「津付ダム」に関する東日本大震災以前の記事1

岩手県気仙郡住田町(すみたちょう)の気仙川水系 大股川(おおまたがわ)に計画されていた「津付ダム建設事業(つづきダムけんせつじぎょう)」について、東日本大震災(2011年3月11日)以前の関連記事などをまとめます。
▽津付ダム建設事業は、東日本大震災から2年後の2013年8月に岩手県が計画中止の方針を発表、岩手県政策評価委員会(大規模事業評価専門委員会)に諮問され、翌2014年7月に正式に建設計画の中止が決定しました。ダム本体工事は未着工でした。

▽なお、津付ダム建設にともなう付け替え国道整備事業(国道397号 津付道路)については震災の復興支援道路として事業が継続され、2014年10月26日開通した。

→▼「津付ダム」に関する東日本大震災以前の記事2 - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2014/08/02/020000
→▼「津付ダム」に関する東日本大震災以前の記事3 - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2014/08/02/030000

 

→▼岩手県、「津付ダム」建設中止の方針を発表:2013年8月1日 - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2013/08/02/000000
→▼岩手県、諮問委員会答申を受け「津付ダム建設事業」中止を正式決定:2014年7月28日 - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2014/07/17/000000
→▼津付道路(一般国道397号)開通:2014年10月26日 - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2014/10/26/000000

 

▽▽2011年(平成23年):

 

▼子飼沢I・II遺跡発掘調査報告書〔2011年03月18日〕 - 全国遺跡報告総覧 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/13029
▽「ファイル: 13029_1_子飼沢Ⅰ・Ⅱ遺跡発掘調査報告書.pdf ( 47.4 MB ) http://sitereports.nabunken.go.jp/files/attach/17186/13029_1_%E5%AD%90%E9%A3%BC%E6%B2%A2%E2%85%A0%E3%83%BB%E2%85%A1%E9%81%BA%E8%B7%A1%E7%99%BA%E6%8E%98%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8.pdf  / 書名: 子飼沢I・II遺跡発掘調査報告書/ 書名かな: こがいさわ1・2いせきはっくつちょうさほうこくしょ/ 副書名: 津付ダム建設事業関連遺跡発掘調査/ 巻次: / シリーズ名: 岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書/ シリーズ番号: 583/ 編著者名: 星 雅之、田中 美穂、佐藤 里恵、高橋 静歩/ 編集機関: 財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター/ 発行機関: 財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター/ 発行年月日: 20110318/ 作成機関ID: 03201/ 郵便番号: 0200853/ 電話番号: 0196389001/ 住所: 岩手県盛岡市下飯岡11-185/ キーワード: / 資料タイプ: Research Paper/ 所蔵大学(NCID): BB06087002/ 備考: 」
▽「遺跡名: 子飼沢Ⅰ遺跡/ 遺跡名かな: こがいさわ1いせき/ 本内順位: 1/ 遺跡所在地: 岩手県気仙郡住田町世田米字子飼沢2ほか/ 所在地ふりがな: いわてけんけせんぐんすみたちょうせたまいあざこがいさわ2ほか/ 市町村コード: 03441/ 遺跡番号: NF13-0150/ 北緯(日本測地系): / 東経(日本測地系): / 北緯(世界測地系): 390920/ 東経(世界測地系): 1412640/ 調査期間: 20090609-20090930/ 調査面積: 7500/ 調査原因: 津付ダム建設事業/ 種別: 集落、製鉄/ 主な時代: 縄文+古代+近世/ 主な遺構: 土坑 鍛冶炉 炭窯 焼土/ 主な遺物: 縄文土器 石器 須恵器片 鉄滓/ 特記事項: 縄文土器は、後期初頭を中心に晩期が出土している。鍛冶炉跡は大鍛冶炉と推定される。」
▽「遺跡名: 子飼沢II遺跡/ 遺跡名かな: こがいさわ2いせき/ 本内順位: 2/ 遺跡所在地: 岩手県気仙郡住田町世田米字子飼沢1-3ほか/ 所在地ふりがな: いわてけんけせんぐんすみたちょうせたまいあざこがいさわ1-3ほか/ 市町村コード: 03441/ 遺跡番号: NF13-0140/ 北緯(日本測地系): / 東経(日本測地系): / 北緯(世界測地系): 390930/ 東経(世界測地系): 1412640/ 調査期間: 20080819-20081127、20090409-20090831/ 調査面積: 8255、2200/ 調査原因: 津付ダム建設事業/ 種別: 集落、製鉄/ 主な時代: 縄文+弥生/ 主な遺構: 竪穴住居 配石 焼土 土坑 粘土採掘抗 遺物包含層区/ 主な遺物: 縄文土器 円盤状土製品 石器/ 特記事項: 早期後葉の槻木I式や早期末葉の表裏縄文土器多数出土。」

