/ 佐々木孝逸鉄道部長は「会社として大事にしてきた技能技術の伝承が、復旧作業に生かされた。我々は輸送によって成り立っている企業。セメント生産量の増加と、早期の袰下山鉱山(住田町)開発着手に期待している」と語る。/〔※略〕」「2011年10月28日付 1面」

 

▼住田でイヌワシ生息確認/保護、産業の両立課題〔2010/08/30〕|岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100830_7
 →▼住田でイヌワシ生息確認/保護、産業の両立課題〔2010/08/30 岩手日報〕 - 47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/CI/201008/CI-20100830-00629.html
▽「太平洋セメント大船渡工場(相良安広工場長)が石灰石鉱山開発を計画している住田町上有住袰下(ほろし)山(587メートル)周辺で、イヌワシの生息が確認され、希少猛禽(もうきん)類保護の観点から、採掘の中止や計画の見直しを求める声が上がっている。一方、同工場は気仙地方の産業を支える拠点の一つで、開発が遅れれば地域経済への影響も予想される。希少動物保護と産業振興の両立へ向けた対策が求められている。/ 計画では、露天掘りした鉱石深さ約300メートルの立て坑内で破砕し、ベルトコンベヤーで既存の大船渡鉱山へ運ぶ。生産量は年間300万トン規模で、100年分の採掘を見込む。当初2014年度とされていた採掘開始時期は、セメント需要低迷の影響があり現時点では不透明だ。/ 同工場は、今年〔2010年〕5、6月に公開した環境影響評価(アセスメント)準備書で、希少動物の保護、育成のための餌場整備などを行う考えを示している。同工場の藤井茂樹業務部長は「適切な手だてを取れば保護は可能と考えている。県の指導に基づいて対応していく」としている。/ 同工場が示した保護策などについて、有識者15人でつくる〔岩手〕県環境影響評価技術審査会(会長・吉田勝一岩手大名誉教授)が協議しているが、内容は希少動植物保護の観点から非公開としている。/ 同会委員を務める由井正敏 東北地域環境計画研究会長は「一般論だが、開発にかかわらず絶滅への流れが存在する。企業の保護策が効果を挙げればベターだ。その実効性は確実に担保されなければならない」とする。/ 住田町の多田欣一町長は「〔2010年〕2月には太平洋セメントが3工場の生産中止を発表した。大船渡工場も同様の事態になれば気仙地方の経済に重大な影響を及ぼす」と懸念する。 / 一方、釜石市五葉山イヌワシ研究会の柴田孝会長は「ダイナマイトで立て坑を掘れば、警戒心が強いイヌワシはいなくなってしまう。とんでもない暴挙だ」と、開発事業中止とともに情報公開の徹底を求める。/ 県環境保健研究センターの前田琢主任専門研究員も「イヌワシに直接的に影響する開発は全国でも前例のない話で、やらないのが普通。開発と自然保護の両面から対等な立場で議論する必要がある」とする。/ ■イヌワシ 国の天然記念物で絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。翼を広げた大きさは、雌で約2・1メートル。生息地は東北をはじめ信越、北陸に集中する。県によると今年県内で確認されたつがいは32。巣立ったヒナは5羽で、繁殖率15・6%。近年は生息数維持に必要な30%を下回り、厳しい状況が続いている。」「2010/08/30 00:00 【岩手日報】」

▽参考:
岩手県 - 岩手県環境保健研究センター http://www.pref.iwate.jp/info.rbz?ik=3&nd=417

 

イヌワシ生息地の発破/県に保留を要望〔2010年08月05日〕|朝日新聞 http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001008050004
 →セメント〔No.230:2010/08/13〕 - とはずがたりな掲示板 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038577774/230
▽「太平洋セメント(東京都中央区)が住田町上有住で新鉱山開発計画を進めている問題で、自然保護団体五葉山イヌワシ研究会(柴田孝会長)は、〔岩手〕県知事や県環境影響評価技術審査会長らにあてて、イヌワシがすんでいる母衣下(ほろし)山でのダイナマイトによる露天掘りを保留するよう求める要望書を〔2010年8月〕3日付で送った。/ 県環境保全課によると、2日に開発計画の準備書の審査会があった。太平洋セメントの準備書では「発破により騒音や振動が生じるが公害防止に努める」とする内容の記載があったという。」「230 :荷主研究者:2010/08/13(金) 02:11:30」

 

