住田町の「山」(その1):西部〜南部地域

岩手県気仙郡住田町(すみたちょう)の「山」「山岳」について(その1)。

▽住田町にある「山」について、住田町の山について、ブログ「あかりんの岩手低山奇行」さんの山行記録をキーにWeb上の情報をクリップする。

▽この(その1)エントリーには、住田町域の西部〜南部に存する以下の山々を収める; 大鉢森山鷹ノ巣山(たかのすやま)蛇山(へびやま)判官山(はんがんやま)生出山(おいでやま)叶倉山(かのくらやま)大平山(おおだいらやま)

 →▼住田町の「山」(その0):もくじ - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2016/09/13/000000

 →▼住田町の「山」(その2):中央部地域 http://atimus.hatenablog.jp/entry/2016/09/13/020000
 →▼住田町の「山」(その3):北西部〜北部地域 http://atimus.hatenablog.jp/entry/2016/09/13/030000
 →▼住田町の「山」(その4):北東部〜東部地域 http://atimus.hatenablog.jp/entry/2016/09/13/040000

 

▼あかりんの岩手低山奇行|山一覧のページ:住田町 http://akarin-yama.at.webry.info/201307/article_25.html

▼わたしたちの住田町〔※「山の名前」情報あり〕 http://www1.iwate-ed.jp/tantou/joho/contents/shousya/map/sumita_map/sumita_map.swf

 

大鉢森山(おおはちもりやま*1 732.5m

▽大鉢森山(地理院地図 標高732.5m)。山頂に三等三角点「中ノ森(なかのもり)」732.48mがある*2。住田町の最西域。一関市との境界。南に鷹ノ巣山。西に天狗岩山(一関市)。南東に蛇山。北麓に小牧沢が発して東流、さらに北方に物見山(種山)。北の種山にかけて住田第二牧場(社団法人岩手県肉牛生産公社)があった。(なお、同名の別の大鉢森山(633.6m)*3奥州市・一関市境界にもある。)

▼〔地図:〕大鉢森山 - 気仙郡住田町世田米/山:マピオン電話帳 http://www.mapion.co.jp/phonebook/M07003/03441/L0579667/
▼〔航空写真:〕Googleマップ:航空写真|大鉢森山(住田町) https://goo.gl/maps/f94AqLwp1Vq
▼〔地形図:〕地理院地図|大鉢森山 732.5m(住田町) http://maps.gsi.go.jp/#15/39.135869/141.413162/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

 

▼大鉢森山(住田) 732.9m 2012年5月17日|あかりんの岩手低山奇行 http://akarin-yama.at.webry.info/201205/article_31.html
▽「住田町にある大鉢森山です。大鉢森山という名前の山は、奥州市と一関市の境にもあり、すでに登っています*4。/ 「住田第二牧場」(新しい地図には名前なし)*5の中にあり、放牧時期でなければ車で山頂直下まで行けるだろうと先送りするつもりでしたが、検索してみると、〔7年前の〕2005年4月の「かぬか平さん」の記録*6では、門に鍵がかかっていて入れなかったとありました。鷹ノ巣山と御殿山〔一関市〕の間を通る道路から、大鉢森山から近くまで南下して来ているのにつながっていない牧場内道路に土塁を乗り越えるルートを取られています。同じルートを覚悟はしました。/ 牧場〔住田第二牧場〕は数年前に廃業したようで*7、現在の様子はわかりません。気になってどうしようもないので、夜の偵察に行きました。一応車中泊の準備はしていきました。/ 牧場への分岐は、種山の〔国道397号〕旧道のスノーシェルターの中にありました*8。〔南へ向かう〕途中壊れた門が2つありましたが、どちらも開放され、立ち入り禁止などの看板はなさそうでした。/ 山頂直下までは6キロありました。道は今も整備されているようで、普通車でも走れるレベルでした。/〔※略〕/ 3時45分起床。牧草地から周囲の山々の写真を撮りました。鷹ノ巣山蛇山、原台山〔陸前高田市・一関市〕、判官山(そのうち登る予定)、五葉山愛染山種山〔物見山〕などが確認できました。/ 少し明るくなって、4時15分から山頂めざして登りました。藪の少ない林間、その上の笹原を過ぎ8分で山頂に到着しまいた。山頂には三角点〔三等三角点・中ノ森〕があり、〔山頂標識〕プレートは見当たりませんでした。山頂は展望もありませんでした。やや南に行ったところから、〔一関市の〕蓬莱山、萩ヶ崎山、御殿山が見えました。登った山を同定するのは至福のひとときです。/〔※略〕」

鷹ノ巣山、大鉢森山〔2005.4.24〕|山行記録 by かぬか平|山紀行とブナ http://www2s.biglobe.ne.jp/~kanuka/yama/taka/taka.htm
▽「〔※略〕/ 〔鷹ノ巣山に〕続いて、北にある大鉢森山に登りました。これも「かぬか平の山々」〔現代旅行研究所, 1988年〕*9に載っている山です。実は、今日〔2005年4月24日〕初めに北側〔種山側〕の林道を利用してこの山に登ろうとしたのですが、途中、住田第二牧場入口にゲートがあり、鍵か〔が〕掛かっていて入れませんでした*10。防疫上の理由から立ち入り禁止*11とか書いてありました。〔※略〕/ 先ほどの牧場のゲートがなければ、地図に寄れば〔よれば〕その林道は大鉢森山の近くを経て、今〔車で〕登ってきた〔鷹ノ巣山と御殿山の間を通る〕林道に合流するのではないかと思ったのです。しかし、それらしい道はありませんでした。しかし、地図をよく見れば合流していないので、その林道の終点近くと思われる場所に車を止め*12、歩いてその林道を通って大鉢森山に行こうと思いました。/ その林道は尾根上を通っているので、尾根に向かってみると牧草地になっていました。〔※略〕/ やがて林道は、大鉢森山の麓を大きく回るようにして東側の住田第二牧場から来る道との三叉路に着きました。登山道はないだろうと思っていたので、その三叉路から登りやすい場所を選んで登ることにしました。/〔※略〕/ やがて一番高い場所に着きました。西側は木に覆われて展望はありませんが、西側〔※東側の誤記〕はカヤトの原*13で展望があります。雪がまだ残る台形の五葉山と、その隣の三角形の愛染山が印象的です。原台山の右手前には先ほど登った鷹ノ巣山が見えます。山名を書いた標識はなく、三角点〔三等三角点・中ノ森〕はあるはずですが、草の中に埋もれているのか見つけることは出来ませんでした。/ 〔※略〕」

 

▽参考:(大鉢森山)
義経北行伝説の地を巡る 〜県南編〜〔2013.11.21〕 | イーハトーブログ http://plaza.rakuten.co.jp/machi03iwate/diary/201311210002/
▽「〔※略〕/ 〔源義経は〕 8. 姥石峠(うばいしとうげ)を越え、人首地域からは五輪峠、大森山〔奥州市江刺区〕、さらには物見山〔種山〕などの峰伝いに進んだそうです。(道の駅種山ヶ原〔ぽらん〕にはお土産物も揃ってます)/大鉢森山鷹ノ巣山などの険しい山々の尾根を辿り、生出山〔おいでやま〕を下って大木の多い/ 9. 判官山(はんがんやま)に来たと伝えられています。/〔※略〕」

 

 

鷹ノ巣山(たかのすやま*14) 791.7m

鷹ノ巣山地理院地図 標高791.7m)。山頂に二等三角点「鷹ノ巣(たかのす)」791.69mがある*15。住田町の南西端。一関市との境界。東に蛇山。南西に御殿山(一関市)。北に大鉢森山。北斜面に外ナガドロ沢、内ナガドロ沢を擁し、篠倉沢へと流れる(篠倉沢は蛇山北方で北流し大股川へ合流する)。また、一関市側には砂鉄川が源流する。南斜面に萱農場(有限会社萱農場)がある。

▼〔地図:〕鷹ノ巣山 - 気仙郡住田町世田米/山:マピオン電話帳 http://www.mapion.co.jp/phonebook/M07003/03441/L0579971/
▼〔航空写真:〕Googleマップ:航空写真|鷹ノ巣山(住田町) https://goo.gl/maps/5AMnkh5ySc92
▼〔地形図:〕地理院地図|鷹ノ巣山 791.7m(住田町) http://maps.gsi.go.jp/#15/39.109134/141.421616/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

 

鷹ノ巣山 792.0m*16 2012年4月15日|あかりんの岩手低山奇行 http://akarin-yama.at.webry.info/201204/article_35.html
▽「4月というのにポカポカ陽気の暑さでかなり疲れていましたが、ここまで来て鷹ノ巣山に登らずに帰るわけにはいきません。この山で東磐井地方*17の山をすべて制覇したことになる*18からです。/ 御殿山〔一関市大東町〕と道を挟んで反対側にあります。牧草地を登り、稜線に出て、あとは一関市と住田町の境を歩きました。〔鷹ノ巣山の〕山頂に向かって延々と土塁がありました。いつ作られたのかは知りませんが、壮大な工事であったと推測されます。疲れた体に、ズボズボはまる春の雪は大変でしたが、車道から27分で山頂に到着しました。/ 三角点〔二等三角点・鷹ノ巣〕、「山」の標石*19がありましたが、意外にも〔山頂〕プレートが見当たりませんでした。/ やっちゃん日記の写真〔2009年11月撮影〕にある放置された牧柵〔ぼくさく〕*20は全く同じ状態でした。2年以上経つのに何の変化もないようです。/ 帰りはショートカットし、砂鉄川*21源流〔鷹ノ巣山の南東斜面〕を経て車に戻りました。砂鉄川は、たたら製鉄など東磐井の文化*22に深くかかわっている川であり、その源流を今日のこの日に見ることができたのは、何かの因縁なのでしょう。/〔※略〕」

鷹ノ巣山〔2009/11/21〕|やっちゃん日記・山行記録集 http://suuko.at.webry.info/200911/article_8.html
▽「■鷹ノ巣山/ ・山行日 2009年11月15日(日)曇り/ ・所在地 岩手県一関市、住田町境界/ ・標高 792.1m*23/ 阿原山〔奥州市江刺区・一関市の境界〕から鷹ノ巣山までわずかな距離なのだが、間にある天狗岩山〔一関市大東町〕を大きく迂回する必要がある。〔※略〕今度は〔岩手〕県道10号〔江刺室根線〕*24を北上して種山高原方面へ向う。上ノ山〔一関市大東町中川上ノ山〕から右の林道*25へ入って鷹ノ巣山へ向う。県道10号から約7.7km地点、峠を過ぎて少し下った左カーブの牧草地が登り口になる。/ 15:20分 牧草地入口出発/ GPSで確認してみると、鷹ノ巣山は牧草地の奥に見えるピークの右奥にあるらしい。ピークの右に見えているなだらかな尾根が山頂かもしれない。牧草地は放牧利用されていないらしく、牧柵で仕切られてはいない。草地を300mも登ると牧草地は終わる。雑木林の中を右寄りに進むと土塁が現れる。土塁と並んで古い牧柵がピークに向って伸びている。〔※略〕/ 15:40分 鷹ノ巣山山頂到着/ 雑木林の中の山頂に到着する。展望の無い小山の上に二等三角点〔点名:鷹ノ巣〕があった。三角点のそばには、航空写真測量の目印として使ったらしい、支柱の付いた板が倒れている。三角点の近くには、「山」の文字が刻まれた柱石もある。尾根の上には境界見出標〔みだしひょう〕があるので、境界杭*26なのだろう。山頂まで登山道らしい踏み跡は無かったが、コース目印の赤テープはある。〔※略〕/ 牧草地入口→20分→鷹ノ巣山山頂/〔※略〕」