 

▼〔2011/02/25〕梁川、津付ダム事業を継続/評価委答申受け県決定|岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110225_1
▽「〔岩手〕県は〔2011年2月〕24日、国の補助ダム事業の検証対象となっている簗川(盛岡市)、津付住田町)両ダム建設事業の対応方針について「事業継続」と決定した。/ 対応方針は同日の庁議で検討。県の諮問機関・県大規模事業評価専門委員会が「現対策案(ダム案)が妥当」と答申した〔2011年2月17日〕ことなどから、現行のダム事業を継続することで決定した。/ ダム検証に当たり、県は関係住民や有識者からの意見聴取、パブリックコメントなどを行っており、内容をまとめた報告書を〔2011年〕3月下旬に国に提出する方針だ。/ 県の検証方法をめぐっては、関係河川の流域住民以外の一般住民、反対団体からの意見聴取は行っておらず、地元から反発の声も上がっていた。/ 【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】/ (2011/02/25)」

 

▼〔2011年02月23日〕 津付ダム継続「妥当」/評価委が知事答申/県の現行計画認める|東海新報 http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws6464
▽「〔岩手県〕知事の諮問機関の一つ、県大規模事業評価専門委員会(委員長・森杉壽芳日本大教授)は、国から必要性を再検証するよう求められている住田町世田米地内での津付ダム建設(平成33年度〔2021年度〕完了予定、総事業費141億円〔※河川改修費を含めると165億円〕)について、脱ダム型ではない従来通りの建設計画を妥当とする県の方針を認め今後の事業についても継続を認める答申をこのほど〔2011年2月17日に〕行った。/ 同専門委は、県事業の透明性や客観性を高めるため、知事の付属機関として設置されている政策評価委員会三専門委員会(政策、公共事業、大規模事業)の一つ。総事業費が50億円以上の大規模公共事業などについて、5年ごとに再評価や再々評価を行いその妥当性を審議するもので、知事は専門委員会の答申をその後の政策に反映することが定められている。/ 津付ダムについて同委員会では昨年度〔2009年度〕も「要検討(事業継続)」とする県の方針を認める答申を行っていたが、国の検証要請があったことから昨年〔2010年〕11月に改めて諮問を受け、6回にわたる審議を行ってきた。」
▽「検証に際し、〔岩手〕県側はダム建設を柱とする現行計画と国が例示する「脱ダム」型対策案との比較評価結果として「ダム建設と河川改修を合わせた現行案が妥当」とする方向を明示。事業そのものについては従来通り「要検討(事業継続)」としていた。/ これらについて同専門委は現行計画が ▽治水に一定の効果を発揮 ▽早期に完成しコストも安い ▽環境に影響を与える可能性が低い ――といった観点から「妥当」とまとめ、〔2011年2月〕17日に答申を行った。/ 合わせて ▽国の方針や予算配分方法の見直し、新たな環境保全対策などにより、大幅な変更が生じることが明らかになった場合 ▽地元自治体が「ダムと河川改修案」以外の案を要望した場合 ──については、「専門委員会に報告し随時再評価の要否について意見を聴くこと」との付帯意見も添えた。/ 同じく諮問を受けていた盛岡市岩手県〕の梁川ダム(32年度〔2020年度〕完了予定、総事業費530億円)についても現行計画での事業継続を認める答申を行った。/ 県では今回の答申のほか、先に行ってきた流域自治体や住民との意見交換結果も踏まえて対応方針をまとめ近く国へ報告することにしている。」「▲津付ダム事業について大規模事業評価委は継続妥当の答申を行った(写真は昨年〔2010年〕12月の現地視察)」「2011年02月23日付 1面」

 