▼採掘スタートは「未定」/国内需要減の影響濃く/太平洋セの袰下山開発環境アセスは年度内完了へ〔2010年04月24日〕|東海新報 http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws5584
▽「住田町上有住袰下山(ほろしやま 〔標高〕587〔メートル〕)への新規鉱山開発を計画している太平洋セメント(株)大船渡工場(相良安廣工場長)は環境アセスメント評価書の前段階となる準備書の縦覧を〔2010年〕5月中旬から始める〔。〕これに先立ち、〔2010年4月〕22日夜から周辺4地域での住民説明会を開始〔。〕手続きが順調に進めば本年度内〔2010年度内〕にアセスメントが完了する見通しを示したが計画公表当初は平成年度ごろ〔平成26年度頃?〕としていた採掘開始時期については近年の国内セメント需要激減などから「現時点では未定」と述べるにとどまった。/ 同工場では現在〔2010年現在〕、大船渡市2カ所と住田町1カ所の計3カ所に鉱山を設けている。近年のセメント原料採掘は年220万トンほどで残鉱量はおよそ10年程度との見通しを受け、100年規模の採掘ができる鉱量が見込まれる袰下山開発を計画し、一昨年〔2008年〕公表していた。/ しかし、国内セメント需要が平成2年〔1990年〕のピーク時8628万トンに比べ、昨年〔2009年〕はほぼ半減の4470万トンと、落ち込みが顕著になっていることなどから、同社は3工場の閉鎖や738人の人員削減などを展開中。/ 袰下山の出鉱開始は計画公表当初、〔平成〕26年度〔2014年〕ごろとの見通しを立てていた。一連の動向を受けて開始時期は不透明な状況となったものの、環境アセスメントについては本年度内完了を目指して進めている。/ 初回の説明会は坂本自治公民館で開かれ住民20人が出席。あいさつに立った藤井茂樹大船渡工場業務部長は「環境アセスメントは年度内完了予定だが、セメント需要減に対応する見直しを全社的に進めており、以降のスケジュールは現時点では未定としかいえず、心苦しい状況」と理解を求めた。/ 環境アセスメントは〔岩手〕県環境影響評価条例に基づくもので、事業者が環境に及ぼす影響を事前に調査、予測、評価し、その結果を公表して意見を聴き、環境に配慮した事業計画を作成する仕組み。/ 同工場では第1段階となる環境影響評価方法書縦覧を一昨年〔2008年〕に終えており、今回の準備書では、この環境影響評価結果に基づく水質や生態系、景観の保全騒音粉じん対策などについての考え方をまとめた。/ 準備書の概要説明を受けた出席住民からは「狭い沢があるので、洪水調整池からの放流量に気を配ってほしい」「井戸水への影響はどの程度になるか」など、開発期や操業後の水質についての意見や質問が聞かれた。/ 住民説明会は大型連休明けにかけて下有住新切上有住両向、同〔上有住恵山の3地域でも開催。準備書縦覧は5月中旬から1カ月間大船渡工場などで予定し、同月中の説明会開催も計画している。」「▲袰下山周辺地域での住民説明会がスタート=上有住・坂本自治公民館」「2010年04月24日付 1面」

 

▼すみた議会だより:第124号 平成21年〔2009年〕1月25日|住田町議会 http://www.town.sumita.iwate.jp/chousei/gikai/back.htm
 →▼PDF(p.11) http://www.town.sumita.iwate.jp/chousei/gikai/koho/No124/all.pdf#6
▽「地域課題で話し合う :住民と議員との懇談会」「平成二十年度「住民と議員との懇談会」は、〔2008年〕十一月五日から二十七日まで、十七自治公民館・十六会場で開かれ、たくさんのご意見や要望のほか、議員に対するご提言をいただきました。主な項目について要約して報告いたします。」
▽「■母衣下山の開発計画は/ 両向公民館/ (1)林業日本一を掲げている
が、他の産業振興策は。/ (2)清流米は販路で苦労している。今後の対応は。/ (3)今後の母衣下山の開発計画はどうなるのか。/ (4)議会中継の視聴率はどうか。再放送をしてほしい。/ (5)三木の経営状況はどうか。/ (6)都市部は病院が多い。地方こそ公病院が必要だ。」

 