鷹ノ巣山、大鉢森山〔2005.4.24〕|山行記録 by かぬか平|山紀行とブナ http://www2s.biglobe.ne.jp/~kanuka/yama/taka/taka.htm
▽「鷹ノ巣山は「かぬか平の山々」〔現代旅行研究所, 1988年〕に載っている山です。〔岩手〕県道10号〔江刺室根線〕を南下して、上の山地区〔一関市大東町中川上ノ山〕からの林道に入ります。鷹ノ巣山近くで駐車出来そうな場所と、登りやすそうな場所を探していたところ、鷹ノ巣山から西に延びる尾根で道が大きくカーブする付け根付近に止める場所があり、そこから笹の道が上に延びているように思えたのでそこに止め、笹の所を歩き始めました。/ 道があるようでしたが、藪でした。それでも数十mで牧場に出られました。そこから左に牧草地の丘を登って行きます。振り返るとかぬか平*27の向こうに栗駒山*28が見えます。丘に登り、鷹ノ巣山の方向を定めてそちらに向かいました。/ 牧場の端に畑があり、その向こうはカヤトの原〔茅戸の原〕です。林に入るところに踏跡がありました。〔※略〕/ 着いた山頂には新しい二等三角点〔点名:鷹ノ巣〕がありましたが、山名標識は全くありませんでした。展望も木に囲まれていてよくありませんでした。/〔※略〕」

 

▽参考:(鷹ノ巣山
▼「遠野物語拾遺17(懸想)」〔2010-12-06〕 : 不思議空間「遠野」 -「遠野物語」をwebせよ!- http://dostoev.exblog.jp/15112265
▽「〔※略〕 鷹は鍛冶の神でもあり、この遠野の小友町に鷹巣という地名がある事も、古来から小友町が採掘の地でもあったからなのであり、秦氏の関係が根付いている証であるのだと思う。ただ現在「鷹巣」という地名は失せてしまったが、やはり小友町〔遠野市〕に隣接する住田町側に鷹ノ巣山があり、この地も古来から採掘や鍛冶が盛んな地でもあった…。」

 

 

蛇山(へびやま*29) 750.5m

▽蛇山(地理院地図 標高750.5m)。山頂に三等三角点「南雄峰山(ミナミオバチヤマ)」750.48mがある*30。「南オバッチ山」の通称があるという。住田町の南西域。一関市との境界。西に鷹ノ巣山。北東に判官山。東に生出山。南東に内野峠(うちのとうげ)を擁し、蛇山牧場がある。そのさらに南東に原台山(はらだいやま、894.7m。陸前高田市・一関市境界)。また北斜面には広沢が発して西流し、篠倉沢に合流する。なお、山頂の東方約1.4kmの内野峠に、四等三角点「内野(うちの)」703.99mがある*31

▼〔地図:〕蛇山 - 気仙郡住田町世田米/山:マピオン電話帳 http://www.mapion.co.jp/phonebook/M07003/03441/L0575875/
▼〔航空写真:〕Googleマップ:航空写真|蛇山(住田町) https://goo.gl/maps/gj4oB92CRZ12
▼〔地形図:〕地理院地図|蛇山 750.5m(住田町) http://maps.gsi.go.jp/#15/39.110133/141.450026/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

 

▼蛇山 750.9m 2012年4月14日|あかりんの岩手低山奇行 http://akarin-yama.at.webry.info/201204/article_29.html
▽「一関市の山でなく突然住田町の山です。もちろん理由はあります。/〔※略〕/ ならいつかは登るのだからと、住田町の蛇山に登っておくことにしました。一関市と住田町の境界に車を置き、ここから境界沿い作業道?を鞍部〔あんぶ〕まで進み、そこから北に方向をかえ、雪の林間を歩きました。木のまわりは解けていますが、多いところでは20cm程度の積雪がありました。/ 13分で山頂に到着しました。三角点〔三等三角点・南雄峰山〕は発見できず、プレートもありませんでした。/ 〔※写真:〕蛇山(蛇山牧場から)/〔※略〕」

▼蛇山〔2013/05/07〕|(-。-) ボソッ http://bacchus51.blog45.fc2.com/blog-category-134.html
▽「〔※略〕/ 蛇山牧場〔一関市大東町*32の柵の前に車を停めて、どこから〔蛇山山頂へ〕登ろうか思案します。藪の薄そうなところと考えて、柵の脇から突入。が、ちょっと藪を突き抜けて、林に入ったら藪が途切れ、するりと手前のピーク到達。ここからは笹薮で、踏み跡の判別ができませんでしたが、とにもかくにも上へ。ところどころにピンクのリボンがあるなとたどったら、リボンのあるところには境界石がありました。/ どうやら蛇山牧場の境界のようです。/ その境界石に沿って、ガサゴソとこの辺が蛇山山頂と思われるピークに着き、これが三角点かと思ったら、これも境界石。はてな?と周りを見渡してると、西側にやたらと目印がついている場所を発見。そこが三角点〔三等三角点・南雄峰山〕のある場所でした。/ 残念ながら、山頂プレートはなく、記念写真を三角点で撮って、帰ろうとしたら誰かが書いた落書き発見。/〔※略〕/ ここから次の目的地、五葉山付近に行くのですが、地図を確認して愕然・・・ そのまま林道〔住田町道落合蛇山線、篠倉沢林道?〕を住田側に下れば、すぐ盛街道〔国道397号〕。住田側から来れば、どう考えても2時間ほどで来れるはず。来るときに高速〔東北自動車道〕を使って水沢〔水沢IC〕で降り、一関の大東側からここへ3時間かかって到着。めちゃめちゃ遠回りしとるじゃないですか。/〔※略〕」

 

▽参考:(蛇山)
▼蛇山牧場と内野峠〔2003/09/04〕|サイクリングトーク http://www.cyclingtalk.net/touring/sight/56.html
▽「住田町と大東町をむすぶ篠倉沢林道*33野峠*34蛇山牧場があります。内野峠と蛇山牧場からは周辺の山々を一望することができます。/ 篠倉沢林道はダート林道ですが、〔一関市側から〕内野峠と蛇山牧場へは全面舗装の大規模林道〔基幹林道川井住田線〕が通っているほか、舗装済みの町道も通っているのでロードバイクや乗用車でも安心して登ることができます。」

▼PDF:基幹林道 川井住田線位置図(3) 「木地山・中川区間」延長10.6km*35岩手県 http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/015/270/kawaisumita3.pdf

▼ツーリングレポート:第4弾 極良!岬ダート 岩手遠野周辺林道ツーリング|Bike★Special http://bikespecial.web.fc2.com/Touring87-04.html
▽「〔※略〕/ 〔陸前高田市から〕R340で住田町へ向かい、コンビニでジュネーブ協定遵守のおにぎりとお茶の朝食を取る。途中よりR107→R397と道を変え、落合の集落より篠倉沢林道へと突入することにする。0.7kmの舗装路を進み、木地山集落〔住田町〕*36の篠倉沢に架かる橋を渡ると篠倉沢林道の始まりだ(写真左)。篠倉沢沿いの林の中を快調に進めば、起点より1.3km地点に右に分岐する道が現れるが行止 りである。水溜りは多いが、比較的フラットな路面が続き、4.1km地点ではY字に道が分かれる(写真右)。右側の道には「篠倉沢林道」の看板が出ており篠倉沢沿いに道が伸びているので間違えそうだが、実は行止りで本線は左に延びた道である*37。ここから道は広沢*38沿いを進むことになる。/ 6.2km、6.9km地点に左の分岐が確認できたが、どちらもゲートがあり進入できない。それ以外、途中には鉄製の巨大な流水管が放置された広場が現れるぐらいで特筆すべき景色は見られない。その後蛇山牧場に入り、一気に視界が開ける(写真左)。少々ジャリ深のダートを一気に駆け上ると、道は一旦舗装路となり、野峠へと到着する(写真右)。ここで道は二手に分岐するが、右は県道10号〔江刺室根線〕まで抜ける舗装路であり、左は篠倉沢林道本線となる。〔※略〕」

▼岩手の大規模林道を走る01 〜川井住田線 木地山・中川区間〜〔2015-09-25〕|空と雲とハスラーと… http://hustler2002.blog.fc2.com/blog-entry-142.html
▽「岩手の北上山地を南北に縦断する、過去に緑資源機構が施行した「〔基幹林道〕川井・住田線」と「八戸・川内線」の2つの大規模林道。基本的には、道路は全線舗装で、道幅も広く走りやすい。今夏、この2路線を走破したので、ご覧ください。/ まず第1回目は「川井住田線」の「木地山・中川区」です。/ なお、この画像は、今回紹介する路線の起点〔一関市〕にあった標柱です。〔※写真:「起点/林道川井住田線」の文字が見える〕/〔※略〕/ そして、動画がこちらです。 https://www.youtube.com/watch?v=8UmPoStExoI / また、大規模林道〔舗装道路〕の終点から住田町の国道397号線交点までの林道*39を走行した映像も併せてご覧ください。/ 一関市大東町をスタートします。/〔※略〕/ この路線〔舗装道路〕はここで終了ですが、次なる区間へ向かうため、一度来た道へは戻らず、林道をひた走ることにします。住田方面へ進みます。/ 路面は荒れ気味でしたが、まあ、走れないこともない。ジムニーだったら楽勝でしょう。ハスラーはやはりタイヤがあれですね。林道走るには心許ないですね。/ 鬱蒼とした森の中を走ります。倒木なんかもあったりして、なかなかワイルドな雰囲気。/ 綺麗な渓流を横目にトコトコ走ります。/ 無事に林道を抜け、住田町の国道397号線旧道〔大股川〕へ出ました。/ 〔※略〕」

→▼〔動画:〕ハスラーで岩手の大規模林道を走る01 〜川井住田線 木地山・中川区間〜〔2015年7月中旬撮影〕 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=8UmPoStExoI

▼ロックイーグル|北東北ドライブ・ツーリングレポート|大規模林道南部(2)2014年10月12日:蕨峠-国道340号-国道107号-国道397号-大股-篠倉沢林道-蛇山牧場-萱農場-大東町中川(木地山・中川区間) http://rockeagle3.web.fc2.com/turingrepo/iwate/20141012rindou/index2.htm
▽「〔※略〕/ 〔国道107号から〕国道397号に入ってからトンネルが連続するがあえて旧道を〔西へ〕走ってみる。大股川に沿って蛇行する道だ。/旧道から国道397号に合流、大股地区公民館がある。裏の方には学校〔校舎〕が見える。(たぶん廃校)*40/ 〔さらに西へ進み〕篠倉沢林道入口。/後ろ〔写真の奥〕に見えるのは橋は国道397号の道*41を新しくを作っている。/ 篠倉沢ぞいの林道を〔南へ〕走る。もちろんダートです。/ 分岐点があります。左折方面は大東町へと書いていました。右折方向は通行止め。/ 左折します。/少しずつ標高を上げていきます。/蛇山牧場だと思います。/ 舗装道路に出ました。右折します。左折は大原方面。/少し進んで、振り返ると道路標識があります。/室根山〔岩手県一関市室根町〕が見えます。東磐井では一番目立つ山です。/いい道路です。/ T字路にぶつかります。右折方面へ進みます。/少し進んで振り返ると道路標識があります。先ほど走った道〔舗装道路〕は公団幹線林道〔基幹林道川井住田線〕です。/萱農場〔一関市大東町〕があります。/〔※略〕/ 集落に出ます。ここが大規模林道〔川井住田線〕の入口〔起点〕になります。(一関市)大東町中川 新城集落です。/〔看板には〕「大規模林道/川井・住田線/木地山・中川区間/施工・森林開発公団」と書いてあります。/川井・住田線というより川井・大東線じゃないですか? 木地山ってどこ?と2万分の1地図で探したら住田町の大股地区、篠倉沢林道の入口あたりで地図上は集落になっている。しかし人家は無かった。/ ここから沖田方面(県道10号〔江刺室根線〕)へ行きます。」 ※経路の写真多数。

