2020年8月上旬:住田町に関する記事

▽2020年(令和2年)8月上旬の岩手県気仙郡住田町(すみたちょう)に関する記事クリップ。日付の降順。
▽「〔 〕」部分は補記。人名や電話番号などの一部に、念のためマスクを施した。機種依存文字(環境依存文字)はできるかぎり置き換えた。

▼2020年8月中旬:住田町に関する記事 - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2020/08/11/000000
▼2020年7月下旬:住田町に関する記事 - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2020/07/21/000000

 

 

2020年8月10日(月・祝)

 

2020年8月9日(日)

 

▼Web東海新報|町長任期満了まで1年切る 木工団地対応など課題山積 現職・神田氏 https://tohkaishimpo.com/2020/08/09/298217/

 

2020年8月8日(土)

 

▼Web東海新報|町内外からの反響大 9月から第2弾開始予定 町観光協のからあげ大作戦〔2020年8月8日〕 https://tohkaishimpo.com/2020/08/08/298050/

 

▼東北ILC推進センター発足 岩手宮城の自治体や大学22団体〔2020.08.08〕 | 岩手日報 IWATE NIPPO https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/8/8/82869
▽「国際リニアコライダー(ILC)の実現に向けた新組織「東北ILC事業推進センター」が〔8月〕6日、発足した。建設候補地とされる岩手、宮城両県の自治体や大学など22団体で始動。世界の研究コミュニティーが国際推進チームを設立して本格的な準備に着手した流れを踏まえ、受け入れ態勢やインフラの整備など地元でも検討を加速させる。/ 一関市内で同日、設立総会を開き、代表に鈴木厚人県立大学長を選んだ。その下に関係自治体、国内外の有力研究者らのフェロー、アドバイザリーボード(専門家委員会)などの部門を置く。具体的な人選は調整中。/ これまで地元の受け入れ準備は東北ILC推進協議会の下部組織の東北ILC準備室を中心に動いてきたが、幅広い主体を巻き込む発展的解消で、事業推進センターに任務を引き継いだ。/ 検討課題はILCの立地を見据えたまちづくりや自然環境や社会への影響、加速器産業の振興など。当面は詳細な地形・地質や港湾の活用による物流などを調査研究する。課題に応じて部会を置いて取り組む。/ ILCを推進する国際将来加速器委員会(ICFA)は2日、実動部隊として国際推進チームの設立を決定。高エネルギー加速器研究機構(KEK、茨城県つくば市)を拠点に、準備研究所の立ち上げに向けた各国の当局および研究所との協議、研究施設の技術向上などに着手した。/ 事業推進センターは同チームと連携し、ILCの実現に必要な環境整備を進める。鈴木学長は「従来の誘致活動から進み、実際にILCを造る準備の段階に入る。候補地として、準備研究所設立やさらにその先のを見据えた検討を早く進めたい」と抱負を語る。/ 宇宙創成の謎に迫る素粒子物理学の巨大実験施設、ILCは岩手、宮城両県にまたがる北上山地北上高地)が世界的な建設候補地とされている。KEKは国内外の調整が順調に進んだ場合、2030年代中ごろの運用開始を想定する。/ 推進センターの設立時構成団体は次の通り。/ 東北大 岩手大 県立大 宮城県 仙台市 気仙沼市 登米市 栗原市 大崎市 県 盛岡市 大船渡市 花巻市 北上市 遠野市 一関市 陸前高田市 奥州市 金ケ崎町 平泉町 住田町 県ILC推進協議会」「〔写真:〕東北ILC事業推進センターの設立総会で代表に就き、抱負を述べる鈴木厚人学長(中央)」