▼08気仙この1年 総集編|東海新報〔2008年12月31日〕
 →▼Dr.Carrasco: 08気仙この1年総集編〔2009年1月2日〕 http://doctoralcarrasco.blogspot.jp/2009/01/08.html
▽「08気仙この1年 総集編(東海新報 〔2008年〕12月31日)/ 米国発金融危機に端を発した世界的な経済不況、燃油の乱高下、北京五輪福田首相の辞任と麻生政権誕生など、国内外とも大きく揺れた平成20年〔2008年〕。/ 気仙地方も合併をめぐる活発な論議、盛況の「海フェスタ」、大船渡市民待望の文化会館完成、高校・小学校統合、生活・産業基盤整備の進捗、二億円宝くじ殺人事件の発覚など、激動の一年を閉じようとしている。/ 12カ月の主な出来事を拾った。(文中年齢は当時)/ 〔※略〕/ ■〔2008年〕3月 ◇県立高校再編による統合で、大船渡農、大船渡工、広田水産の三高で最後の卒業式が行われた。 ◇国道283号仙人峠道路・滝観洞インターチェンジ(IC)が開通し、住田町と釜石、遠野両市間のアクセス時間が短縮。 ◇東北地方整備局が、広田湾沖に津波観測も可能なGPS波浪計を設置。 ◇第39回全国高校バレーボール選手権大会初出場の大船渡女子が、3回戦に進出。沖縄代表に0―2で敗れたものの、ベスト16入りの大健闘。 ◇太平洋セメント(株)は、大船渡工場の原料石灰石の確保を目的に〔住田町〕上有住の袰下山周辺での新規鉱山の開発計画を発表。 ◇世界遺産登録を目指す平泉の黄金文化を支えた、陸前高田市竹駒町の玉山金山の歴史的価値を再認識し、観光開発につなげようと遺跡活用推進協議会が発足。/ 〔※略〕」

 

▼PDF:休猟区の指定:平成20年10月31日 告示第740号|岩手県 http://www3.pref.iwate.jp/webdb/view/outside/s19Kenpo/kenpoFile.download;jsessionid=38654FCF97BF97813191B5B20D0FEEC2?fileId=s19Kenpo-o-14FCE&fileName=%25E5%2591%258A%25E7%25A4%25BA740.pdf
 ▼例規集:「き」 https://www3.e-reikinet.jp/iwate-ken/d1w_reiki/index_007.html
▽「岩手県告示第740号/ 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(平成14年法律第88号)第34条第1項の規定に基づき、次のとおり休猟区を指定した。/ 平成20年〔2008年〕10月31日/岩手県知事 達増拓也
▽「〔No.〕15/ (1) 名称: 住田町袰下山・秋丸休猟区/ (2) 区域: 気仙郡住田町地内の国道340号と町道二度成木船作線との交点を起点とし、起点から国道340号を南西に進み主要地方道遠野住田線との交点に至り、同点から同主要地方道を北に進み町道新切新田線との交点に至り、同点から同町道を東に進みさらに北に進み町道新田赤羽根線との交点に至り、同点から同町道を北東に進み気仙郡住田町と遠野市の境界との交点に至り、同点から同境界を東に進み町道船作秋丸線との交点に至り、同点から同町道を南東に進みさらに南西に進み町道二度成木船作線との交点に至り、同点から同町道を南に進み起点に至る線に囲まれた一円の区域/ (3) 存続期間: 平成20年〔2008年〕11月1日から平成22年〔2010年〕10月31日まで」

▼PDF:岩手県|第10次鳥獣保護事業計画書〔2007年3月/2010年10月〕 http://www.pref.iwate.jp/download.rbz?cmd=50&cd=28634&tg=5
▽「第10次鳥獣保護事業計画書/ 平成19年4月1日から平成24年3月31日まで5年間/ 平成19年3月/平成22年10月(変更)/岩手県
▽「第二 鳥獣保護区、特別保護地区及び休猟区に関する事項」「3 休猟区の指定」「(2) 休猟区指定計画/〔※略〕/ 〔年度:〕20〔平成20年度〕/ 〔休猟区指定所在地:〕住田町/ 〔休猟区名称:〕住田町袰下山・秋丸 / 〔指定面積(ha):〕1,658/ 〔存続期間:〕20.11.1~22.10.31 /〔※略〕」

 

▼い|野鳥とホームページ http://utajiroo.web.fc2.com/new_page_450.htm
▽「2008年9月4日 イヌワシ、岩手、住田町上有住地区周辺に4カ所の営巣地

 

岩手県 - 第38回環境影響評価技術審査会〔2008年07月28日〕 http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?of=1&ik=0&pnp=14&cd=12425

 →▼PDF:第38回 岩手県環境影響評価技術審査会会議録 http://www.pref.iwate.jp/download.rbz?cmd=50&cd=12425&tg=3
▽「会議結果のお知らせ/ 1 開催した会議の名称 第38回岩手県環境影響評価技術審査会/ 2 開催日時 平成20年〔2008年〕7月9日(水曜日)午前10時00分から午前11時50分まで/ 3 開催場所 岩手県庁12階講堂/ 4 議事等 (1)大船渡工場次期原料山開発事業 環境影響評価方法書について/ (2)その他(事務連絡)/ 5 傍聴人数 一般 なし/ 報道 1人/ 〔※以下略〕」

▽※「大船渡工場次期原料山開発事業」の「方法書」の審査記録。議事録冒頭で、環境アセスメントにおける希少動物(イヌワシ)の取り扱いについて議論されている(報道されることで、人が押しかけ、さらには希少動物が捕獲される(盗採)等の危険が及ぶ可能性もある)。結果、審査会の議事録では、議事中に種名が出た場合も、「希少動物」に置換して議事録を公表する、というかたちをとっている。