▼〔2011年2月18日 毎日新聞〕ダム事業の継続は妥当と答申:岩手県〔2011/2/18〕 - 役所だってマネジメントするんだ。 http://blogs.yahoo.co.jp/mimasatomo/37679032.html
▽「事業費が50億円以上の大規模事業を評価検証している岩手県の第三者委員会が、知事から諮問されていたダム事業を含む大規模事業について、県の継続実施とした判断は妥当であるとした答申を行っています。」
▽「■大規模事業評価専門委:簗川、津付ダム「事業継続妥当」の答申(110218毎日新聞)/ ・国のダム事業見直しに伴い簗川(盛岡市)、津付住田町)両ダムについて検証していた県大規模事業評価専門委員会(委員長、森杉寿芳・日本大総合科学研究所教授)は〔2011年2月〕17日、県に対し「事業継続は妥当」と答申した。/ ・〔2月〕24日に達増拓也知事が対応方針を決め、国に報告する。/ ・県庁で森杉委員長が加藤主税(ちから)政策地域部長と平井節生県土整備部長に答申書を渡した。/ ・森杉委員長は「建設による環境悪化への不安の声が大きかった。県には(早急に)モニタリング調査を始めてほしい」と注文した。/ ・委員会は、現行の「ダムと河川改修」案と、ダム代替案4案の計5案をそれぞれ審議した。/ ・その結果、▽一定の効果を発揮 ▽コスト的にも安い ▽環境に影響を与える可能性が低い --などの理由から「県の現行計画は妥当」と判断した。/ ・ダム建設を巡っては、市民団体などから「生態系に影響がある」と反発する声もある。/ ・森杉委員長は「モニタリング調査で大きな変化があれば、事業の見直しも考えなくてはいけない」と話した。/ ・平井県土整備部長は「学術関係者や国の研究機関とも相談して検証したい」と答えた。」

▽「■平成22年度の大規模事業評価専門委員会の審議状況等岩手県http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=25914https://web.archive.org/web/*/http://www-poly.iwate-pu.ac.jp/env/m2010_2.html / ○平成22年度大規模事業評価の答申について(概要) http://www.pref.iwate.jp/~hp0212/seisaku/daikibo/tousin/230217_tousingaiyou.pdf / ○答申(国基準) http://www.pref.iwate.jp/~hp0212/seisaku/daikibo/tousin/230217_tousin_kunikijun.pdf / ・簗川ダム建設事業:「現対策案が妥当」とした県の評価は妥当と認められる。/ ・津付ダム建設事業:「現対策案が妥当」とした県の評価は妥当と認められる。」」「■簗川ダム建設事業及び津付ダム建設事業の大規模事業評価(国基準)についての意見募集 http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=29209https://web.archive.org/web/20101206083739/http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=29209 / ○意見募集対象内容: §簗川ダム建設事業(盛岡市)〔県の評価:現対策案が妥当〕/ ・事業期間:平成4年度~平成32年度/ ・事業費:530億円/ §津付ダム建設事業(住田町)〔県の評価:現対策案が妥当〕/ ・事業期間:平成33年度〔2021年度〕/ ・事業費:141億円/ ○総合的評価: §簗川ダム建設事業の検証: 〔※略〕/ §津付ダム建設事業: ・「再評価実施要領細目」では、目的別の総合評価を行ったあと、各目的別の検討を踏まえて、検証の対象とするダム事業に関する総合的な評価を行うこととされています。/ ・津付ダムは洪水調節専用ダムであることから、洪水調節の評価が津付ダムの総合評価になるものです。/ ・整備計画レベルでのコスト比較では劣るものの、安全度の確保の面では「ダム+堤防の嵩上げ+引堤」/ 案は15年後に安全度が確保され、他の案に比べ早期の治水効果を発現できます。/ ・さらに、河川整備基本方針レベルの目標に対するコスト比較では「ダム+堤防の嵩上げ+引堤」案が経済的です。/ ・以上のことから、総合的に判断して現行計画案「ダム+堤防の嵩上げ+引堤」案が妥当であると判断しました。/ 雑感) 〔※略〕」

 

▼〔2011/02/15〕簗川、津付ダム案妥当/県大規模事業評価専門委|岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110215_2
▽「〔岩手〕県大規模事業評価専門委員会(森杉寿芳委員長)は〔2011年2月〕14日、国の補助ダム事業の検証対象の簗川(盛岡市)、津付住田町)両ダム建設事業について、現行のダム案を妥当とする結論を出した。県は同委員会からの答申を含め、本年度内〔2011年度内〕に国に報告する。しかし、地元反対団体からの意見聴取は最後まで行わない方針で、関係者から「根本的におかしい」と検証方法に批判も出ている。/ 委員7人が出席。同委員会は、現行の「ダムと河川改修」案、ダム代替案4案の計5案を審議した結果 ▽早期に完成しコストも安い▽県の積算根拠が妥当 ▽ダム建設で環境に大きな影響を与える可能性は低い —などから両ダム事業で「ダム案が妥当」と判断。今週中に県に答申する。/ 委員からは「生態系への影響をよく考えることが必要」「県民と合意形成を図りながら事業を考えるべき」などの声もあったが、答申中の付帯意見には盛り込まれない予定だ。/ 【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】/ (2011/02/15)」