▽参考:
▼東北ILC事業推進センター設立〔2020年08月07日〕|NHK 岩手県のニュース https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20200807/6040008265.html
▽「岩手県などが誘致しているILC=国際リニアコライダーの実現に向けて、研究者の受け入れ環境などについて検討する「東北ILC事業推進センター」が〔8月〕6日に発足し、設立総会が開かれました。/ ILCは、光とほぼ同じ速さに加速させた電子などを衝突させて、宇宙誕生の謎に迫る巨大な実験施設で、岩手県宮城県が建設候補地となっています。発足した「東北ILC事業推進センター」は、岩手県宮城県と、両県の16の市と町、それに岩手大学や県立大学など22の団体が参加しています。一関市内で開かれた設立総会では、代表に県立大学の鈴木厚人学長が選ばれました。推進センターでは今後、ILC計画を推進する世界的な科学者の組織、ICFAが今月、設立した「国際推進チーム」と連携して、海外の研究者らの定住に向けたまちづくりなどの検討を進めていくことにしています。会議のあと、鈴木学長は「誘致が決まる前から受け入れ態勢を整えることが重要だ。研究者の住居や企業立地などのまちづくりを連携して考えていきたい」と述べました。一方で、ILCは巨額のコストなどが課題で、科学者でつくる日本学術会議は、ことし1月に提言した「マスタープラン」で「速やかに実施すべき計画」に位置づけなかったほか、日本政府も誘致に向けた態度を明らかにしていません。」「08月07日 12時39分」

▼「東北ILC事業推進センター」設立 代表に岩手県立大 鈴木厚人学長(岩手めんこいテレビ)〔2020年8月7日〕|FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/71529
▽「ILC国際リニアコライダーの実現に向けた「東北ILC事業推進センター」が8月6日設立し、岩手県立大学の鈴木厚人学長が代表に選ばれた。「東北ILC事業推進センター」は実現に向けた国際推進チームが立ち上がる見込みになったことから、東北ILC準備室の後継組織として設立された。6日は岩手県宮城県をはじめとする関係自治体や大学などの研究機関など22の団体が出席し設立総会が行われた。総会では岩手県立大学の鈴木厚人学長が代表に選任された。/ 岩手県立大学 鈴木 厚人 学長「これからは(ILCを)造る段階。設計書を作るのが事業推進センターの仕事」/ 活動は精度の高い候補地の地質調査や研究者の受け入れ態勢を整えることなどで,政府が誘致の判断をできるよう国際推進チームと連係して提案していくという。」「2020年8月7日 金曜 午後1:30」

▼東北ILC事業推進センターが発足〔2020年08月07日〕 | IBC NEWS https://news.ibc.co.jp/item_40246.html
▽「岩手と宮城にまたがる北上山地が、有力な建設候補地になっている、ILC=国際リニアコライダーについて、受け入れ環境を整備するための団体が設立され、具体的な協議に入りました。/ 「東北ILC事業推進センター」の設立総会は〔8月〕6日、岩手県一関市で開かれ、構成団体である東北大学岩手大学、県立大学のほか、岩手と宮城の自治体関係者およそ40人が出席しました。センターは「東北ILC準備室」の後継組織で、受け入れ環境を整備するため具体的な検討を進めます。総会では幹事の選任や予算議案などの協議が行われました。県立大学の鈴木厚人学長は、「これからは誘致活動ではなく、都市整備の企画書を作っていくことがセンターの目的になる」と述べました。センターはILC建設のための準備研究所の政府間最終合意が見込まれる、2022年まで活動を続けます。」「2020年08月07日 16:00 更新」

▼ILC推進センター設立〔2020年8月7日〕:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/CMTW2008070300001.html

 

2020年8月7日(金)

 

2020年8月6日(木)

 

▼岩手)「水を」の声、今も頭に/被爆直後広島で救援活動 [核といのちを考える][戦後75年特集]〔2020年8月6日〕:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASN856Q71N7YULUC025.html
▽「広島に原爆が投下された〔1945年〕8月6日の夜に現地入りした18歳の兵士。救援活動に携わる中で、今も後悔していることがある。故郷に戻った後、長い間、胸の奥にしまい込んでいたが、未曽有の大震災を経験し、自らの過去を語り始めた。/ 岩手県世田米村(現・住田町)の郵便局員だった千葉匡一(きょういち)さん(93)は、1945年7月、陸軍2等兵として広島県三原市の駐屯地に配属された。/ 「広島がだいぶやられたようだ。各班、急げ」。8月6日夕方、下士官の命令で軍用列車に飛び乗った。線路がゆがんで進めず、徒歩で先をめざした。/ 広島駅に着くと街は真っ暗だっ…」「〔写真:〕爆心地付近の地図を描く千葉匡一さん=2020年7月28日、岩手県大船渡市大船渡町