 

▼すみた議会だより:第121号(平成20年〔2008年〕4月25日)|住田町議会 http://www.town.sumita.iwate.jp/chousei/gikai/back.htm
 →PDF(p.7) http://www.town.sumita.iwate.jp/chousei/gikai/koho/No121/all.pdf#4
▽「3月定例議会」「一般質問/水野英哉議員」「■ほろし山開発計画を問う」「太平洋セメント(株)の次期鉱山として「袰下山」の開発が有望となっている。/ 一、開発計画の概要と規模を示せ。/ 二、住民理解や環境保護などの課題をどう捉えているか。その対策はどうか。/ 三、この事業に対し町としても積極的、主体的に取り組むべきと考えるが町の基本的姿勢を示せ。」
▽「■地域振興に期待/ 町長〔多田欣一〕: 太平洋セメント(株)では、セメント原料用石灰石の確保を目的に、袰下山周辺に新規の鉱山を開発したいという計画を持っており、石灰石工場に露天採堀切り場が造成されるとともに、採堀に伴い発生する表土などの堆積場が設置されると聞いている。縦杭底部に杭内破砕プラントが新設され、石灰石は長距離ベルトコンベアで運搬される計画で、規模は環境アセスメント調査後に再度検討される予定。/ 懸念される環境への影響として、気仙川支流の水質、地下水、鳥獣保護に係る動植物生態系への影響などが考えられ、環境保全の見地から環境影響評価方法書を作成して、岩手県へ提出し意見を求めるという形になっている。会社では〔2008年〕三月下旬以降に公告縦覧する予定で、内容は事前に説明会を開催して住民に説明すると聞いている。/ 町としても周辺住民の生活環境への影響などに配慮がされ、必要な措置が講じられて地域振興につながる事業計画と思われるので、出来る限りの協力をして行きたいと考えている。」「〔写真:〕△太平洋セメント(株)の次期鉱山として計画されている袰下山」

 

▼岩手・住田で新鉱山開発へ/太平洋セメント〔2008年03月25日〕|河北新報 http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080326t32016.htm
 →▼セメント〔No.135:2008/05/03〕 - とはずがたりな掲示板 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038577774/135
 →▼太平洋セメント株式会社|日本の鉄道貨物・物流ターミナルの研究 http://butsuryu.web.fc2.com/taiheiyo-cement.html
▽「太平洋セメント(東京)は、大船渡工場(岩手県大船渡市)で生産するセメント原料の石灰石採取のため、岩手県住田町上有住地区で新鉱山の開発に着手することを決め、〔2008年3月〕25日までに町に計画を示した。2014年〔平成26年〕の生産開始を目指す。/ 新鉱山の予定地は、住田町上有住袰下(ほろし)山(587メートル)周辺の約300ヘクタール。同町世田米と大船渡市日頃市町にある計3カ所の既存鉱山の北西約5キロに位置する。社有地、町有地、その他私有地などがほぼ3分の1ずつ占めている。既に県条例に基づく環境影響評価の手続きに入っており、〔住田〕町役場と大船渡工場で資料の公告、縦覧を始めた。/ 土地買収や一連の手続きが終了後、早ければ10年〔平成22年〕に開発に着手する。総事業費は数十億円から100億円。生産量は既存鉱山3カ所の合計分とほぼ同じ年間約300万トン。埋蔵量は100年分を見込む。/ 既存鉱山3カ所はいずれも今後約10年以内に資源枯渇が予想され、新鉱山確保が必要になった。3カ所の従業員約70人は新鉱山に移行する。/ 大船渡工場は「環境に配慮し、地元の理解を得ながら開発を成功させたい」と話す。」「135 :荷主研究者:2008/05/03(土) 18:12:02」