 

▼〔2011年02月15日 朝日新聞〕2010年度後期|環境政策講座/メディア掲載|岩手県立大学総合政策学部 http://www-poly.iwate-pu.ac.jp/env/m2010_2.html
▽「[New] 岩手県における簗川ダム・津付ダムの建設について、昨年〔2010年〕9月、国土交通大臣が県知事に事業の再検証を要請。〔2011年〕2月14日、岩手県大規模事業評価専門委員会が、知事あてに、県の現行計画を妥当とする答申案をまとめました。これについて、同委員会委員である平塚明教授のコメントが掲載されました。/[記事] http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001102150003 」「〔報道機関(年月日):〕朝日新聞 asahi.com (2011年02月15日)」

▼〔2011年02月15日 朝日新聞岩手県営「梁川ダム」「津付ダム」は反対意見にかかわらず継続(水源連)〔2011-02-15〕 : 国土交通省によるダム見直し・市民監視特設サイト http://suigenren.exblog.jp/12972896
▽「岩手県の補助ダム「梁川ダム」「津付ダム」の検証について、大規模事業評価専門委員会で継続に反対する意見も出ましたが、結局は継続妥当の結論になってしまいました。/ 以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。」
▽「・・・引用開始/ 『■簗川・津付ダムは「継続妥当」 県評価委 http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001102150003朝日新聞岩手版 2011年2月15日/ 〔岩手〕県が建設を進める簗川ダムと津付ダムについて、県の大規模事業評価専門委員会は〔2011年2月〕14日、「県の現行計画が妥当」とする達増拓也知事あての答申案をまとめた。委員から「環境への影響は取り返しがつかない」などの慎重意見が出るなど、評価が分かれる中での結論となった。/ 両ダムは国の補助が入る「補助ダム」で、昨年〔2010年〕9月に国土交通相が達増知事に事業の再検証を要請していた。県は同委員会の中で現行案の妥当性を主張しており、予定通りのダム工事を進めることになりそうだ。/ ただ、評価方法には疑問が投げかけられた。県がダムの代替案として示した河川改修などの検討案は、いずれもダムより高い工事費。この日も委員から「節約案を示せているのか」との指摘が出た。さらに、委員の平塚明・〔岩手〕県立大教授(環境政策)は「財政は逼迫(ひっ・ぱく)している。30〜50年後、ダムのない川や、(残した)自然の持つ価値は大きくなる」「生態系を回復させる予算を考えたら、ダム建設が安いとは言えない。(事業費負担の)世代間公平も考えないといけない」と指摘。他の委員からも「〔簗川ダムは〕せめて環境の負荷が少ない(普段は水をためない)穴あきダムの検討を」との意見が出た。/ 最後は委員長の森杉寿芳・日大教授(土木計画)が「明快にダムが問題で環境に悪影響を生じているケースは報告がない」などとして「現行のダム建設案が妥当とする」ことを提案、7人の委員のうち5人の明確な賛同を得た。/ (後略)』 ・・・引用終了」

▽参考:
ビオトープNo.33〔2014年1月31日発行〕 | 協会誌|日本ビオトープ協会 http://www.biotope.gr.jp/journal/%E6%9C%80%E6%96%B0%E5%8F%B7%EF%BC%882011%E3%80%8025%E5%8F%B7%EF%BC%89/
→▼PDF:「ビオトープ」No.33(日本ビオトープ協会 2014)|日本ビオトープ協会 http://www.biotope.gr.jp/wp-content/uploads/33web.pdf
▽「日本ビオトープ協会誌『ビオトープ』No.33(最新号 33号 2014)/特集「震災復興と自然再生」」「【巻頭言】「植物の世界の復興」 平塚 明〔岩手県立大学教授/協会特任顧問 東北地区〕/ 〔※略〕」 ※津付ダム建設事業についての言及あり。

 

▼〔2011年2月14日〕岩手県 - 平成22年度第13回大規模事業評価専門委員会(平成23年2月14日) http://www.pref.iwate.jp/morioka/yanagawa/iinkai/hyokasenmon/016721.html
▽「1. 大規模公共事業の再評価について/ (1)簗川ダム建設事業(継続審議)/ (2)津付ダム建設事業継続審議)/ 2. 大規模施設整備事業の事前評価について/ (1)国体選手強化施設整備事業(多目的屋内練習施設等整備)」