▼川井・住田線 木地山・中川区間|大規模林道|林道評論センター http://www.geocities.co.jp/nourindou/daikibo/kijiyama.html

▼南三陸滝見隊|広沢の滝〔2012/07/02〕 http://takimitai.blog.fc2.com/blog-entry-230.html
▽「住田町の種山にある広沢の滝2本です。/ 広沢は篠倉沢の支流になります。広沢と言えば「広沢大滝」。近くには〔篠倉沢の〕雄滝・雌滝があってこちらの方が名が売れてますけど、広沢大滝は無名とはいえ、威風堂々ビッグな滝で圧倒的存在感を誇ります。大きさだけなら雄滝・雌滝が束になっても敵いません。広沢大滝は既に小隊長がUPしてますから、今回はその下流にある滝をご覧にいれます。/〔※略〕」

▼南三陸滝見隊|広沢大滝 3〔2014/08/26〕 http://takimitai.blog.fc2.com/blog-entry-666.html

▼南三陸滝見隊|篠倉沢の3滝〔2015/09/15〕 http://takimitai.blog.fc2.com/blog-entry-818.html

▼ハイキングさ あべじゃ 別館:雄滝雌滝〔2014/12/31〕 http://blog.livedoor.jp/tomozoh1003/archives/19705020.html
陸前高田に「きてけらっせぁ。」^^〔2011/8/29〕 - バイクであちこち行きたいなぁ〜 http://blogs.yahoo.co.jp/fudo32255/29346469.html
賀曽利隆 ON THE ROAD|カソリの林道紀行(35)東北編(その6)〔2010/11/23〕 http://kasori.blog25.fc2.com/blog-entry-1330.html

 

 

判官山(はんがんやま*42) 729.9m

▽判官山(地理院地図 標高729.9m)。二つのピークがあり、一方に三等三角点「判官山(はんがんやま)」729.85mがある*43、もう一方のピークに四等三角点「離森(はなれもり)」740.75mがある*44。住田町の南西域。陸前高田市との境界。東麓を岩手県道246号(世田米矢作線)が南北に走る。南東に生出山。東南東に県道246号を挟んで叶倉山。南西に蛇山。南方に原台山(陸前高田市・一関市境界)。北方を大股川が東流する。

▼〔地図:〕判官山 - 気仙郡住田町世田米/山:マピオン電話帳 http://www.mapion.co.jp/phonebook/M07003/03441/L0582885/
▼〔航空写真:〕Googleマップ:航空写真|判官山(住田町) https://goo.gl/maps/g4viDbvs1YN2
▼〔地形図:〕地理院地図|判官山 729.9m(住田町) http://maps.gsi.go.jp/#15/39.129844/141.473286/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

 

▼判官山 730.4m 2012年5月20日|あかりんの岩手低山奇行 http://akarin-yama.at.webry.info/201205/article_36.html
▽「判官山は住田町にあります。なかなかアクセスは困難そうな山です。山歩きを始めたころから、気になっていた山ですが、到底登ることは無理と思っていました。しかし経験を重ねるうちに、「登れない山」ではなくなってきました。時期的にはそろそろ難しくなってきましたが、敢行しました。/ 〔2012年〕5月17日の早朝に大鉢森山(住田町)から〔東方に〕、判官山を見ることができました。南北に長い稜線が連なり、南東には先日登った生出山〔おいでやま〕があります。/ 最高点は750m等高線に囲まれた2つのピークですが、地図に判官山と書かれているのは北側の730.4m〔※現在は729.9m〕の三角点(三等、判官山〔はんがんやま〕)、そして南側にも741.4m〔※現在は740.8m〕の三角点(四等、離森〔はなれもり〕)があります。/ なお日本山名事典*45によると、標高は750m等高線のピークのうちの北側が山頂であり、陸前高田市と住田町の境界の山となっています。/ 判官とは、義経、源判官九郎義経のことらしく、義経北行伝説と関係がある山です。〔※略〕」
▽「「判官山」は検索すると義経のからみでいくつかヒットしますが、登頂したという記録は発見できません。地元の人に、「昔は炭焼きで登ったが、今は無理だ」と制止されたという記事も見かけました*46。ならばいっそう登頂意欲がかきたてられます。/ 季節を選べば、〔南東の〕生出山の林道(たぶん平滑沢林道と合流)から縦走できる可能性がありますが、折壁峠岩手県道246号世田米矢作線〕*47の通行可能時期に限られます。東側の折壁地区〔住田町世田米〕*48から537m点を経ての直登は標高差480mあり、これだけの藪こぎは至難の業でしょう。西側〔の〕広沢*49沿いの林道からは緩斜面で積雪期なら楽そうですが、林道が走れません。蛇山牧場から稜線伝いの破線の道はその存在自体が不明です。/ 南側、大松沢陸前高田市〕沿いの林道(原台山〔一関市、陸前高田市〕につながる)から分岐する破線の道*50は、Googleの写真で明瞭に写っており、山頂まで行けそうです。どこまで車で入れるか次第ですが、南側の平滑沢の林道(多分生出山の林道につながっている)が通行禁止だったので、同様に通行禁止の可能性が高いと思われます。/ 偵察はしていないので、最初から片道5キロ程度の林道を歩く覚悟で出かけました。道の存在すら不明な稜線を延々と藪こぎするよりは、安全・確実と思われます。/〔※略〕/ 山頂には1時間35分で到着しました。山頂からの展望はありません。青白のプレートと藪山集団〔藪山登山家集団〕*51の比較的新しそうなプレートがありました。/ 麓の集落に義経北行伝説に関する「判官山」の案内板*52があるらしいのですが、さすがに山頂には何もありませんでした。当時は林道もなかったわけですが、どうやって山々を行脚したのでしょうか。/ 〔※略〕」

▼判官山 750m(729.9m) 2017年4月16日 あかりんの岩手低山奇行/ウェブリブログ http://akarin-yama.at.webry.info/201704/article_25.html

 

▽参考:(判官山)

▼判官山|義経北行伝説 http://homepage2.nifty.com/Shinobu/yositune/hanganyama/index.htm
▽「■判官山/住田町世田米/〔※略〕/ 何しろ相手は「山」ですから、建物が残っている訳でもなく、車のナビを目安に、途中で地元の方に聞きながら山〔判官山〕を探しました。/ で、おそらく「この山であろう」と写真を撮ったのですが、合ってたのかな?? 山の麓の集落の一件〔一軒〕のお宅にお住まいのおばあさまが、判官山に詳しいと聞いて訪ねてみたのですが、残念ながらお留守で話を聞くことはできませんでした・・・。/ ナビで確認すると、判官山のちょうど真横にいる感じになりました。そこから見えたのが上の〔写真の〕山。でも、これが本当に判官山なのかどうか、さっぱり分かりません(おい)。地元の方に話が聞ければ良かったのですが・・・。」
▽「〔※案内板写真〕/■伝説義経北行コース看板/ 北行コースの随所にこの看板を見ることができます。/ 『〔■伝説義経北行コース〕/ 悲劇の名将と世にうたわれた源九郎判官義経は、兄の頼朝に追われ、文治五年(1189年)四月、平泉の高舘において三十一歳を一期として自刃したが、短くも華麗だったその生涯を想い、”義経は、その一年前にひそかに平泉を脱出し、北をめざして旅に出た”という伝説を作りあげたのである。/ 世にいう「判官びいき」であろう。/ その伝説の一つに”平泉を脱出した義経主従が、その途中、この判官山で野宿した。/ 姥石峠から大鉢森山、鷹ノ巣山などの険しい山々の尾根を辿り、出生山を下って、大木の多い判官山(判官林*53)に来た”と伝えられている。/ 判官山は、大股橋*54を渡って西南へ二十分ほど歩いたところにある。』」 ※現地説明板写真より書き起こし。

岩手県 - 清流気仙川の名所 http://www.pref.iwate.jp/engan/sumita/26802/26902/index.html
▽「【義経北行伝説】/ 「義経が平泉衣川館で藤原泰衡に襲われ、妻子を手にかけ自害」これってホント?。 NHK大河ドラマ源義経」の放映で義経ブームが興っていますが、その義経の最期は?。平泉で死んだはずの義経、しかし江刺、住田、遠野、釜石、川井、宮古….青森…竜飛、そして蝦夷地へ点々と、義経の逃避行の伝説が残っています。この気仙川流域である気仙地方(住田町・陸前高田市・大船渡市)と遠野は古代から金の産地として知られており、平泉の黄金文化を支えてきましたが、この産金地を辿るように義経は北に向かって行きました。気仙川の上流域、住田町には次の三箇所に義経主従の伝承が残っています。/ 朝方の快晴も束の間、深い山並みからは次々と雲が湧き上がってきます。〔※写真:判官山〕」

義経夢の会|月例・義経北紀行伝説の史跡地探訪の旅 第2弾 http://yoshitune.webcrow.jp/
▽「■<月例・義経北紀行伝説の史跡地探訪の旅 第2弾>/ 日時:〔2016年〕8月17日(水)/ 企画・プロデュース 義経夢の会ツアー企画委員会」
▽「〔※略〕/ 11:00 ・・判官山(九郎山)*55通過/ ※義経北紀行旅のコースは、源休館→銚子山(356m)→兄和田→人首峠→米里地区→五輪峠(1558m)→峰づたいに歩き、物見山〔種山〕(870m)→姥石峠→五葉川添いに南下→鉢森山(733m) 〔→〕鷹ノ巣山→蛇山(751m)→内野峠(658m)→山の峰道を歩いて麓へ下り→生出山(771m)→判官林*56→住田町の大股橋を渡り(当時は橋は無かっただろう)→折壁地区→判官山に至るコースを歩いてきたと思われる。/ ※折壁地区〔住田町世田米〕にたどり着いたところで日が暮れてしまったので、判官山(当時の山名は何と呼ばれたのかは不明)で野宿したのだと云う。/この言い伝えは、この地の古老・菊池千里氏が所蔵する古文書に記さ〔れ〕ている。古文書は万延二(1861)年の日付。その古文書によれば、北の方(良子御前)が産気づいた為に数泊留まったと云う。/ ※判官山は、現在、原生林が鬱蒼と林立していて、立ち入る隙間もないが、当時は低い草木だけが生い茂っていたと云う。場所は住田町大股にあり、国道397号線の右手にある。標高730m。/〔※略〕」