▼住田に新鉱山計画/太平洋セメント〔2008/03/25〕|岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080325_3
 →▼住田に新鉱山計画/太平洋セメント〔2008/03/25 岩手日報〕 - 47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/CI/200803/CI-20080325-00051.html
▽「セメント業界最大手の太平洋セメント(本社東京都中央区明石町、資本金695億円、鮫島章男社長)は、住田町上有住袰下(ほろし)山(587メートル)に新規鉱山の開発を計画、環境影響評価を経て、2014年度〔平成26年度〕の採掘開始を目指す。同社大船渡工場(大船渡市赤崎町)のセメント原料用の石灰石確保が目的で、既存鉱山の資源量枯渇を見据えた対応。総事業費は数10億―100億円に上る見通しだ。/ 開発面積は約277ヘクタールで石灰石の採掘場表土などの堆積(たいせき)場を設ける。直径6メートル、深さ約300メートルの立て坑坑内破砕プラントも設置し、既存鉱山までの約5・4キロをベルトコンベヤーなどでつなぐ。/ 同社の所有地のほか町有地が約3割、私有地も1、2割程度含まれ、町有地、私有地は買い付ける方針。/ 昨年末〔2007年末〕から開始した環境影響評価環境アセスメント〕は10年度〔2010年度〕で終了予定。その後、工事に着手する。大船渡工場の約100年分の使用量に相当する約3億トンの採掘が可能とみられる。/ 同社は現在〔2008年現在〕、大船渡市日頃市町と住田町世田米の三地区(総称・大船渡鉱山)で採掘を実施。いずれも今後10年間で順次、枯渇が予想される。約70人が雇用されており、袰下山での採掘が始まれば配転する。新規雇用については未定。/ 一方、袰下山はいわてレッドデータブックでAランク(絶滅の危機にひんしている種)に指定されるイヌワシの営巣地で、環境影響評価の結果によっては開発規模が変わる可能性もある。/ 太平洋セメント大船渡工場の藤井茂樹業務部長は「安定的な原料確保ができなければ工場の存続にかかわる。希少猛禽(もうきん)類など環境面に最大の配慮を行い、地元住民の理解を得て開発したい」と話す。/ 多田欣一住田町長は「町民の生活環境への影響などに必要な措置が講じられ、地域振興につながる事業と思われる。可能な限り協力したい」としている。/ 釜石市五葉山イヌワシ研究会の柴田孝会長は「開発と自然保護の両立に向け、協議会を設置して十分議論すべきだ」と訴える。/ ■太平洋セメント大船渡工場の採掘状況とは 大船渡市日頃市町と住田町世田米の長岩、坂本沢、大平〔おおだいら。世田米〕の三地区で採掘中。年間採掘量はセメント原料用石灰石が約210万トン、生コンクリートの骨材などに使う砕石原料が約70万トン。いずれも今後10年程度で枯渇が予想されており、大船渡工場の存続には次期鉱山の開発が急務となっている。」「2008/03/25 00:00 【岩手日報】」

太平洋セメント:住田町に鉱山計画〔2008年3月26日〕 /岩手|毎日新聞 http://mainichi.jp/area/iwate/news/20080326ddlk03020007000c.html
 →▼イヌワシ生息地で鉱山開発〔2008/3/27〕 - Sigh of Horses - Yahoo!ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/g_islands/52512391.html
▽「【太平洋セメント:住田町に鉱山計画 /岩手】/〔2008年〕3月26日12時1分配信 毎日新聞
▽「太平洋セメント(本社・東京)は大船渡市の同社大船渡工場の原料用石灰石を確保するため、住田町上有住地区の袰下山(ほろしやま)(587メートル)に新たな鉱山開発を計画。〔岩手〕県環境影響評価条例に基づき〔2008年3月〕25日、計画の概要や評価手法を示した環境影響評価方法書の縦覧を始めた。しかし、袰下山では国の天然記念物で絶滅危惧(きぐ)種のイヌワシの営巣が確認されており、開発か自然保護かで論議を呼びそうだ。/ 開発面積は277ヘクタール。露天掘りした石灰石を立て坑内のプラントで破砕し、約5キロ離れた既存鉱山にベルトコンベヤーで搬送する。鉱業は取得しているが、3分の2は町、民有地のため買収することになるという。環境影響評価は先行実施しており10年度〔2010年度〕まで予定、14年度〔2014年度〕の採掘開始を目指している。/ 同工場は現在、大船渡市内と住田町内の3地区で石灰を採掘。しかし、10年ほどで枯渇するといわれ、「推定埋蔵量が100年以上」とされる袰下山に白羽の矢を立てた。/ 生息が確認されているイヌワシは一つがいだが、ここ数年は繁殖に失敗している。縦覧場所は同工場など3カ所で、〔2008年〕4月24日まで。/ 同工場の伊藤敏夫総務課長は「専門家とも協議し、生態系の向上や林業振興にもなる対策を講じたい」と強調。住田町の小泉きく子副町長も「雇用や地域振興につながる」と期待。五葉山イヌワシ研究会の柴田孝会長は「環境影響評価をしっかりと行い、そのうえで開発の是非を判断すべきだ」としている。【鬼山親芳】/ 〔2008年〕3月26日朝刊/最終更新:〔2008年〕3月26日12時1分」

 