 

2020年8月5日(水)

 

▼日本林業調査会|国産集成材工場の先駆け、住田町の「三木」が倒産〔2020年8月5日〕 http://www.j-fic.com/news/%e5%9b%bd%e7%94%a3%e9%9b%86%e6%88%90%e6%9d%90%e5%b7%a5%e5%a0%b4%e3%81%ae%e5%85%88%e9%a7%86%e3%81%91%e3%80%81%e4%bd%8f%e7%94%b0%e7%94%ba%e3%81%ae%e3%80%8c%e4%b8%89%e6%9c%a8%e3%80%8d%e3%81%8c%e5%80%92.html
▼国産集成材工場の先駆け、住田町の「三木」が倒産〔2020/08/05〕|J-FIC(日本林業調査会)|note https://note.com/jfic2020/n/n895ee65584d4
▽「国産集成材工場の先駆けである岩手県住田町の三陸木材高次加工協同組合と協同組合さんりくランバー(「林政ニュース」第315号参照)が7月31日付けで盛岡地方裁判所一関支部へ自己破産を申請し、倒産した。両組合は、2007年に資金難が表面化して住田町から累計約8億円の融資を受けるなど(「林政ニュース」第328・334号参照)、経営を軌道に乗せるための努力が重ねられてきたが、業績低迷から抜け出せず事業継続を断念した。」

 

三陸木材とさんりくランバー 破産申請〔2020年8月5日〕 – 日刊木材新聞社 https://jfpj.jp/mokuzai_news/10209
▽「三陸木材高次加工協同組合岩手県気仙郡〔住田町〕)と協同組合さんりくランバー(同)は〔2020年〕7月31日、盛岡地裁一関支部に破産を申請した。/ ※本日付けの記事は、日刊木材新聞または電子版をご覧ください」

 

▼Web東海新報|町の債権総額10億6千万円 三木とランバーの破産申請 議会臨時会で町長が報告〔2020年8月5日〕 https://tohkaishimpo.com/2020/08/05/297787/

 

2020年8月4日(火)

 

▼住田町木材2組合が自己破産申請〔2020年08月04日〕|NHK 岩手県のニュース https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20200804/6040008224.html
▽「住田町で木材加工を手がける2つの組合が、事業の継続が困難になったとして、盛岡地方裁判所一関支部に、自己破産を申請したことがわかりました。民間の信用調査会社によりますと、負債の総額は、あわせておよそ17億円にのぼるということです。/ 自己破産を申請したのは、三陸木材高次加工協同組合協同組合さんりくランバーです。民間の信用調査会社、帝国データバンクによりますと、三陸木材高次加工協同組合は、平成10年に設立され、三陸産のスギなどを使った集成材と呼ばれる木材を製造していました。また、協同組合さんりくランバーは、平成14年に設立され、集成材のパーツを加工し、三陸木材高次加工協同組合に供給していました。2つの組合では、平成19年に不正経理が発覚し、経営の危機を迎え、住田町からあわせておよそ7億9000万円の融資を受けました。しかし、その後、町への償還がほとんど進まず、3年前には、町が組合に対して債務を返済するよう求める調停を起こしていましたが、不成立に終わっていました。そして、先月31日、事業の継続が困難だとして、2つの組合が盛岡地方裁判所一関支部に破産を申請したということです。帝国データバンクによりますと、負債額はあわせておよそ17億円にのぼり、今後も増える可能性があるとしています。町では、多額の融資が返済されないままになっており、4日、議会に対して現在の状況について説明することにしています。」「08月04日 11時03分」

 