義経静御前・二人の「その後」: 各地に残された生存伝説は何を語るのか - 今泉正顕 - Google ブックス https://books.google.co.jp/books?id=ar4qBQAAQBAJ&lpg=PT149&ots=XphNgRJ797&dq=%E5%88%A4%E5%AE%98%E5%B1%B1%20%E4%BD%8F%E7%94%B0%E7%94%BA&hl=ja&pg=PT149#v=onepage&q=%E5%88%A4%E5%AE%98%E5%B1%B1%20%E4%BD%8F%E7%94%B0%E7%94%BA&f=false
▽「■九郎判官にちなんで九郎山(黒山)、判官山が各地にある/〔※略〕/ 〔源義経一行は〕姥石峠から、標高733メートルの大鉢森、標高571メートルの鷹ノ巣山を越え、判官山で野宿したらしい。判官山は黒山とも呼ばれていたが、これも九郎義経の九郎が黒山という名称になり、その後判官山になったらしい。/ 古文書には昔から判官山と記載されている。現在の気仙郡住田町(旧・世田米町)にある小高い山だ。/ ここから葉山を経て赤羽根峠を越えて上閉伊郡に向かう。八百年前は道らしい道はなかったという。途中葉山というところに「判官手掛けの松」と呼ばれる有名な松がある。」

源義経死なず(東北に残る義経の足跡)|サッカー・旅・歴史ミステリ・千葉県白井市紹介等 http://www.dab.hi-ho.ne.jp/namahage/mistery/mist_forth5.htm
▽「(9)判官山/ 源休館を出発した義経一行は、人首・五輪峠と北東に向かい、種山・姥石峠と南下します。そこから大鉢森山・鷹ノ巣山を越え、東に向かい蛇山・内野峠と来て、そこから2キロ北へ進んだ辺りで日が暮れてしまいました。そこは気仙郡住田町大股地内。標高200メートルほどの山で、大木の茂る林があったので、野宿をしたといいます。そこは現在、判官山判官林、または黒山九郎山)と呼ばれているそうです。」

義経=ジンギスカン説 - 義経北行伝承地 - Weblio辞書 http://www.weblio.jp/wkpja/content/%E7%BE%A9%E7%B5%8C%3D%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%B3%E8%AA%AC_%E7%BE%A9%E7%B5%8C%E5%8C%97%E8%A1%8C%E4%BC%9D%E6%89%BF%E5%9C%B0
▽「■判官山岩手県気仙郡住田町/ 判官山(別名黒山)九郎の転化と思われる。野宿しながら険しい山を越えたと伝承。慶長10年〔1605年〕に書かれた宮古判官稲荷縁起に「黒舘」との記載がある。」

▼生出山 684.5m 2012年5月5日|あかりんの岩手低山奇行 http://akarin-yama.at.webry.info/201205/article_11.html#comment
▽〔コメント欄:〕「■〔※略〕 それから、生出山の北西にある判官山も気になる山ですね。地図を見ると山頂付近まで道があるようですし…。/ あらし 2012/05/06 21:38」 「■〔※略〕 判官山への道は、〔南側の〕大松沢沿いの原台山に通じる林道から分岐していますが、全行程を歩かないといけないのではと思います。片道2時間でしょうか。/ あかりんだよ 2012/05/07 06:56」

 

 

生出山(おいでやま*57) 683.8m

▽生出山(地理院地図 標高683.8m)。山頂に三等三角点「生出山(おいでやま)」683.81mがある*58。住田町の南西域。陸前高田市矢作町との境界。東に折壁峠(岩手県道246号世田米矢作線*59)を擁し、東北東に県道246号を挟んで叶倉山。北西に判官山。西に蛇山。南南西に原台山(陸前高田市・一関市境界)。

▼〔地図:〕生出山 - 気仙郡住田町世田米下大股/山:マピオン電話帳 http://www.mapion.co.jp/phonebook/M07003/03441/L0577688/
▼〔航空写真:〕Googleマップ:航空写真|生出山(住田町) https://goo.gl/maps/t7KtGd3fozH2
▼〔地形図:〕地理院地図|生出山 683.8m(住田町) http://maps.gsi.go.jp/#15/39.110300/141.492856/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

 

▼生出山 684.5m 2012年5月5日|あかりんの岩手低山奇行 http://akarin-yama.at.webry.info/201205/article_11.html
▽「〔生出山は〕陸前高田市住田町の境界にある山です。折壁峠岩手県道246号世田米矢作線〕*60が通行可能になったらすぐに峠から稜線伝いにと考えていましたが、時期を逸してしまいました。/ 〔2012年〕5月2日の夜、赤坂峠に行く前に夜の偵察。途中、〔陸前高田市の〕生出川*61沿いに「あかがねやま〔銅山〕」の看板*62を見つけたので撮影しておきました。/ 峠〔折壁峠〕付近に〔西の〕生出山〔おいでやま〕方向への林道を発見しました。夜でしたが、走ってみると、山頂東側の鞍部付近まで達していました。ここで車中泊するのは夜半からの大雨の予報ですので土砂崩れの危険がありやめました。/〔※略〕/ 〔2012年〕5月5日の早朝に〔生出山へ〕登りました。林道には大雨の影響は見られませんでした。鞍部稜線に出て、すぐに山頂に到着しました。三角点〔三等三角点・生出山〕と青白プレートがありました。最近、青白プレートの書体が達筆系ものも見かけるような気がします。/ 樹間に原台山、叶倉山などが見えました。叶倉山もアプローチが大変そうな山です。いずれは登ることになりますが…。/〔※略〕」
▽〔コメント欄:〕「■生出山に登るとすれば、折壁峠から稜線伝いのルートと考えていましたが、そういう林道があったんですね。私もその林道を利用して登ってみたいと思います。ありがとうございます。/ それから、生出山の北西にある判官山も気になる山ですね。地図を見ると山頂付近まで道があるようですし…。/ あらし 2012/05/06 21:38」 「■生出山の林道は普通車でもなんとか走れると思います。/ 判官山への道は、〔南方の〕大松沢沿いの原台山に通じる林道から分岐していますが、全行程を歩かないといけないのではと思います。片道2時間でしょうか。/ あかりんだよ 2012/05/07 06:56」

 

▽参考:(小出山)
▼日詰-気仙沼断層の露頭〔2009/07/02〕|追憶の南部北上|mkawa の地質ブログ(川村信人) http://www.sci.hokudai.ac.jp/grp/mkawa/mkawa_web/kawamura/geol_blog/kitakami/5e9be5f3ef1a54c6103b610da2a540c53d63ebd5.html
▽「〔※略〕/ 上の写真は,陸前高田市と住田町の境にある生出峠〔折壁峠〕*63から北方〔住田町側〕を見たものです.いつ頃撮ったものなんでしょうか?ちょっとすぐには分かりません.ここがデジタルじゃない不便さというか.(^^;/ で,〔写真の〕真ん中を〔北に〕走る沢筋(折壁川〔折壁沢?〕*64,だったかな?)がきれいなリニアメント〔線状模様〕*65になっているのがお分かりと思います.その向こうを左右に走る谷が大股川ですが,それを越えたところにもはっきりリニアメントが続いています./ これが永広昌之さんの研究*66で有名な大規模な左横ずれ断層,『日詰-気仙沼断層』です./ この峠道,今はおそらくコンクリートで覆われてしまってると思いますが,この写真を撮った当時は,日詰-気仙沼断層がもろに見えていました./〔※略〕」

▼246 世田米矢作線(その1 住田町世田米大股〜陸前高田市矢作町的場)|県道生活@いわて http://f48.aaacafe.ne.jp/~iwalife/246setamai-yahagi/seta-yaha.htm
▽「折壁峠越えあり/〔岩手県道〕246 世田米矢作線(その1 住田町世田米大股〜陸前高田市矢作町的場)/ 起点 住田町世田米大股/ ↓ 折壁峠/ ↓ 陸前高田市矢作町三の戸/ ↓ 陸前高田市矢作町木戸口/ 終点 陸前高田市矢作町袖野/ 実延長 17,782.6m/ 走行日 2003.5.10/ ・概要・ 住田町世田米と陸前高田市矢作町を結ぶ県道。どちらかというと、矢作町のための道路かも。折壁峠冬季閉鎖。」
▽「○走行記/ 〔写真:〕大股小学校跡/ 国道397号線の大股〔住田町〕から旅を始める。大股にはかつて小学校〔住田町立大股小学校〕があったが廃校になってしまった。廃校からそれほど時間が経っていないのから、生々しく学校の雰囲気は残っている〔※現在は大股地区公民館〕。/ 〔写真:〕大股郵便局*67付近/ 県道〔246号〕は小学校から少し〔西へ〕離れた場所から分岐している。たぶん今の国道〔340号〕の旧道だったんだろうという道筋。狭いけど民家がある。そんな状況。大股郵便局の旧局舎は見る価値あり。/ 〔写真:〕折壁橋*68にて/ 道筋はだんだん不安になってくる。橋が見えてくると、本格的に世田米矢作線。大船渡地方振興局お得意の「この先折壁峠前後幅員狭小のため、バス・大型車等は国道340号・世田米を経由することをおすすめします。」そんな看板もある。/ 〔写真:〕折壁橋を眺める/ 心細い道が始まる。集落は少々あるものの、ほんとに少々。やがて1.5車線程度になり、峠道に。/ 〔写真:〕折壁峠/ サミット〔頂上〕は折壁峠というらしい。手持ちの地図には名前すらない。住田町方面は若干見晴らしが利く。思ったよりは広い場所である。石垣がなんとなく印象的。/ 〔写真:〕陸前高田側ゲート/ 陸前高田にはいると、舗装がイマイチ。決して立派とはいえない。いやいやまんずという感じ。やがてゲートが現れ、ひといきつく。そう、折壁峠は冬季通行止なのである。」

▼原台山〔2006年6月1日〕|やっちゃん日記 http://www5b.biglobe.ne.jp/~yattyann/yattyann_292.htm
▽「〔※略〕/ 岩手県内陸地方から生出小学校〔陸前高田市立生出小学校〕に向かうには、〔A〕一関市大東町から国道343号を陸前高田市に向かうルート。〔B〕奥州市から国道397号住田町へ向い、種山高原を越えて住田町下大股から折壁峠を越えて〔南へ〕向かうルートがあります。今回は折壁峠を越えて向かう事にしました。/ 奥州市から国道397号を〔住田町を経由して〕陸前高田市へ向かう。種山高原にある道の駅「星座の森」〔※「道の駅種山ヶ原ぽらん」の誤り〕から約11.8km〔東へ〕下ると住田町下大股に着く。案内標識に従い丁字路を右折して〔岩手〕県道246号(世田米矢作線)に入り〔南の〕折壁峠へ向かう。折壁峠は幅員は狭いものの全面舗装されている。通れる車はマイクロバスまで、冬季間は通行止めになる。住田町下大股から約12.6kmで生出小学校に着く。/〔※ 略〕」