▼袰下山(ほろしやま)開発〔2008/3/29〕 | 有住情報宅急便 http://white.ap.teacup.com/arisu/117.html
▽「太平洋セメント(株)が袰下山(ほろしやま)周辺で新規鉱山開発を計画していることを発表したそうです。同工場によると百年規模の採掘ができる鉱量が見込まれるといい、採掘した石灰石は、直線で五・五キロ離れた大平鉱山の既設プラントまで長距離ベルトコンベヤーで運搬する予定だそうです。/ 今後、平成二十二年〔2010年〕ごろまで環境アセスメントや各種許認可取得にあたり、その後、開発工事を予定し出鉱スタートは二十六~二十八年ごろ〔2014~16年頃〕を見込んでいるそうです。/ 父親から聞いた話だと採掘は二度成木〔ふたなぎ〕方面からするような事を言っていました。自分のイメージでは新切〔にぎり〕側と思っていたので予想外でした。自然・環境破壊が心配ですが、どのような形で開発が進むか注目したいです。もしかしたら100年後は袰下山が無くなって新切と坂本が歩いて行ける距離になるかも知れませんね。そう言えば、昔、のぶみ君とそう言う話しをしていたのを思い出しました。」

 

▼PDF:太平洋セメント 環境報告書 2004 http://www.ecosearch.jp/pdfdata/thys0400.pdf
▽p.26:「コミュニケーション活動の状況」「鉱山の緑化活動」「また、岩手県にある袰下(ほろし)鉱山では、石灰石の採掘を休止した後、緑化を行いました。岩肌の露出した道路掘削法面にヤマハギ、イタチハギ、トールフェスク等の種子の吹付工(客土、厚層基材)を行い、5年5期に及ぶ工事が03年〔2003年〕に終了しました。この間の植生面積は46,200m2にも及んでいます。」「〔写真:〕緑化前/ 緑化後」

 

 

▽▽希少動物:

▼いわてのイヌワシ岩手県環境保健研究センター|岩手県
 http://www.pref.iwate.jp/~hp1353/shizen/inuwashi/top.htm
 →▼イヌワシの紹介 http://www.pref.iwate.jp/~hp1353/shizen/inuwashi/introduction.htm
▽「<岩手県内の分布> 岩手県では約34つがいの営巣が確認されており、ほとんどが北上山地に生息しています。また、つがいの生息が観察されているが巣が発見されていない場所がいくつかあり、さらに、まだ未確認の営巣地もあると考えられます。/ 現在、イヌワシの営巣が確認されている市町村は、久慈市、葛巻町、岩手町、岩泉町、盛岡市宮古市、山田町、花巻市遠野市大槌町釜石市西和賀町奥州市一関市住田町大船渡市です。なかでも岩泉町には約8つがいが知られており、イヌワシが最も多くすんでいる市町村です。岩泉町のイヌワシ繁殖地の一部は天然記念物に指定されています。/ 奥羽山地の営巣地は岩手県内では1か所のみですが、秋田県側には数か所の営巣地があり、そのイヌワシは県境をまたいで岩手県側にも行動域を有していると考えられます。/ まだ営巣地を持っていない若いイヌワシは、広い範囲を移動していると考えられています。そのため、営巣地の知られていない市町村でもイヌワシが見られる可能性は大いにあります。」

岩手県住田町におけるイヌワシの狩り場環境のポテンシャル評価 | 文献情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/201102229135721732
▽「著者:原科幸爾 (岩手大 農)、澤野雄矢 (みちのく銀行)、高柳茂暢 (アジア航測)/ 資料名:農業農村工学会東北支部研究発表会講演要旨集 巻:53rd ページ:32-34/ 発行年:2010年」

 

日本野鳥の会 : プレスリリース 2011.01.18 http://www.wbsj.org/activity/press-releases/press-2011-01-18/
▽「日本野鳥の会三重と(財)日本野鳥の会太平洋セメント株式会社に対し絶滅危惧種イヌワシ保全のため三重県いなべ市の藤原鉱山新鉱区の計画を見直すことを要請しました」
▽「日本野鳥の会三重(事務局:三重、代表:平井正志)、と財団法人日本野鳥の会(事務局:東京、会長:柳生博、会員・サポーター数約5万1千人)は、〔2011年〕1月18日、太平洋セメント株式会社に対して、三重県いなべ市における藤原鉱山およびその周辺の新鉱区の採掘計画について、絶滅の恐れがあり国の天然記念物に指定されているイヌワシ保全のため、計画の見直しを求める要請書を提出しました(別紙1)。また環境省文化庁経済産業省いなべ市三重県に対し、本件に関する太平洋セメントへの助言と指導を求めました(別紙2~6)。/〔※略〕」
▽「表 イヌワシ生息地における近年の開発計画」「事業の名称: 大船渡工場次期原料山開発事業/ 県: 岩手/ 地域: 住田町/ 開発主体: 太平洋セメント大船渡工場)/ 結果・状況: 環境影響評価準備書/ 終結時期: 〔空欄〕」(※他事業は略)

 