▼木材加工の組合/自己破産を申請/住田町〔2020年8月4日〕:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/CMTW2008040300001.html
▽「住田町の三陸木材高次加工協同組合(従業員38人)と関連会社の協同組合さんりくランバー(従業員4人)が、盛岡地裁一関支部に自己破産を申請した。7月31日付。同町による貸付金などの債権総額は計10億円以上で、回収はきわめて厳しくなっている。/ 帝国データバンクによると、三陸木材高次加工は1998年に設立し、三陸産のスギやカラマツを利用した集成材の製造を主体に、2014年3月期には18億円以上を売り上げた。さんりくランバーは02年に設立し、集成材の部品の製造を手がけ、15年の売上高は4億円以上だった。/ しかし07年10月、両組合に多額の不良在庫が発覚。住田町から計7億9千万円の融資を受けたが、赤字が顕在化した。17年には町議会が貸付金や未納金などを含む10億円の返還を求める調停を大船渡簡裁に申し立てたが、調停は不調となっていた。決算書などに基づくと、負債総額は三陸木材高次加工が約10億円、さんりくランバーが約7億円とみられる。(大西英正)」「2020年8月4日 10時21分」

 

▼木材加工2組合破産/住田町への負債10億円超 /岩手〔2020年8月4日〕 - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20200804/ddl/k03/020/014000c
▽「東京商工リサーチ盛岡支店によると、住田町世田米で木材加工を行う三陸木材高次加工協同組合(三木)と、協同組合さんりくランバーが盛岡地裁一関支部に破産申請した。7月31日付。両組合の負債は少なくとも計約17億円で、住田町への負債は10億円を超える。/ 同支店などによると、両組合は2007年に経営危機が表…」「2020年8月4日 地方版」

 

▼住田の木材関連2組合破産申請〔2020/08/04〕 : ニュース : 岩手 : 地域 : ニュース : 読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20200803-OYTNT50076/

 

▼木材加工2組合破産/住田町/負債額は合計17億円余り【岩手】〔2020年8月4日〕|Iwanichi Online 岩手日日新聞社 https://www.iwanichi.co.jp/2020/08/04/2840732/
▽「住田町にある集成材製造業の三陸木材高次加工協同組合(菊池良一理事長)と関連1組合は、〔8月〕3日までに盛岡地裁一関支部に破産申請した。負債額は三陸木材が10億5600万円など2組合合…」

 

▼木材組合破綻、「町民に多大な迷惑をかける結果に」町長陳謝〔2020年08月04日〕 | IBC NEWS https://news.ibc.co.jp/item_40218.html
▽「住田町の木材加工を行う2つの組合が破産を申請した問題で〔8月〕4日、神田町長が町議会に状況を報告しました。町長は議会後の会見で「町民に多大な迷惑をかける結果になった」と陳謝しました。/ 住田町の神田謙一町長は、4日に開かれた町議会臨時会で2つの木材加工組合が破産の申し立てを行ったことと、今後の対応の方針について報告しました。神田町長は議会の後会見し、町民に陳謝しました。/ (住田町・神田謙一町長)「町民の皆様には多大なご迷惑をおかけした。結果としてそういう形(破産)になったということについてはお詫びを申し上げたい」/ 東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、負債総額は三陸木材高次加工がおよそ10億5677万円、さんりくランバーはおよそ6億5471万円であわせて17億円を超えます。負債のほとんどが町からの融資と町有林の丸太を仕入れた未払い金などで、負債の回収が困難になれば町の財政に巨額の欠損金が生じる事態となります。問題の責任の所在について神田町長は、「借りた側にある」と述べ、2つの組合の対応に誠意を感じられないとして「残念だ」と話しました。町は今後対策チームを組織し、弁護士と対応を協議したいとしています。」「2020年08月04日 18:55 更新」

 

▼木材加工2組合があわせて17億円の負債を抱え破産/融資実施の住田町が議会に報告<岩手県>〔2020年8月4日〕|mit 岩手めんこいテレビ https://www.fnn.jp/articles/-/70388
▽「岩手県住田町の木材加工を行う2つの組合が、あわせて17億円の負債を抱え自己破産を申請した。組合に融資をしていた町は、8月4日、議会で経緯の報告を行った。/ 帝国データバンク盛岡支店によると、住田町の「三陸木材高次加工」と「さんりくランバー」の2つの協同組合は7月31日に自己破産の申請をした。負債額は2社あわせて約17億円にのぼる。2007年に2つの組合が多額の不良在庫を抱えているとわかり、住田町は融資を行ったが債務の支払いがほとんど進まなかった。町の負債額は、現在わかっているだけで約10億6000万円にのぼっていて、町は4日開かれた全員協議会臨時議会で経緯を報告した。議会の終了後、住田町の神田謙一町長は残念な結果としたうえで、今後について話した。/ 住田町 神田謙一町長「町民の皆さま方に深くお詫びを申し上げたい。顧問弁護士、町の対策チーム、議員などと協議しながら、できるだけ早い段階で(債権の回収など)取り組みを進めていきたい」/ 解雇された2つの組合の従業員は、町内の「けせんプレカット事業協同組合」が希望者を雇用する方針で、町はひきつづき林業の推進を継続するとしている。」「2020年8月4日 火曜 午後7:20」