▼Low-Tech Cycling: ぐるり岩手県南ツーリング〔2009年5月8日〕 http://crank.module.jp/2009/05/blog-post.html
▽「〔※略〕/ ■生出山 国道343号線を大原〔一関市大東町〕から陸前高田方面へ登り、ループ橋を下りすこし東へ進んで県道246号線〔世田米矢作線〕に左折〔して北上する〕。ここは車でも走ったことが無かったのですが、道路沿いの川〔生出川?〕の流れがすばらしくキレイ。各々に名前のついたわき水が沢山あるようで名前の書いてある看板が沢山出てきます。〔※略〕」

▼ライフストーリー(人生経験の物語)を聴く旅路で|清水の湧口(陸前高田市)〔2014/11/10〕 http://lifestory2013.blog.fc2.com/blog-entry-38.html
▽「「震災のFW」を終えて、陸前高田から北上へ向かう。いつも新しい道を通ることを心している運転手としては、今回は陸前高田から住田町の街中を通る〔国道〕340号線ではなく、生出山の山腹を通る〔岩手〕県道246号線〔世田米矢作線〕を行くことにした。立教大学コミュニティ福祉学部が林業体験をしているところで、近くにある「炭の家」がこれまでの本部やコミュニティ福祉学部のボランティアの宿泊施設として使われてきた。道には川沿いの一車線で、人家はしだいに少なくなる。人家が途切れた山間の道をしばらく行くと視界が開け、集落が見えてきて、この道を通る目的の一つだった「清水の湧口」についた。「いわての名水20選」にも選ばれた名水が湧いている。〔※略〕」

▼ピンクの自動車〔2011-10-08〕 - 陸前高田市復幸応援センターブログ http://d.hatena.ne.jp/seinen-shichokai/20111008/1318046561

 

 

叶倉山(かのくらやま*69) 728.2m

▽叶倉山(地理院地図 標高728.2m)。山頂に三等三角点「叶倉山(かのくらやま)」728.21mがある*70。住田町の南域。陸前高田市との境界。西南西に岩手県道246号世田米矢作線を挟んで生出山。北西に同じく県道246号を挟んで判官山。南斜面に発した合地沢(かっちさわ)が東麓を北流し、東北東に合地沢を挟んで犬頭山(いぬがしらやま)、同じく東南東に大平山。北には叶倉沢が発して東流、さらに北斜面に樺山沢源流、その北に石祐山。さらに北方で大股川が気仙川に合流する。

▼〔地図:〕叶倉山 - 気仙郡住田町世田米/山:マピオン電話帳 http://www.mapion.co.jp/phonebook/M07003/03441/L0571096/
▼〔航空写真:〕Googleマップ:航空写真|叶倉山(住田町) https://goo.gl/maps/mk3YHg5kkEu
▼〔地形図:〕地理院地図|叶倉山 728.2m(住田町) http://maps.gsi.go.jp/#15/39.121155/141.520450/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

 

▼叶倉山 728.9m 2012年5月20日|あかりんの岩手低山奇行 http://akarin-yama.at.webry.info/201205/article_37.html
▽「〔叶倉山は〕折壁峠を通る主要地方道246号線(狭い)*71をはさんで、判官山と対峙している山です。先ほど登った判官山や先日登った生出山〔おいでやま〕から樹間に見えましたが、なかなか全容が見える場所がありません。/ この山も、〔地図上では〕山頂付近まで道が書かれていますが、山頂一帯を走る道が、下界と破線の道でしかつながっていないという不思議な状況です。実際はどこかでつながっている可能性はありますが、確認は困難です。/ 〔南斜面に発して北東に流れる〕合地沢〔かっちさわ〕沿いの林道は、山頂南西の牧草地内で破線の道となり、牧草地を過ぎるとまた二重線の道(地図によって表記は異なる)になるので、かなり遠回りですが、ここから登れるのではと思い、先日行ってみましたが、林道が分岐するあたり(168m点)で通行禁止の看板があり、ちょっと行ってみると土砂崩れでした(連休豪雨のあと)。歩けば7-8キロはありそうです。/ 西側〔の岩手県道〕246号の折壁地区〔住田町〕から破線の道があり、600mほど進むと二重線の道になり、山頂方向に向かい、合地沢からの道に近づいています。しかし地図では連結しておらず、100mほどの隙間があります。また破線の道は、先日の偵察で車の通行はできませんでした。Google写真で、このコースを見ると比較的明瞭です。山頂までは4キロ程度と思われます。/ 楽な山だけ登っていてはいけませんので、判官山を下山してからこのコースで挑戦することにしました。/ 〔※略〕/ 山頂直下まで林道を歩き、山頂へは林間、笹藪を経て1時間28分でたどり着きました。山頂からは西側と南側の展望があり、陸前高田の海までうっすら見えました。/ 三角点〔三等三角点・叶倉山〕は藪の中で、すぐに発見できました。〔山頂標識〕プレートはありませんでした。/ 〔※略〕」

 

 

大平山(おおだいらやま*72) 690.6m

▽大平山(地理院地図 標高690.6m)。山頂に二等三角点「千刈山(せんかりやま)」690.64mがある*73。住田町の南域。陸前高田市との境界。北に犬頭山(いぬがしらやま)。西北西に叶倉山。東麓に気仙川と国道340号(高田街道)が並行して南へ向かう。南東に雷神山(陸前高田市)。

▼〔地図:〕大平山 - 気仙郡住田町世田米/山:マピオン電話帳 http://www.mapion.co.jp/phonebook/M07003/03441/L0579768/
▼〔航空写真:〕Googleマップ:航空写真|大平山(住田町) https://goo.gl/maps/swBXFtTeBHG2
▼〔地形図:〕地理院地図|大平山 690.6m(住田町) http://maps.gsi.go.jp/#15/39.107902/141.558602/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

 

▼大平山 691.5m 2012年5月5日|あかりんの岩手低山奇行 http://akarin-yama.at.webry.info/201205/article_12.html
▽「この山〔大平山〕も陸前高田市住田町の境界にあります。各方向から林道がありますが、いずれも山頂からはかなり離れており、アプローチのしにくい山です。/ 北側の658mピーク近くまで林道に続いて破線の道ががのびています。ここから南下するコースを選びました。〔※略〕/ 振り返ると、〔南方の〕氷上山脈、雷神山が見え、陸前高田の町まで見渡せます。ということは高田の街からも、大平山は見えるのでしょう。機会があれば同定してみたいと思います。/〔※略〕/ 〔山頂には〕三角点の代わりに?石柱があり、三角点〔二等三角点・千刈山〕は発見できませんでした。少し離れた場所に文字が消えかけた〔山頂標識〕プレートがありました。赤文字であり、プレートの造りから大万館山〔奥州市*74と同一人物の作品のように思えます。/〔※略〕」

 

 

▽※この記事は、国土地理院Webサイトで公開されている測量成果及び測量記録を使用して作成しています。

 

 →▼住田町の「山」(その0):もくじ - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2016/09/13/000000

 

*1:「大鉢森山(おおはちもりやま)」。山名読みは後掲のホームページ「山行記録 by かぬか平」掲載の読み仮名に従う。「山名: 鷹ノ巣山(たかのすやま)792.1m、大鉢森山(おおはちもりやま)732.9m」とある。 →▼鷹ノ巣山、大鉢森山|山行記録 by かぬか平|山紀行とブナ http://www2s.biglobe.ne.jp/~kanuka/yama/taka/taka.htm

*2:「三等三角点「中ノ森(なかのもり)」732.48m」。大鉢森山の山頂にある。点の記; 「基準点コード TR35841536301/冠字選点番号 基9」「所在地:岩手県気仙郡住田町世田米子飼沢29番地」「順路: 1.自動車到達地点:住田第2牧場入口より南方約5km。/2.歩道状況:扉を通り牧草地を登る。/3.約10分(約100m)/4.三角点周囲の状況:西側マツ林東側は牧草地」(明治43年造標・観測、昭和58年柱石交換) →▼基準点成果等閲覧サービス|三等三角点「中ノ森」732.48m http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/index.aspx?lat=39.13566236949881&lon=141.4132459390617&z=14&did=std

*3:「同名の別の大鉢森山(633.6m)」。奥州市水沢区と一関市の境界にも大鉢森山がある。標高633.6m。住田町から西南西、蓬莱山(奥州市)の西に位置する。 →▼地理院地図|大鉢森山(奥州市http://maps.gsi.go.jp/#12/39.073977/141.249332/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0 「大鉢森山という山名は、蓬来山〔奥州市〕をはさんで東西に二山あるので紛らわしいが、今回登る大鉢森山は蓬来山の西側、奥州市曹洞宗東北総本山・「正法寺」の裏山にあたる場所にある。」 →▼大鉢森山〔2009/08/28〕|やっちゃん日記・山行記録集 http://suuko.at.webry.info/200908/article_14.html 同山(奥州市)の山名読みは岩手日報紙に見える。「〔2012年5月〕22日開業に向け盛り上がる「東京スカイツリー」ブームに合わせ本年度、奥州市水沢区黒石地区で新たな地域おこしが始まる。奥州、一関両市にまたがる大鉢森山(おおはちもりやま)は標高633・6メートルで、スカイツリー(634メートル)とほぼ同じ高さ。同日は市内の登山会が現地でトレッキングを予定するほか、今後は地元自治会が案内板などを整備する。「奥州スカイツリー」を活性化の起爆剤にしようと、関係者は張り切っている。」 →▼(Internet Archive:2012/05/25記録)スカイツリーと同じ高さ/奥州の大鉢森山を新名所に〔2012/05/21〕|岩手日報 https://web.archive.org/web/20120525064811/http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120521_6 なお、奥州市の大鉢森山について「おおばちもりやま」とルビを振る例もある。 →▼PDF:VIEW POINT発見ツアー in 水沢 大鉢森山トレッキング(山歩き)と滝探訪〔2011年10月20日開催〕|奥州市環境市民会議 奥州めぐみネット http://www.city.oshu.iwate.jp/htm/kankyou/pdf/2011.10.20katudo.pdf PDF配布元は、奥州めぐみネットの旧ホームページの活動報告ページ。 →▼奥州環境市民会議 奥州めぐみネット|活動報告|平成23年度の活動(バックナンバー) http://www.city.oshu.iwate.jp/htm/kankyou/siminkaigi_katudo23.html なお、Webサイト「ハイキングさ あべじゃ」に大鉢森山の写真を載せるが、その親ページ「岩手の山」には『再発見 胆江地方から見える山々』(胆江日日新聞社, 2000年)掲載の山と紹介がある。おそらくは奥州市の大鉢森山の写真か。 →▼大鉢森山(H19.5.1)|ハイキングさ あべじゃ http://www17.plala.or.jp/jinsan/yam93oh8mori.html トップページ。 →▼ハイキングさ あべじゃ http://www17.plala.or.jp/jinsan/

*4:「大鉢森山という名前の山は、奥州市と一関市の境にもあり、すでに登っています」。同ブログに山行記録あり。 →▼大鉢森山 633.6m 2011年12月23日|あかりんの岩手低山奇行 http://akarin-yama.at.webry.info/201112/article_64.html