▽▽文献ノート(イヌワシ

イヌワシ関係資料(岩手のイヌワシに関する資料一覧)|いわてのイヌワシ岩手県環境保健研究センター|岩手県 http://www.pref.iwate.jp/~hp1353/shizen/inuwashi/reference.htm

▼論文:由井正敏・関山房兵・根本 理・小原徳応・田村 剛・青山一郎・荒木田直也「北上高地におけるイヌワシ Aquila chrysaetos 個体群の繁殖成功率低下と植生変化の関係」(「日本鳥学会誌」54巻(2005)第2号)〔※全文PDFあり〕|日本鳥学会 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjo1986/54/2/54_2_67/_article/-char/ja/
▽※共著の関山房兵 氏は岩手イヌワシ研究会会員。

▼論文:由井正敏「〔総説:〕北上高地イヌワシ Aquila chrysaetos林業」(「日本鳥学会誌」56巻(2007)第1号)〔※全文PDFあり〕|日本鳥学会 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjo/56/1/56_1_1/_article/-char/ja/

▼シンポジウム「野鳥の保護は農林業共存可能か」(日本鳥学会2006年度大会)|日本鳥学会 http://ornithology.jp/osj/japanese/katsudo/taikai/2006Morioka/symposium.html
▽報告: S-1:由井正敏上高地イヌワシ林業」(※前掲「日本鳥学会誌」56(1) 掲載論文の原型)、S-2:山浦悠一・加藤和弘「人工林の林分構造とランドスケープ構造が鳥類群集に及ぼす影響」、S-3:東 信行「偶然から必然へ ~偶然成り立つ野鳥との共生~」、S-4:呉地正行「冬期湛水田におけるガンカモ類との共存」、コーディネーター:東 淳樹。 ※各報告ペーパー、PDFリンクあり

▼東北森林管理局|イヌワシと森の生きものたち|北上高地のニホンイヌワシ生物多様性保全を目的とした等高線方向列状間伐 http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/syo/sanrikutyubu/torikumi/hogokanrijigyou/kisyouyaseidousyokubutusyu_hogokanrijigyou_syoukai.html

 

 

▽▽その他(鉱山・鉱物):

太平洋セメント株式会社|日本の鉄道貨物・物流ターミナルの研究 http://butsuryu.web.fc2.com/taiheiyo-cement.html

 

▼196) 岩手県住田町世田米鉱山|鉱物採集―関東甲信越の鉱床・鉱物― http://www32.tok2.com/home2/jfukano/FIELD-GUIDE-2_6-196.html

▼住田町奥新切 松森鉱山(1)〔2012-08-04〕|ReSilverStory http://resilverstory.blog.fc2.com/blog-entry-281.html
▼住田町奥新切 松森鉱山(2)〔2012-08-04〕|ReSilverStory http://resilverstory.blog.fc2.com/blog-entry-282.html
▼住田町奥新切 松森鉱山(3) ~柘榴石~〔2012-08-04〕|ReSilverStory http://resilverstory.blog.fc2.com/blog-entry-283.html
▼玉山金山~玉の湯・標本整理~〔2012-09-25〕|ReSilverStory http://resilverstory.blog.fc2.com/blog-entry-284.html

 

▼鉱山事業所リスト#2(東北編)|K氏の資料室|日本の金属鉱山 http://www.miningjapan.org/mine/datacell_k/list2.html
▽「2bb,岩手県気仙郡/尿前(shitomae)」「2bb,岩手県気仙郡住田町火の土(?)/火の土/〔※略〕」「2bb,岩手県気仙郡住田町字大平/大船渡鉱山大平地区/〔※略〕」「岩手県気仙郡住田町世田米字子飼沢30番地16 (国道397号線に接する大股川の左岸側子飼沢地内栗木沢国有林・旧盛街道沿い)/栗木/〔※略〕」「2bb,岩手県気仙郡住田町世田米字田の上/世田米/〔※略〕」「2bb,岩手県気仙郡住田町大洞 (上有住(kami-arisu)駅北東裏側)/大洞/〔※略〕」

▼K氏の資料室|日本の金属鉱山 http://www.miningjapan.org/mine/datacell_k/
▽「このページは、 Kさんのご厚意により、提供された鉱山事業所リストを掲載させていただいているものです。このリストは、氏が国内外の鉱山を現地探訪された記録でもあります。」「<参考文献>日本地方鉱床誌・日本鉱産誌・日本の鉱床総覧・関東南部の渓流・新岩手県鉱山誌など、その他の書誌。」「地名は整理の都合上、市町村合併以前の郡名、字地名を含みます。また、表示されている稼行会社名は、現在の社名と異なるものもあります。最近10年程度以内まで稼行した、又は歴史上の重要稼行鉱山,地質構造などと月産粗鉱量,概略3百トン以上での企業操業をした所を中心に尋ねています。敬称略。」