▼〔2011年2月24日〕岩手県 - 答申を踏まえた県の対応方針(平成23年2月24日) http://www.pref.iwate.jp/morioka/yanagawa/iinkai/hyokasenmon/016723.html

▽参考:
岩手県 - 大規模事業評価専門委員会 http://www.pref.iwate.jp/morioka/yanagawa/iinkai/hyokasenmon/index.html

 

▼〔2011年2月1日 朝日新聞〕市民団体が県のダム計画に反論/岩手:【ダム・治水】報道情報(2011年02月)|全国流域連絡会議 http://zenryuuren.com/index.php?id=84#type001_84_10
▽『■市民団体が県のダム計画に反論/岩手/ 〔岩手〕県の進める簗川ダムと津付ダムの建設計画を有識者らで審議する県大規模事業評価専門委員会が〔2011年1月〕31日、盛岡市内で開かれた。/ この日は委員会が市民団体の「簗川ダム市民ネット」から意見聴取、同ネット世話人井上博夫・岩手大教授が「ダムを造らずとも県の計画より安い、安全な河川改修が可能だ」と指摘した。/ 簗川ダムは治水と利水が目的。県の計画では、100年に1度の大雨でも盛岡市の最下流で洪水を防ぐことを目的とし、盛岡市矢巾町に最大で1日5千立方メートルの水も供給する。/ 井上教授は「100年に一度の大雨で盛岡市の市街地で1秒で780立方メートルの水が流れるという県の想定は過大だ」と主張、さらに「流域には人家が少ないところもある。流域の農地には洪水の際に県が補償して、河川改修箇所を選ぶことで安く済ませることができる」と述べた。/ 簗川ダムは総事業費530億円で、国の補助が55%入る。2020年度に完成予定。委員会は津付ダムの建設についても審議しており、簗川ダムと合わせ今年度中〔2011年度中〕に県に答申する予定だ』「(平成23年2月1日 asahi.comhttp://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001102010005

 

▼ホットニュース《2011年1月》〔2011年1月26日〕|斉藤信のホームページ http://www.saito-shin.sakura.ne.jp/hotnews137.htm
▽「《2011年1月26日》/ ■簗川ダム・津付ダムの中止を県に申し入れ/自然環境を守りダムに頼らない治水対策を/ 〔2011年〕1月26日、日本共産党岩手県〔委〕員会、斉藤〔信〕県議、盛岡市議団、陸前高田市議団の連名で「改めて簗川ダム・津付ダムの中止を求める申し入れ」を達増拓也岩手県知事大規模事業評価専門委員長あてに行いました。簗川ダムについては〔2010年〕11月4日付の申し入れへの回答が〔2011年〕1月14日に示されたことから、その反論と問題点を示しました。/ 斉藤県議と庄子春治盛岡市議団長が平井節生県土整備部長、加藤主税地域政策部長に申し入れの趣旨を説明しました。申し入れの内容は、簗川ダムに関しては、(1)簗川ダム建設事業による大規模な自然環境破壊と河川と水質・生態系への影響について、県自身が委託調査で行った「鷹生ダム建設魚類生息環境影響調査」(平成18~21年度)の調査報告書をふまえて行うこと。(2)ダムに頼らない流域全体を考慮した総合的な治水対策、とりわけ「破堤しにくい堤防」など堤防の強化と簗川の特性に合った治水対策の検討。(3)余っている盛岡の利水の見直し。津付ダムについては、国の検証基準による検証結果でも河川改修のほうが費用がかからず、自然環境の破壊も起こらないことからダム事業を中止すること。その上で、住民説明会・住民討論集会の開催で住民に情報公開し住民の意見を聞くよう求めました。消団連の委託によりダム問題の専門団体である国土問題研究会の上野鉄男氏から意見書も提出されており、大規模事業評価専門委員会での意見陳述など科学的で専門的な検討を求めました。/ 平井県土整備部長は、申し入れを受け止め文書で回答するようにしたいと述べ、加藤地域政策部長は、大規模事業評価専門委員会に申し入れの内容は伝えると答えました。/ 申し入れの内容は「政策と活動」をご覧ください。」