 

▼Web東海新報|負債額合計は17億円に/町がきょうの臨時会で報告/破産申請した三木とランバー〔2020年8月4日〕 https://tohkaishimpo.com/2020/08/04/297674/
▽「住田町から多額の融資を受けていた同町世田米の三陸木材高次加工協同組合(三木)と協同組合さんりくランバー(ランバー)が事業継続を断念し、7月31日付で盛岡地方裁判所一関支部に破産申請したことを受け、町や取引先関係者らが対応に追われている。両事業体の負債合計は、現時点では約17億円に上る。10億円超の未収金を抱えていた町は、〔8月〕4日の町議会臨時会で報告するほか、数日後にも臨時会を開き、何らかの対応策を示すとみられる。」
▽「破産申請については、町側には今月〔8月〕3日付でそれぞれの事業体の代理人弁護士から通知があった。(株)帝国データバンクによると、負債額は三木が約10億円、ランバーが約7億円だが、さらに膨らむ可能性があるという。負債額10億円以上の大型倒産は近年、住田町ではなかった。/ 工場が隣接するけせんプレカット事業協同組合は、両事業体の従業員のうち約40人を今月〔8月〕1日から雇用。法的な調整手続きを前提としながらも、雇用を守る観点から両事業体が担っていた製材、集成材事業を行うことも選択肢の一つとして捉えている。/ 町は〔8月〕3日、情報収集を進めながら、今後の対応を検討。神田謙一町長は「当初目指していた両事業体の事業継続、雇用の確保は、プレカットの協力を得てクリアできたのではないか。新たなステップへの一歩と捉えている」と語った。/ 町では顧問弁護士や対策チーム、議会と協議しながら対応を急ぐ方針。〔8月〕4日に開かれる〔住田〕町議会臨時会においては、町から両事業体の破産についての報告が行われる見通し。その後にも臨時会を開き、町としての何らかの対応策を示すとみられる。/ 一方で、このまま破産手続きが進んだ場合、融資金や立木未収金などを含めた総額10億円超の回収は極めて不透明。このほかにも、取引があった地元事業者などへの影響も懸念される。/ 元製材業の町内在住の男性は「いろいろとうわさは聞いていたが…。融資金の行方はどうなるのか」と、町内の80代の女性は「驚いた。これからどうするんでしょうか」と戸惑いをあらわにする。/ 融資金回収などの行方については、これまでも町民の関心が高く、町や事業体から説明を求める声が多く挙がっていた。破産の影響を最小限に抑えられるか、町当局の手腕が問われるほか、説明のあり方にも注目が集まっている。」
▽「三木三陸木材高次加工協同組合〕は平成10年〔1998年〕に林業事業所など17団体で設立され、主に防腐加工などを施した構造用集成材を製造。事業所を構える木工加工団地内には、気仙と釜石地域の林業関係8団体で14年〔2002年〕に設立されたランバーの工場があり、丸太を集成材用ひき板(ラミナ)に製材、乾燥して三木などに供給する。/ けせんプレカットは、建築事業者の各工法に対応した柱やパネルなどを製造。三木ランバーに対し、経営支援を行ってきた。/ 両事業体は、平成19年〔2007年〕に経営危機が判明。町から約7億9000万円の公金融資を受けて再建を進め、26年度〔2014年度〕から年度当たり約3100万円を町に償還する計画だった。/ しかし、定められた額の償還ができない状況が続き、27年度〔2015年度〕の償還は222万円。28年度は450万円にとどまった。/ このため、町は29年〔2017年〕、両事業体や連帯保証人に立木未収金を含めた計10億円超の支払いを求める調停を大船渡簡易裁判所に申し立てたが、不調に終わった。その後は両組合の代表理事らに催告書を出し、一括返済か具体的な返済計画の書面提出を求めていた。/ 今年〔2020年〕の〔住田〕町議会6月定例会の冒頭には、神田〔謙一〕町長が三木の経営状況などについて報告。一部報道機関が〔2020年〕6月1日付で町が約4億円を融資している三木が解散を決めたと報じたことについて同組合理事長、理事から聞き取りし、解散議決の報告はなかったものの、経営陣は弁護士に相談し将来の方向性を決めていくとの説明を受けたことなどを明らかにしていた。」「▲ 破産を申請した三木、ランバーが入る木工団地」「令和2年8月4日付 1面」