 

▼餅鉄百科|参考文献〔岡田広吉「岩手県釜石鉱山周辺産の餅鉄」(1968年)〕 http://www.konnodenki.com/souken/mochitetu/kanren/sankou3.html
▽「「岩手県釜石鉱山周辺産の餅鉄」 岡田広吉/ 『地学研究』第19巻 第10号 1968」 「2.餅鉄の産状/ 文献に記載されている餅鉄の産地は、第1図に示した岩手県釜石市栗林町、同橋野町および同気仙郡住田町上有住あるいは下有住(位置的に旧上有住村と思われる)であり、別に諸鉄鉱地の渓間とも記載されている。これらの地名は漠然としているが、何れも釜石鉱山内の諸鉄鉱床の下流側に位置している。/ 本文で述べる餅鉄は、釜石市橋野町沢および大平小屋付近で採集した。〔※略〕」

▼餅鉄百科|参考文献〔岡田廣吉「北上山地の製鉄」〕 http://www.konnodenki.com/souken/mochitetu/kanren/sankou4.html
▽「「北上山地の製鉄」 岡田廣吉/『みちのくの鉄』 アグネ 1994」 「五、餅鉄について/ 昭和三十年〔1955年〕夏、釜石市橋野町沢檜川上流の大平小屋で地元の方から円礫状の磁鉄鉱を提示されたのが、餅鉄と筆者の出会いであった。その時は簡単に磁鉄鉱の円礫と片付けたが、紹介の価値を認めて昭和四二年〔1967年〕秋に再び同地を訪れ、沢檜川と橋野川の合流点付近の畑で餅鉄を採集してその鉱物学的性質を検討し、餅鉄に「べえてつ」と振り仮名を付けて報告した。もちろん、ここでは餅鉄を円礫状磁鉄鉱(以下では磁鉄鉱礫と略記する)の地方名と認識していたのであって、その後の調査で釜石市洞泉では「ばふん鉄」、岩手県気仙郡住田町下有住では「おも石」と呼んでいることを知った。」
▽「『大島高任行実』〔大島信蔵 編、1938年〕に収録された餅鉄関係史料には磁鉄鉱礫の外に、この餅鉄を原料に在来製鉄法で製鉄した餅鉄と、高炉で生産した餅鉄が存在し、後二者の餅鉄を用途で見ると刃物類なら鋼、農具や小銃なら延鉄、大砲なら銑鉄を推定できるので、自身〔自信〕もなく、一括して「鉄の餅鉄」と仮称したことがある。森嘉兵衛先生は岩鉄(磁鉄鉱)原料の高炉銑を「もち鉄」と規定し、四振の餅鉄在銘刀を紹介した(森嘉兵衛先生は昭和四八年〔1973年〕十一月一日、釜石製鉄所で開催のタタラ研究会〔たたら研究会?〕における特別講演で「最近、もち鉄をべえ鉄といっている方がいるようですが、どうもべえ鉄の方が本当らしい」と延べ、自ら餅鉄の読み方をべえ鉄に訂正された)。そうすると、餅鉄在銘の刀剣とは高炉銑で刀の鋳物を作り、脱炭と鍛錬を行なった製品だろうか。これは考えられない。当時は高炉銑を原料に延鉄も製造しているから、銑卸しの方法で鋼も製造したのだろうか。確証もなく一抹の不安を抱きながらも、餅鉄在銘刀の素材を高炉銑の銑卸しによる鋼であろうと報告したこともある。」
▽「現地を歩くと、釜石砂小渡と遠野市比内高炉跡には昭和三十年代〔1955~65年〕まで普通の鉄鉱石とは別に餅鉄が山積みされていたというし、気仙郡住田町 栗木高炉では大正年代〔1912年~〕に入っても江刺市古歌葉〔こがよう〕の餅鉄を原料鉱石に使用したという情報が得られた。餅鉄を産出する釜石市栗林町には、餅鉄を貫目単位で買い上げた安政六年(1859)付の『餅鉄通』があり(故三浦加禄氏提供)、文久山高炉でも古歌葉の餅鉄を桝目単位で買っていた。つまり、釜石鉄鉱山地域と古歌葉の餅鉄は高炉の原料鉄鉱石に使用されたほど多量に産出したところに大きな特徴を見出すのであって、かつ鉱石名にも餅鉄の呼称を適用していたのである。」

▽※岡田広吉(岡田廣吉)には論文「餅鉄(磁鉄鉱礫)に関する研究」上・下(「地学研究」28(1)-(3), 28(10)-(12), 1977年)、「東北の高炉遺跡(史料)」(「日本金属学会会報」13(9), 1974年)などがある。