*5:「「住田第二牧場」(新しい地図には名前なし)」。“社団法人岩手県肉牛生産公社 住田第二牧場”(住所:住田町世田米子飼沢30)の跡地を指す。 →▼(Facebook)住田第2牧場跡 https://www.facebook.com/pages/%E4%BD%8F%E7%94%B0%E7%AC%AC2%E7%89%A7%E5%A0%B4%E8%B7%A1/334901986602277 牧場を経営していた岩手県肉牛生産公社の解散は2006年3月。引用記事筆者の訪れた2012年にはすでに存在していない。なお、住田第二牧場は2002年頃からすでに休止状態にあり、岩手県議会の議事録に「住田〔住田牧場(貞任山南斜面)〕、それから住田第2〔住田第二牧場〕につきましては、それぞれ平成9年〔1997年〕、平成14年〔2002年〕から休止した状態になってございます」との答弁がある。 →▼平成18年1月19日 出資法人等改革調査特別委員会会議記録|岩手県議会 http://www2.pref.iwate.jp/~hp0731/iinkaikaigikiroku/1801heikai/180119shussi.html また、牧場跡地は公社解散の翌2007年より、「食品原料契約栽培システム構築研究会」(さいとう製菓株式会社、株式会社八木澤商店、株式会社佐々木組)の栽培実証事業「種山豆類プロジェクト」に利用されていた。次の記事を参照。 →▼岩手県住田町の牧羊業:住田第二牧場 - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2013/01/16/000000#dainibokujou

*6:「2005年4月の「かぬか平さん」の記録」。次のWebページ(後掲)を指す。 →▼鷹ノ巣山、大鉢森山|山行記録 by かぬか平 http://www2s.biglobe.ne.jp/~kanuka/yama/taka/taka.htm

*7:「牧場〔住田第二牧場〕は数年前に廃業したようで」。住田第二牧場を経営していた岩手県肉牛生産公社は、引用記事筆者が訪れる6年前(2006年3月)に解散している。

*8:「牧場への分岐は、種山の旧道のスノーシェルターの中」。“旧道”は、種山トンネルを通らない国道397号の旧道(姥石峠)を指すと考えられる。“スノーシェルター”は未詳だが、分岐はおそらく地図上の次の2点のうちいずれかか。 →▼地理院地図|R397(姥石峠)旧道分岐A http://maps.gsi.go.jp/#16/39.180219/141.389022/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0 →▼地理院地図|R397(姥石峠)旧道分岐B http://maps.gsi.go.jp/#16/39.181832/141.392605/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0 また次のWebページの写真も参照。 →▼「峠道」を訪ねて Vol.9 『一関市 越路峠 奥州市 姥石峠 住田町 荷沢峠 遠野市 界木峠 笛吹峠』〔2012年11月16日〕 - 南三陸気仙沼を体感!“来て見て浜ライン” https://blog.goo.ne.jp/akazara_boy/e/686011eef00a47715e6f28084b910daf

*9:「かぬか平の山々」。書籍。日本山岳会岩手支部 編、佐藤敏彦 監修『かぬか平の山々 :秘境北上山地を歩く』現代旅行研究所(地域研究叢書)、1988年。 →▼Amazon.co.jp https://www.amazon.co.jp/dp/4874820247 →▼かぬか平の山々 : 秘境北上山地を歩く (現代旅行研究所): 1988|書誌詳細|国立国会図書館サーチ http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001951556-00

*10:「住田第二牧場入口にゲートがあり、鍵か掛かっていて入れませんでした」。住田第二牧場を経営していた岩手県肉牛生産公社の解散は2006年3月。引用記事筆者の訪れた2005年にはまだ公社が存続していた。

*11:「防疫上の理由から立ち入り禁止」。家畜の防疫のため。たとえば、2000年に九州南部・北海道の、2010年に宮崎県の畜産業に大きな打撃を与えた口蹄疫(家畜伝染病)がある。 →▼「口蹄疫」についてのノート(その三):2000年の口蹄疫について - ilyaの日記 http://d.hatena.ne.jp/ilya/20100524/1274677034

*12:「その林道の終点近くと思われる場所に車を止め」。大鉢森山の南方約2.3km、鷹ノ巣山山頂の北西、四等三角点「追込坂(おいこみざか)」669.83mの北側にある674mピーク周辺。同Webページに山行ルートを示す地図画像がある。 →▼〔画像:〕鷹ノ巣山、大鉢森山〔2005.4.24〕|山行記録 by かぬか平 http://www2s.biglobe.ne.jp/~kanuka/yama/taka/takamap.gif 地理院地図では次の地点。 →▼地理院地図|674m http://maps.gsi.go.jp/#15/39.115677/141.408334/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

*13:「カヤトの原」。かやと。漢字では茅戸(萱所)を宛てる。「ススキやスゲなど一部のイネ科の植物を総称してカヤと呼び、山中でカヤが広範囲に茂る場所を「カヤト」と呼ぶ。」 →▼カヤトとは|山岳用語 Weblio辞書 http://www.weblio.jp/content/%E3%82%AB%E3%83%A4%E3%83%88 「■かや‐と【×茅戸/×萱▽所】 茅で覆われている尾根や山腹。山村や登山者の間でいう。」 →▼茅戸/萱所(カヤト)とは|コトバンク https://kotobank.jp/word/%E8%8C%85%E6%88%B8-467039

*14:鷹ノ巣山(たかのすやま)」。山名読み、山頂の二等三角点の読み「たかのす(鷹ノ巣)」に従う。

*15:「二等三角点「鷹ノ巣(たかのす)」791.69m」。鷹ノ巣山の山頂にある。点の記;「基準点コード TR25841533301/冠字選点番号 秋11」「所在地:岩手県一関市大東町大原字萱62番1」「自動車到達地点:砂鉄川源流探検隊入口/ 歩道状況:林道、途中より雑木林刈払い道/ 徒歩時間:約40分(約750m)」(明治40年設置、平成23年観測) →▼基準点成果等閲覧サービス|二等三角点「鷹ノ巣」791.69m http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/index.aspx?lat=39.10915019208536&lon=141.42223908787153&z=14&did=std

*16:鷹ノ巣山 792.0m」。後掲する「やっちゃん日記・山行記録集」および「山行記録 by かぬか平」では鷹ノ巣山の標高が792.1mとある。標高数値が異なる原因は不明。なお、その後改測があり、2016年9月現在の地理院地図では鷹ノ巣山の標高は791.7mとなっている。

*17:「東磐井地方」。ひがしいわい-ちほう。旧東磐井郡周辺を指すじゃ。住田町の南西、現在の一関市、奥州市西磐井郡平泉町にまたがる。 →▼東磐井郡 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E7%A3%90%E4%BA%95%E9%83%A1 また、2013年までは「東磐井地方森林組合」が存在した(2014年1月、合併して一関地方森林組合)。 →▼組合概要|一関地方森林組合 http://higashimori7.jimdo.com/%E7%B5%84%E5%90%88%E6%A6%82%E8%A6%81/

*18:「この山〔鷹ノ巣山〕で東磐井地方の山をすべて制覇したことになる」。同ブログによる東磐井の山の登頂記録は次の一覧ページを参照。 →▼テーマ「東磐井の山」のブログ記事一覧|あかりんの岩手低山奇行 http://akarin-yama.at.webry.info/theme/afca16bfc2.html

*19:「「山」の標石」。柱石に「山」の文字を刻む基準点、界標。

*20:「やっちゃん日記の写真にある放置された牧柵」。当該写真は次のブログ記事(後掲)の末尾にある。 →▼鷹ノ巣山〔2009/11/21〕|やっちゃん日記・山行記録集 http://suuko.at.webry.info/200911/article_8.html 次の写真画像。 →▼〔画像:〕 http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/017/548/56/N000/000/001/125876807483616121938.jpg

*21:「砂鉄川」。砂鉄川は岩手県一関市を流れる川。鷹ノ巣山の南東に源流する。 →▼砂鉄川 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E9%89%84%E5%B7%9D 砂鉄川の歴史的意義を考える次の記事がある。 →▼磐井と気仙をつなぐ今泉街道(高橋富雄)〔2007年6月20日〕|みちのく中央磐井歴史物語 http://iwaigaku.com/contents.php?c=chair&p=111&sc=8

*22:たたら製鉄など東磐井の文化」。砂鉄川上流部にある一関市立内野小学校で、「総合学習『〜鉄の文化を知ろう〜 “たたら製鉄”』」がおこなわれている。 →▼砂鉄川たたら製鉄学習館 http://homepage3.nifty.com/tatara/

*23:「・標高 792.1m」。鷹ノ巣山の標高。前掲「あかりんの岩手低山奇行」では鷹ノ巣山の標高を792.0mとしている。標高数値が異なる理由は不明。なお、2016年9月現在の地理院地図では標高791.7m。

*24:「県道10号」。岩手県道10号(江刺室根線)。一関市を南北に走る。 →▼岩手県道10号江刺室根線 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%89%8B%E7%9C%8C%E9%81%9310%E5%8F%B7%E6%B1%9F%E5%88%BA%E5%AE%A4%E6%A0%B9%E7%B7%9A

*25:「上ノ山から右の林道」。鷹ノ巣山と御殿山の間を通っている道を指す。一関市大東町中川上ノ山から始まり、両山の間を通過して大東町中川新城の向鞍山(あてぐら-やま)ふもとに出る。また、鷹ノ巣山南麓の萱農場で分岐し、東の蛇山牧場へ向かう基幹林道川井住田線その他と接続する。

*26:「境界杭」。以下のWebページ等参照。 →▼「境界標」とはどういうものなの?/登記・測量の基礎知識|あなたの街の登記測量相談センター -AnaMachi- http://www.to-ki.jp/center/useful/kiso010.asp →▼境界標のいろいろ/境界標の種類、設置例 http://www.geocities.jp/woodychosashi/sub1-3.htm

*27:「かぬか平」。未詳。「かぬか平の向こうに栗駒山」が見えたとしているから、鷹ノ巣山から西方を眺望している。

*28:栗駒山」。Wikipedia; 「栗駒山(くりこまやま)は、山体が宮城県秋田県岩手県の三県にまたがる山である。山頂部は宮城県岩手県の境界になっており、二百名山の一つでもある。/火山噴火予知連絡会によって火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山に選定されている。」 →▼栗駒山 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%97%E9%A7%92%E5%B1%B1

*29:「蛇山(へびやま)」。山名読み、雑誌「山と溪谷」2013年1月号の記事「今年登らないと意味がない! 2013年の山&“蛇”の山」に、「蛇山(へびやま)(750.9m)岩手県住田町」とあるという。 →▼海抜0mから登る「蛇焼山」(平戸市田平町) ……今年の干支の山に登る……〔2013年01月13日〕|一日の王 http://blog.goo.ne.jp/taku6100/e/714b142feaeb40d4fb0ec96304cd04f3 同号の詳細な目次は次のブログにある。 →▼山と溪谷 2013年1月号〔2013年01月19日〕|文太のブログ日記 http://blog.livedoor.jp/buntak2/archives/52300222.html また、次の掲示板投稿にも「へびやま」と読みを添える。 「【運用地】蛇山(へびやま)<三角点;750.9m>」 →▼峠の移動運用専用掲示板〔2010/07/10〕 http://ham7.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=12767306

*30:「三等三角点「南雄峰山(ミナミオバチヤマ)」750.48m」。蛇山の山頂にある。点の記; 「基準点コード TR35841533601/冠字選点番号 基20」「所在:岩手県陸前国気仙郡世田米村字子飼澤/ 俗称 南オバッチ山」「順路:大東町より世田米村字大股に通ずる道路を行くこと二里半にして□□峠〔内野峠?〕に達す 其れより左折 山道を行くこと二十丁 右方高地にあり。」(明治43年造標・観測) →▼基準点成果等閲覧サービス|三等三角点「南雄峰山」750.48m http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/index.aspx?lat=39.11001400937186&lon=141.4503391015991&z=15&did=std