▼改めて簗川ダム・津付ダムの中止を求める申し入れ/―「県の考え方」への反論と国の検証基準による県の検証結果の問題点について/日本共産党岩手県委員会〔2011年1月26日〕|斉藤信のホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~jcp-shin/11_01_26yanagawatsuduki.htm →http://www.saito-shin.sakura.ne.jp/11_01_26yanagawatsuduki.htm
▽「〔名宛て人:〕岩手県大規模事業評価専門委員会委員長 森杉壽芳 様/ 2011年1月26日/ 〔差し出し人:〕日本共産党岩手県委員会 委員長 菅原則勝/ 県議会議員 斉藤信/ 盛岡市議団長 庄子春治/ 陸前高田市議団長 及川一郎」「■改めて簗川ダム・津付ダムの中止を求める申し入れ ―「県の考え方」への反論と国の検証基準による県の検証結果の問題点について/ 〔2011年〕1月14日開催された大規模事業評価専門委員会において、〔2010年〕11月4日付で行った日本共産党岩手県委員会と県議、盛岡市議団の申し入れに対する「県の考えと対応」が示されました。その内容は、申し入れの内容について具体的・科学的な検討を回避するものとなっています。/ また、〔岩手〕県が〔2010年〕11月15日に示した簗川ダムと津付ダム建設事業国の検証基準による検証結果は重大な問題点と矛盾を示しており、改めて簗川ダムと津付ダムの中止を以下の通り申し入れるものであります。/ 1、 簗川ダムに関する党の申し入れに対する「県の考え方と対応」の問題点について/ 〔※略〕」
▽「〔※略〕/ 2、 自然環境破壊と過大な事業費となる津付ダム事業は見直すべき/ 津付ダム事業についての国の検証基準による検証結果は、当面の整備計画(30年確立の洪水に対応)で評価することになっており、残事業費での比較でも、堤防かさ上げと河川改修案が93億円でダム事業費の116億円よりも安くつくとされています。ダム建設による大規模な自然環境破壊を考えれば、2重3重にダム建設事業を見直すべきです。/ そもそも、津付ダムは気仙川の支流である大股川上流に建設されるものですが、ダム上流の流域面積は全体のわずか10%程度で、洪水対策に効果が見込まれないものです。他の流域に洪水があった場合は全く効果がありません。国道の改良のために計画されたダム建設事業というべきものです。/ 気仙川の水害の大きなものは陸前高田市内の内水被害です。水害の実態に合った対策こそ求められています。/ 河川改修事業では工事期間が長期にわたるというのは、これまでのダム事業優先の考え方で、ダムに頼らない治水対策を今後の基本方向とするなら河川改修事業をこれまで以上に推進することは可能です。また、県は河川改修による掘削の土砂量を過大に見積もっていますが、河川改修事業の場合、専門家の意見と河川の特性をよく知っている地元業者が実施すれば河川環境に与える影響を最少減に抑えることは可能です。/ 県財政が1兆5千億円余の県債残高(決算総額比で全国第2位の借金)を抱えているときに、不要不急の公共事業は根本から見直すべきものです。/ 3、 簗川も気仙川も住民の貴重な財産であり、限られた一部地域住民だけでなく、熊本県が実施したように住民説明会・住民討論集会を開催して、住民に情報を公開し住民の意見を聞くべきです。/ また、ダム問題の専門家の団体である国土問題研究会の上野鉄男氏から「簗川ダム建設事業の検証にかかる検討について」の意見書が提出されており、意見陳述を含め検討されるよう求めるものです。/ 以上わが党の申し入れに対する「県の考え方と対応」への反論と合わせて簗川ダム・津付ダム建設事業について、地域住民と専門家の意見をふまえた科学的で徹底した検討・審議を行い、ダム事業の見直しを行うよう申し入れるものです。/ 以上」

 