 

三陸木材高次加工(協)、他1社〔2020年8月4日〕|岩手県気仙郡|東京経済ニュース https://www.tokyo-keizai.com/archives/53830
▽「【業種】 合板製造 【倒産形態】 破産手続開始申立 【負債総額】 17億円内外(2社合計)」
▽「〔三陸木材高次加工(協)は、〕関係会社の(協)さんりくランバー(法人番号:4402705000271、岩手県気仙郡住田町世田米字田谷20-5、上田 昭雄代表理事、集成材製造、出資総額2,460万円、平成14年〔2002年〕3月設立)とともに、〔2020年〕7月31日に事業を停止し、盛岡地裁一関支部に破産手続開始を申し立てた。同社の申立代理人は東 忠宏弁護士(弁護士法人東法律事務所、宮城県気仙沼市赤岩老松41-2、TEL 0226-25-****)、関係会社の(協)さんりくランバーの申立代理人は宮本 洋一弁護士(ハイフィールド法律事務所、仙台市青葉区二日町13-22 カルコスビル305号、TEL 022-797-****)で、現在の負債総額は、同社が10億円内外、(協)さんりくランバーが7億円内外、2社合計で17億円内外が見込まれているが増加する可能がある。/ 〔三陸木材高次加工協同組合は〕国の木材供給圏確立型林業構造改革事業〔木材供給圏確立型林業構造改善事業〕の指定を受けて平成10年〔1998年〕10月に設立したもので、三陸産の杉やカラマツを利用した集成材の製造をメーンに、木材の防腐加工なども手掛け、ピークとなる平成26年〔2014年〕3月期の売り上げは18億1,700万円内外を計上。(協)さんりくランバーは集成材の材料を製造し同社へ販売しており、平成27年〔2015年〕3月期の売り上げは4億円を超えていた。/ しかし平成19年〔2007年〕10月、両社に高額の不良資産があることが発覚し、赤字が表面化したことで急激に経営が悪化、地元住田町から多額の融資を受けてしのいだが、以降は大船渡振興局の監視下で再建を進めることとなった。ところが、既に収益が悪化していたこともあって住田町への償還が計画通りに進まず、ここまで同社を支援してきた住田町議会が、平成29年〔2017年〕7月に債務返済を求めて大船渡簡裁へ調停を求める議案を可決した。調停は返済が難しいことで不成立となったが、これで住田町からの支援を受けることができなくなり、事業継続を断念し今回の事態となった。」
▽「業種: 合板製造/ 倒産形態: 破産手続開始申立/ 所在地: 岩手県気仙郡住田町世田米字田谷14-2/ 設立: 平成10年10月/ 創業: 平成10年〔1998年〕10月/ 代表者: 代表理事 菊池 良一/ 資本金: 出資総額 4,480万円/ 年商; 14億5,764万円(31/3)/ 負債総額: 17億円内外(2社合計)」

 