*31:「四等三角点「内野(うちの)」703.99m」。内野峠(うちの-とうげ)の北側のピークにある。点の記; 「基準点コード TR45841532701/冠字選点番号 K昭23」「所在地:岩手県気仙郡住田町世田米子飼沢65番地」(昭和58年新設)。 →▼基準点成果等閲覧サービス|四等三角点「内野」703.99m http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/index.aspx?lat=39.10649043167539&lon=141.46574809436413&z=15&did=std

*32:「蛇山牧場」。蛇山の南東斜面、内野峠の西に広がる。 →▼Googleマップ(航空写真):蛇山牧場 https://goo.gl/maps/hEQYrs9EEaM2

*33:「篠倉沢林道」。住田町の落合(大股川)から蛇山・内野峠を越えて一関市大東町大原に通じる林道(ただし、篠倉沢林道は篠倉沢で行き止まりの林道である可能性がある。その場合、そこからは広沢沿いに分岐する林道(名称不詳。広沢林道か?)が蛇山まで続く林道ということになる)。基幹林道川井住田線および、おそらく「住田町道 落合蛇山線」と重なっている(重用区間)。 →▼林道への案内板|篠倉沢林道 http://www.rindo21.com/touhoku_kita/iwate_sumita/iwate_sinokurasawa/ 東北森林管理局Webページに次の言及がある; 「今回紹介する場所は、大船渡市から遠野市に向かう国道107号を経由し、奥州市方面へ国道397号を約5キロメートル、気仙川支流の大股川から分岐した篠倉沢入口から、篠倉沢林道を進むこと約15分の種山国有林内にあります。/ 篠倉沢に架かる雄滝橋の上流に、岩の隙間から落差5メートルほどの雄滝が見えます。/ また、雄滝橋の手前から左側に分岐した武士水沢(ぶしみずさわ)の入口に落差10メートルほどの雌滝があります。/ どちらの滝も沢沿いに降りないと正面から見ることができないため、林道を車で進んでいると通り過ぎてしまいそうな秘境の滝です。」 →▼東北森林管理局|雄滝・雌滝 http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/introduction/gaiyou_kyoku/annai/midokoro/midokotro_otaki_metaki.html 次のPDFに略地図を載せる。 →▼PDF:「みどりの東北」vol.107〔2015年2月〕|東北森林管理局|林野庁農林水産省 http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/koho/koho_si/pdf/wagasyomeisyo_no107.pdf 配布元は次のWebページ。 →▼広報誌:東北森林管理局 http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/koho/koho_si/ 

*34:「内野峠」。住田町と一関市の境にある峠。おそらく、基幹林道川井住田線、篠倉沢林道、住田町道落合蛇山線などの重用区間。 →▼峠データベース・詳細表示:内野峠岩手県東磐井郡大東町大原/気仙郡住田町世田米/陸前高田市矢作町) http://pdb.the-orj.org/view.php?no=2779

*35:「基幹林道 川井住田線位置図(3)「木地山・中川区間」延長10.6km」。蛇山を中心に置いた地図。蛇山牧場から一関市大東町中川へ向かう林道が赤線で表示されている。PDF配布元は岩手県ホームページ。 →▼(お役立ち)基幹林道川井住田線のお問い合わせ先について|岩手県 http://www.pref.iwate.jp/ringyou/hozen/rindou/015270.html 次のWebページによれば、2009年に開通式がおこなわれている。「平成21年〔2009年〕11月29日、幹線林道川井・住田線開通式に出席。/岩手県川井村から遠野市、住田町を経て、一関市大東町を終点とするこの路線は、昭和51年〔1976年〕からの長い年月を経た地域の皆様の待望久しい林道です。私も早期完成に向けて地域の方々と共に、力を尽くして来た本路線の開通式は、感慨深いものがありました。」 →▼幹線林道川井・住田線開通式に出席〔2009.12.02〕|鈴木俊一ホームページ http://www.suzukishunichi.jp/2009/12/post-45.html なお、「木地山」は住田町世田米の、「中川」は一関市大東町の地名。木地山については後掲註参看。

*36:「木地山集落」。木地山は住田町の地名。「大規模林道川井・住田線:木地山・中川区間」にその名が見え、国土地理院の地図では、大股川の南側、篠倉沢と天望沢の合流地点内側に地名「木地山」を記す。2016年現在、人家はないと考えられる。 →▼地理院地図|木地山(住田町) http://maps.gsi.go.jp/#15/39.145522/141.446722/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0 また、吉田家文書「世田米村絵図」(文政5年前後。金野静一『絵図に見る藩政時代の気仙』収載)でも、篠倉沢と天望沢(同絵図では「万治ヶ沢」)の合流地点内側に「木地山」の文字が見え、集落があったと推定される。なお、次のWebページ引用史料に「気仙木地山」と見える土地が、この住田町の木地山集落を指すか、未詳。「また寛政年間に著された「封内土産考」〔ほうないどさんこう。里見藤右衛門 著〕の「挽物」の項には、『木地挽ハ気仙木地山・刈田熊沢・一ノ迫鬼首等ヨリ出サル』とあります。」 →▼七ヶ宿街道 その1|高倉淳の宮城郷土史 http://takakura.fd531.com/sitigasyukukaidou..html 同文は次のPDFにも引用がある。 →▼PDF:鳴子こけしの誕生:第七回 三土新明会(平成26年10月25日) http://homepage3.nifty.com/bokujinshi/sanndoshinmei/narugo.pdf その他Web上での言及; 「岩手県の内陸部、住田町。大船渡市へと至る国道397号沿いに津付(つづき)という小さな集落があった。/ 近くに木地山と呼ばれる山林があるように、集落の人々はろくろなどの道具で、おわんや盆などの木工品を作る職人「木地師」の末裔(まつえい)。」 →▼消えたまちの記憶(1) ダム中止でも戻れない/せめて語らいの場所を〔2014/5/12〕|日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGKDZO71055470S4A510C1CR0000/ 「木材を粗挽きしたあと、轆轤(ろくろ)などを使ってお盆や、お椀、杓子等を作る職人を「木地屋」とか「木地師」という。木工製品に漆を施して漆器にする、漆職人も木地師の仲間だ。〔略〕 岩手県住田町木地山や琵琶湖西岸の高島市朽木の木地山、愛媛県今治市上木地は、まさに木地屋の里そのものだ。」 →▼「木地屋」地名と小椋さん〔2008-10-02〕|目からウロコの地名由来 http://baba72885.exblog.jp/9843200/

*37:「右側の道には「篠倉沢林道」の看板が出ており篠倉沢沿いに道が伸びているので間違えそうだが、実は行止りで本線は左に延びた道である」。おそらくは篠倉沢沿いに続く右の行き止まりの道が「篠倉沢林道」本道か? 同地点で左に分岐する「本線」と呼ばれている内野峠へと続く道は、篠倉沢林道とは別の林道(広沢林道?)である可能性がある。いずれにせよ住田町道落合蛇山線の一部(重用区間)と考えられる。

*38:「広沢」。ひろ-さわ。広沢は篠倉沢の支流。蛇山の北東、判官山の南西に源して北西に向い、西の雄滝・雌滝から流れ来る篠倉沢と合流する(合流後、篠倉沢は北上して大股川に注ぐ)。なお、四等三角点「広沢(ひろさわ)」655.90mが、蛇山の北、判官山の南西、地図上の広沢源流の北側の峰にある。 →▼基準点成果等閲覧サービス|四等三角点「広沢」655.90m http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/index.aspx?lat=39.121448067115466&lon=141.45677259597636&z=15&did=std

*39:大規模林道の終点から住田町の国道397号線交点までの林道」。町道落合蛇山線、篠倉沢林道、基幹林道川井住田線の重用区間を指す。

*40:「大股地区公民館がある。裏の方には学校が見える。(たぶん廃校)」。旧住田町立大股小学校。2002年廃校、住田町立世田米小学校に統合。正門側の旧正面玄関棟および旧講堂部分は現在、大股地区公民館として利用。2016年現在、公民館裏手には旧大股小の校舎、体育館が残る。住所:岩手県気仙郡住田町世田米字下大股66-1。次のWebページに写真がある。 「〔大股小学校、大股中学校は〕小中併設校でしたが、1984年に中学校、2002年に小学校が閉校になりました。洒落た作りの建物なので、閉校後に立て替えたのかと思いましたが、どうやら校舎として使われたもののようです。」 →▼岩手の廃校|大股中学校 大股小学校 http://haikou.okunohosomichi.net/school/omata.html 東日本大震災後には、被災地ボランティアの無料宿泊施設「災害ボランティアセンター住田町基地」として大股地区公民館が提供された。 →▼ボランティアセンター【住田町基地】、2012年9月30日にて閉所。 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/361342 →▼(Facebook)住田町基地の想い出を集める会 http://www.facebook.com/groups/287784131336720/

*41:「〔写真の〕後ろに見える橋は国道397号の道」。写真に写り込んでいるのは供用開始直前だった一般国道 397号津付道路の「落合大橋(2号橋)」(橋長140.0m)。津付道路は同記事筆者の訪れた2週間後の2014年10月26日供用開始。 →▼岩手県 - 津付道路について http://www.pref.iwate.jp/engan/sumita/27050/index.html 落合大橋の位置は、同ページで配布している次のパンフレット参照。 →▼PDF:津付道路パンフレット「三陸復興/一般国道397号 津付道路/祝開通(平成26年10月26日)」|津付ダム建設事務所 https://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/035/098/pamphlet.pdf#2 なお、落合大橋のたもとには「津付ダム記憶碑」が立てられている。 →▼津付ダムの“記憶”石碑に、地権者・関係者で除幕式/住田町〔2016年3月25日〕|Web東海新報 https://tohkaishimpo.com/2016/03/25/95382/

*42:「判官山(はんがんやま)」。山名読み、三角点の読みに従う。ただし、ブログ「タラ福カタル」は「はんかんやま/判官山」と清音で読んでいる(典拠不詳)。 →▼岩手県住田町の地名 その2|タラ福カタル http://plaza.rakuten.co.jp/tarafukukataru/diary/201105190001/

*43:「三等三角点「判官山(はんがんやま)」729.85m」。判官山の山頂にある。点の記; 「基準点コード TR35841535701/冠字選点番号 基18」「所在地:岩手県気仙郡住田町世田米下大股40林班に小班」「順路: 自動車到達地点:一般県道〔246号〕世田米矢作線三ノ戸部落より林道原台山線を北西へ約9km/ 歩道状況:途中まで市町村境いに小径(幅約1.0m)あり 途中より尾根沿い/ 徒歩時間:約20分(約900m)」(明治43年観測、平成2年更新) →▼基準点成果等閲覧サービス|三等三角点「判官山」729.85m http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/index.aspx?lat=39.1298501377114&lon=141.4734856474555&z=15&did=std

*44:「四等三角点「離森(はなれもり)」740.75m」。判官山山頂の南南東ピークにある。点の記; 「基準点コード TR45841534801/冠字選点番号 K齊7」「所在地:岩手県気仙郡住田町世田米下大股106番地」(平成2年新設) →▼基準点成果等閲覧サービス|四等三角点「離森」740.75m http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/index.aspx?lat=39.121613039432084&lon=141.47978930601607&z=15&did=std