▼〔2011/01/22〕ダム本体建設に慎重論も/盛岡で有識者懇|岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110122_7
▽「〔岩手〕県内の有識者で構成するいわての川づくりプラン懇談会(堺茂樹会長、17人)は〔2011年1月〕21日、盛岡市内で開かれ、国の補助ダム事業の検証対象になっている簗川(盛岡市)、津付住田町)の両ダム事業を検討した。現行のダム案が妥当とする県に対し、委員からは「県に都合のいい資料内容だ」と批判が続出。「道路工事の完了が住民の願い」とダム本体の建設に慎重論も出た。」
▽「委員14人が出席。県は両ダム事業について、それぞれダム案とダム代替案の計5案を提示し、コスト面や実現性などからダム案が妥当と説明した。/ 委員からは「資料は県に都合がいい内容。公平な評価ができるようなまとめ方が必要」「河川や海への影響を考えた方がいい」などの批判が相次いだ。/ 県の検証作業についても「環境面を掘り下げるなど真剣に意見収集をした上で検討するべき」との指摘が出された。/ また、簗川ダム事業について、盛岡と宮古を結ぶ国道106号を約7キロにわたって新ルートに変更する工事も含まれているが「道路整備を完了させるのが住民の願いだ」と、道路完成後のダム本体工事の必要性に慎重論も上がった。/ 県は同懇談会の意見内容を報告書に盛り込み、国に提出する。/ 同日は簗川ダムの「関係住民の意見を聴く会」も開かれ、簗川流域の住民代表13人が参加。津付ダムと同様に、建設に反対する地元住民団体や利害関係者以外の一般住民は含まれなかった。/ 参加者からは「一日も早く安心して暮らしたいのが住民の希望だ」と早期完成を望む声が多く出た一方、「本当に10年後に完成するのか」と実現性を問う声などもあった。/ (2011/01/22)」

 

▼〔2011年1月21日開催〕岩手県 - いわての川づくりプラン懇談会 http://www.pref.iwate.jp/morioka/yanagawa/kenshou/017047.html
▽「平成23年〔2011年〕1月21日(金)に行なわれた「いわての川づくりプラン懇談会」において、ダムの検証についてご意見をいただきました。/ ◆いわての川づくりプラン懇談会/ ■1. 開催日時: 平成23年〔2011年〕1月21日(金曜日) 13時30分〜17時00分/ ■2. 開催場所: 岩手県民会館 第2会議室(盛岡市)/ ■3. 出席者: 委員 14名/ ■4. 議題 (ダムの検証に係るもの): (1) 国が県に要請したダムの検証の経緯について/ (2) 国が示した検証の手続きについて/ (3) 検証についての報告(簗川ダム、津付ダム)/ (注)会議資料、会議結果等は以下の関連フォルダよりダウンロードしてご覧ください。」
▽「■添付ファイル ・01_会議結果 (PDFファイル 106.6KB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/01_kaigikekka.pdf / ・02_懇談会次第 (PDFファイル 54.3KB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/02_kondankaishidai.pdf / ・03_資料1〔検証に至る経緯について〕 (PDFファイル 192.1KB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/03_shiryou01.pdf / ・04_資料2〔個別ダム検証の進め方等〕 (PDFファイル 278.4KB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/04_shiryou02.pdf / ・05_資料3〔津付ダム建設事業の検証に係る検討説明資料〕 (PDFファイル 7.3MB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/05_shiryou03.pdf / ・06_資料4〔簗川ダム〕 (PDFファイル 11.2MB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/06_shiryou04.pdf / ・07_資料5〔平成22年7月、県北部集中豪雨復旧状況〕 (PDFファイル 2.5MB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/07_shiryou05.pdf / ・08_参考資料1〔「津付ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」開催結果について〕 (PDFファイル 101.3KB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/08_sankoushiryou01.pdf / ・09_参考資料2〔簗川ダム〕 (PDFファイル 101.0KB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/09_sankoushiryou02.pdf / ・10_参考資料3〔津付ダム建設事業大規模公共事業評価に係る県民意見募集の結果及び意見に対する県の考え方(意見募集期間:平成22年〔2010年〕11月15日〜平成22年〔2010年〕12月17日)〕 (PDFファイル 246.5KB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/10_sankoushiryou03.pdf / ・11_参考資料4〔簗川ダム〕 (PDFファイル 357.7KB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/11_sankoushiryou04.pdf / ・12_津付ダム説明スライド〔津付ダム建設事業の検証概要(平成23年〔2011年〕1月21日/県土整備部河川課)〕 (PDFファイル 2.7MB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/12_tudukidamslide.pdf / ・13_簗川ダム説明スライド (PDFファイル 3.7MB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/13_yanagawadamslide.pdf / ・14_議事録 (PDFファイル 368.1KB) http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/047/14_gijiroku.pdf

 