三陸木材高次加工協同組合、協同組合さんりくランバー(岩手)/自己破産申請 負債17億〔2020年8月4日〕 - 倒産情報-政治経済・時事・倒産情報 | JC-NET(ジェイシーネット) https://n-seikei.jp/2020/08/post-69185.html
▽「合板製造業の三陸木材高次加工協同組合(所在地:岩手県気仙郡住田町世田米田谷14-2 代表:菊池良一)と、関連の協同組合さんりくランバー(所在地:岩手県気仙郡住田町世田米田谷20-5 代表:上田昭雄)は7月31日、盛岡地裁一関支部において自己破産を申請した。/ 負債総額は2社合計で約17億円。/ 三陸木材高次加工協同組合においての出資金はおよそ4500万、従業員は38名。/ 同組合は平成10年〔1998年〕10月に設立、トラブルが続いたことにより経営継続が難しくなり事業を断念、今回倒産の事態となった。/ 三陸木材高次加工協同組合の申請代理人は東忠宏弁護士(電話番号:0226-25-****)、協同組合さんりくランバーの申請代理人は宮本洋一弁護士(電話番号:022-797-****)が任命されている。」

 

▼岩手「三陸木材高次加工」など2組合が自己破産を申請 国内倒産 - 不景気.com https://www.fukeiki.com/2020/08/sanriku-mokuzai-lumber.html

 

2020年8月3日(月)

 

岩手県住田町 木材加工組合が破産申請〔2020.08.03〕|NNNニュース https://www.news24.jp/nnn/news88518408.html
岩手県住田町 木材加工組合が破産申請(テレビ岩手ニュース) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/4420684ed62dbdf08ef4fab395f32ec8802f30b2
▽「岩手・住田町で木材加工を行う2協同組合が7月31日、盛岡地裁一関支部に破産申請した。2組合は町から8億円近くの融資を受けているが、ほとんどが返済されておらず、町は対応を急ぐ方針だ。破産申請をしたのは住田町世田米の「三陸木材高次加工協同組合」と「協同組合さんりくランバー」だ。町等によると、2つの組合は2007年に経営危機が表面化し、町があわせて約7億9千万円を融資したが、返済額は去年6月末までで2000万円ほどにとどまっている。住田町・横澤孝副町長:「今後債権の回収という大きなことがあるが、うち(町)の顧問弁護士、議会と行政で交流する対策チームの話を得て協議をしながら、あとは議会の皆様に説明し協議をし、同意を得ながら進めていきたい」町には、3日正式な通知書が届き、4日の町議会全員協議会で議員に説明し、対応を急ぐ方針だ。」「2020.08.03 19:59」

 

▼2つの木材加工協同組合が破産申請/岩手・住田町〔2020年08月03日〕 | IBC NEWS https://news.ibc.co.jp/item_40190.html
▼2つの木材加工協同組合が破産申請…町への10億円債務の返済は?/岩手・住田町(IBC岩手放送) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/27c27559d10deb5e7d2091021dfab29246b2ccfc
▽「岩手県住田町で木材加工を行う2つの協同組合が資金繰りの厳しさから事業の継続を断念し、先月31日付で盛岡地方裁判所一関支部に破産申請をしました。現段階で、町に対する10億円を超える債務の返済は不透明です。/ 破産申請を行ったのは、住田町で木材加工を行う三陸木材高次加工協同組合協同組合さんりくランバーの2つの協同組合です。2つの組合は2007年から経営危機に陥り、町から7億9000万円の融資を受けたほか、町有林の丸太を仕入れた際の未払い金を含めた負債はあわせて10億円を超えます。町は4日に開かれる町議会の全員協議会で議員らへ説明を行うなど対応を急ぐ方針ですが、これまでに2つの組合から町への報告はないということです。」「2020年08月03日 11:55」

 

▼【電子版速報】三陸木材、さんりくランバーが破産申請 - 日刊木材新聞社 https://jfpj.jp/mokuzai_news/10178

 

2020年8月2日(日)

 

▼Web東海新報|三木とランバーが破産申請 ともに事業継続を断念 従業員大半はプレカットが雇用〔2020年8月2日〕 https://tohkaishimpo.com/2020/08/02/297570/

▽参考:
▼協同組合さんりくランバー https://www.ginga.or.jp/lumber/

 

▼Web東海新報|夏の夜を幻想的に 昭和橋と蔵並みライトアップ(別写真あり)〔2020年8月2日〕 https://tohkaishimpo.com/2020/08/02/297472/

 

2020年8月1日(土)