*45:「日本山名事典」。おそらく『三省堂日本山名事典』(2004年初版、2011年改訂版)を指す。編集委員は徳久球雄、石井光造、武内 正。 →▼三省堂日本山名事典 改訂版 http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/dicts/encyc/san_mount_ja_new/index.html 本事典の基礎になったのは『コンサイス日本山名辞典』(徳久球雄、三省堂編修所・編。三省堂, 1978年)。

*46:「「昔は炭焼きで登ったが、今は無理だ」と制止されたという記事も見かけました」。次のブログ記事に同内容の記述がある; 「お父さん曰くは、昔は炭焼きでよく判官山に入っていたが登山道は無く沢登りして入って行った、そうな。よって入山は無理!山は舐めてはいかんとですよ。/「あんだみでぇに、年寄りの話さ耳貸すようなわがもの(若者!)がいっぺぇだったらいいのにやぁ〜。」と私の様な陳客〔珍客〕の来訪を喜んでくれました。」 →▼義経を巡る(源休館〜判官山)〔2009/06/28〕|粗にして野だが卑では無くバイク馬鹿でもない http://46611730.at.webry.info/200906/article_3.html

*47:「折壁峠」。おりかべ-とうげ。岩手県道246号世田米矢作線の峠。生出山の東斜面にある。住田町と陸前高田市の境界。冬期は通行止め。後掲「生出山」セクション参照。

*48:「折壁地区」。住田町世田米字折壁。下大股の地区。「折壁遺跡」「奥折壁遺跡」があるという。 →▼折壁遺跡:遺跡ウォーカー http://www.isekiwalker.com/iseki/89040/ →▼奥折壁遺跡:遺跡ウォーカー http://www.isekiwalker.com/iseki/89039/

*49:「広沢」。判官山の南西、蛇山の北東に発する沢。北西に向かい、篠倉沢に合流して北上し大股川に注ぐ。「蛇山」セクションの註参照。

*50:「大松沢沿いの林道から分岐する破線の道」。判官山の南方に源して南流する大松沢の源流地点から、さらに遡る道。住田町と陸前高田市の境界を経て、判官山山頂まで続いている。地理院地図では次の道。 →▼地理院地図 http://maps.gsi.go.jp/#15/39.119490/141.470733/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0

*51:「藪山集団」。藪山登山家集団(TRIANGLE・POINTS in MORIOKA CITY)。次の記事の「夕日山」セクション註を参照。 →▼住田町の「山」(その3) - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2016/09/13/030000#yuuhiyama

*52:「「判官山」の案内板」。後掲Webページに写真を載せる。 →▼判官山|義経北行伝説 http://homepage2.nifty.com/Shinobu/yositune/hanganyama/index.htm

*53:「判官林」。判官山を指す別名か、未詳。後掲註参照。

*54:「大股橋」。不詳。あるいは、次のWebページ(「生出山」セクションに後掲)で「折壁橋」と呼ばれている橋を指すか。 →▼246 世田米矢作線(その1 住田町世田米大股〜陸前高田市矢作町的場)|県道生活@いわて http://f48.aaacafe.ne.jp/~iwalife/246setamai-yahagi/seta-yaha.htm なお、Web検索すると「下大股橋」が住田町内に存在することがわかる。

*55:「判官山 (九郎山)」。九郎山。現地での通称か。黒山に音が通じるという。

*56:「判官林」。未詳。このWebページ掲載のルートでは、源義経一行は生出山から判官林に至り、そこから大股橋を経て判官山に至っており、「判官山」と「判官林」を別の地名としている。

*57:「生出山(おいでやま)」。山名読み、山頂三角点の読み「おいでやま(生出山)」に従う。また、生出山の陸前高田市側に矢作町生出地区(おいで-ちく)があり、生出川(おいで-がわ)が流れる。 →▼ホーム - 陸前高田・生出地区コミュニティ http://oide-community.jimdo.com/

*58:「三等三角点「生出山(おいでやま)」683.81m」。生出山の山頂にある。点の記; 「基準点コード TR35841533901/冠字選点番号 基4」「所在地:岩手県陸前高田市矢作町字的場97番地9」「自動車到達地点:一般県道世田米矢作線小出峠の車廻し地点/ 歩道状況:峠より尾根沿い 途中より市町村境いに小径(幅約1.0m)あり/ 徒歩時間:約25分(約700m)」(明治43年観測、平成2年更新) →▼基準点成果等閲覧サービス|三等三角点「生出山」683.81m http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/index.aspx?lat=39.11062186684455&lon=141.4930906143463&z=15&did=std

*59:岩手県道246号 世田米矢作線」。始点:世田米大股、終点:陸前高田市矢作町袖野。折壁峠がある。 →▼岩手県道246号世田米矢作線 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%89%8B%E7%9C%8C%E9%81%93246%E5%8F%B7%E4%B8%96%E7%94%B0%E7%B1%B3%E7%9F%A2%E4%BD%9C%E7%B7%9A 次のWebページに紹介がある。 →▼世田米矢作線|県道生活@いわて http://f48.aaacafe.ne.jp/~iwalife/246setamai-yahagi/seta-yaha.htm 走行動画がある。 →▼〔動画:〕【岩手県道】246号世田米矢作線 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=-DkvwLLCWmk

*60:「折壁峠」。おりかべ-とうげ。岩手県道246号(世田米矢作線)にある峠。住田町世田米大股から陸前高田市矢作町袖野をつなぐ県道。冬期は通行止。なお、住田町側に世田米折壁地区がある。 →▼世田米矢作線(その1 住田町世田米大股〜陸前高田市矢作町的場)|県道生活@いわて http://f48.aaacafe.ne.jp/~iwalife/246setamai-yahagi/seta-yaha.htm

*61:「生出川」。おいで-がわ。折壁峠の陸前高田市を流れる川。生出川の滝をブログ「南三陸滝見隊」が紹介している。 →▼生出川 上流部の滝〔2014/09/06〕|南三陸滝見隊 http://takimitai.blog.fc2.com/blog-entry-669.html

*62:「生出川沿いに「あかがねやま」の看板」。同ページ掲載の看板写真に、「清流生出川/あかがねやま(銅山)/生出地区コミュニティ推進協議会」とある。

*63:「生出峠」。おそらく折壁峠(おりかべ-とうげ)の別名か。

*64:「折壁川」。未詳。生出山の北斜面から判官山と叶倉山のふもとを北流して大股川に注ぐ沢筋。地理院地図には名称記載がない。ブログ「南三陸滝見隊」には「折壁沢」と見える。 「長岩沢は、時間不足で偵察がてらにちょこっと入った沢です。/ 岩手県住田町大股地区と陸前高田市矢作町生出地区を結ぶ県道246号線〔世田米矢作線〕。狭い峠道で、大型車は通行不可。冬季は通行止めになります。その県道に沿うように流れているのが折壁沢。長岩沢は一助沢と合流して折壁沢に流れ込む枝沢になります。」 →▼長岩沢の滝〔2015/04/20〕|南三陸滝見隊 http://takimitai.blog.fc2.com/blog-entry-731.html

*65:「リニアメント」。線状模様。次の解説を参照; 「■リニアメント/ 地質調査において、断層や地すべり地形などの調査を行う際には、空中写真と呼ばれる飛行機などによって空中から地表を垂直に撮影した写真がよく用いられます。そして、この空中写真を見ていると直線状の模様に気付くことがあります。これがいわゆるリニアメント線状模様)であり、空中写真からリニアメントなどを見つけ出す作業を空中写真判読といいます。/ リニアメントは、直接的または間接的に地下の地質や構造等を反映しているため、断層などの存在による地形とされることが多くあります。これは、断層の存在箇所では岩石が破砕されて周囲より軟質で崩れやすくなっていることから、地形的に窪みとなり、線状の地形をつくるためとされています。しかしながら、線状模様は何も断層によってのみできるわけではありません。例えば、頁岩の層などの軟質な地層、岩脈と母岩の境界変質部、褶曲軸なども線状の地形をつくることが多いので、線状模様すなわち断層というわけではないのです。/〔※略〕」 →▼リニアメント|中国地質調査業協会 http://www.chugoku-geo.or.jp/geology/survey/011

*66:「永広昌之さんの研究」。たとえば次の論文。 →▼CiNii 論文 - 日詰-気仙沼断層 : とくにその性格と構造発達史的意義について〔永広昌之, 1977〕 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004645386

*67:「大股郵便局」。住所:岩手県気仙郡住田町世田米下大股28-4。 →▼大股郵便局 (岩手県)|日本郵政 http://map.japanpost.jp/p/search/dtl/300183112000/  →▼大股郵便局(気仙郡住田町/郵便局・日本郵便)の地図・住所・電話番号|マピオン電話帳 http://www.mapion.co.jp/phonebook/M13001/03441/ZL0001553101/

*68:「折壁橋」。大股川にかかる橋。大股郵便局の南西方向に位置する。 →▼地理院地図|折壁橋(住田町) http://maps.gsi.go.jp/#17/39.141465/141.489267/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0 「大股橋」を指す可能性があるか?

*69:「叶倉山(かのくらやま)」。山名読み、山頂三角点の読み「かのくらやま(叶倉山)」に従う。ブログ「タラ福カタル」も同じく「かのくらやま/叶倉山」と読む。 →▼岩手県住田町の地名 その2〔2011年05月19日〕|タラ福カタル http://plaza.rakuten.co.jp/tarafukukataru/diary/201105190001/

*70:「三等三角点「叶倉山(かのくらやま)」728.21m」。叶倉山の山頂にある。点の記; 「基準点コード TR35841544101/冠字選点番号 基14」「所在地:岩手県気仙郡住田町世田米字合地沢133番地1」(明治43年観測、平成2年更新) →▼基準点成果等閲覧サービス|三等三角点「叶倉山」728.21m http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/index.aspx?lat=39.121301885256266&lon=141.5205230560568&z=15&did=std

*71:主要地方道246号線(狭い)」。岩手県道246号(世田米矢作線)を指す。折壁峠を越える県道。前掲「生出山」セクション参照。

*72:「大平山(おおだいらやま)」。山名読みはWikipediaに従う。「・大平山(おおだいらやま) - 岩手県気仙郡住田町にある山」。 →▼大平山 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B9%B3%E5%B1%B1

*73:「二等三角点「千刈山(せんかりやま)」690.64m」。大平山の山頂にある。点の記; 「基準点コード TR25841542401/冠字選点番号 玉16」「所在地:岩手県気仙郡住田町世田米字田ノ上35-2」「順路:舞出部落より北西に約2.0km進むと林道の終点となる。そこから北西に小径を約1.2km(約45分)登ると山頂に達する。本点は山頂中央部にある。」(明治40年埋標・観測、昭和49年更新) →▼基準点成果等閲覧サービス|二等三角点「千刈山」690.64m http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/index.aspx?lat=39.10815363980052&lon=141.55885122683074&z=15&did=std

*74:「大万館山」。奥州市江刺区田原の山。標高258.8m。同ブログに山行記録がある。 →▼大万館山 259.4m 2012年4月1日|あかりんの岩手低山奇行 http://akarin-yama.at.webry.info/201204/article_1.html