▼〔2011/01/20〕陸前高田でも参加者限定/ダム建設の意見聴く会|岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110120_7
▽「国の補助ダムの検証対象になっている津付ダム住田町)の「関係住民の意見を聴く会」は〔2011年1月〕19日陸前高田市高田町のふれあいセンターで開かれた。参加者の多くが「途中で中止するべきでない」と現行のダム案に賛成する一方、「ダム代替案を幅広く検討するべき」との慎重論もあった。参加者を一部住民に絞った開催に、傍聴した住民団体関係者は「民主的ではない」と県の姿勢を批判した。」
▽「気仙川流域5地区の住民代表11人が参加。〔岩手〕県は現行のダム案とダム代替案の計5案をコスト面など七つの評価軸で検討した結果、早期に一定の安全性を確保できることなどからダム案が妥当と説明した。/ 参加者からは「事業は既に始まっており途中でやめるべきではない」などとダム案への賛成者がほとんどの一方、代替案に対し「他の見方も含め最良の方法を幅広く検討するべきではないか」との意見も出された。/ 県は「意見を聴く会」の参加対象者を、ダム建設に関係する河川の洪水氾濫想定区域の住民代表に限定している。/ 同日傍聴したダム建設に反対する住民団体めぐみ豊かな気仙川と広田湾を守る地域住民の会吉田正世話人代表は「一部の代表の意見は必ずしも住民全体の考えではなく、県のやり方は民主的ではない」と訴えた。/ (2011/01/20)」

▽参考:
▼盛岡タイムス Web News|「治水早く」と流域住民/簗川ダムの意見聞く会〔2011年1月23日〕 http://www.morioka-times.com/news/2011/1101/23/11012301.htm

 

▼〔2011年1月19日 岩手日報〕参加住民限定し開始/県「ダム建設の意見聴く会」/岩手|【ダム・治水】報道情報(2011年01月)|全国流域連絡会議 http://zenryuuren.com/index.php?id=84#type001_84_9
▽『■参加住民限定し開始 県「ダム建設の意見聴く会」/岩手/ 〔岩手〕県は〔2011年1月〕18日、国の補助ダム事業の検証対象となった津付住田町)、簗川(盛岡市)両ダム事業の「関係住民の意見を聴く会」を始めた。同日は住田町で気仙川流域の一部住民を対象に行い、津付ダムについて検討。ほとんどが現行のダム案に賛成したが「ダムありきの議論だ」との批判もあった。一連の会合にはダムに反対する住民団体が対象に含まれないことなどから、県の姿勢に疑問の声も出ている。』
▽『気仙川流域の住民代表22人が参加。県は現行の「ダムと河川改修」案とダム代替案の計5案を示し、完成までの期間やコスト面などからダム案が妥当―と説明した。/ 過去に洪水被害に遭った経緯や付け替え道路建設を望む立場などから、ほとんどの参加者が「ダムが完成しないと治水効果が出ない」「現在の国道は狭く一日も早い完成を」とダム案に賛成した。/ 一方、一部参加者からは「ダムありきの議論。(経済情勢が悪化する中で)ダム自体も完成するのか」との慎重論も出された。/ ダム事業の「関係住民」を対象とする同会合をめぐっては国が明確な参加者の設定をしていない中、県はダム建設に関係する河川の「洪水氾濫想定区域」の住民代表に限定した。【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】』「(平成23年1月19日 岩手日報http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110119_1

 

▼〔2011年01月19日〕 現行計画への支持多く/津付ダム検証で県/住民対象に「意見聴く会」/住田で|東海新報 http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws6368
▽「国の要請に基づく津付ダム建設事業(住田町世田米)の検証を進めてきた〔岩手〕県は〔2011年1月〕18日午後、住田町農林会館で「津付ダム検証に係る関係住民の意見を聴く会」 を開いた。町内の気仙川流域自治公民館の代表者を対象に、ダム建設を柱とする現行計画案と国が例示する「脱ダム」型対策案などとの比較評価内容について説 明。出席町民からは「早期建設を」と現行案を支持する声が相次いだ。「聴く会」は〔2011年1月〕19日に陸前高田市でも開かれる。/ 津付ダム建設事業は国補助のもとで県が計画。河川改修などと合わせた気仙川の総合治水対策の柱として同川支流の大股川で進めているもので、総事業費は141億円。本体未 着工のため再検証の対象となった。」
▽「今回の「聴く会」は、年度内〔2010年度内〕に国に検証結果を報告するのを前に流域住民の意見を反映させようと開催。県側から県土整備部河川課津付ダム建設事務所職員、気仙川洪水はんらん想定区域の住民代表として、世田米地区内八つの公民館の 代表者計22人が出席した。/ 冒頭、菊池光津付ダム建設事務所長が検証前後の経緯に触れながらあいさつ。同事務所の矢内泉次長が昨年秋〔2010年秋〕 から、検証内容について説明した。/ 県ではダム建設と堤防かさ上げなどの河川改修を組み合わせた現行案(〔現時点から〕完成までの試算コスト116億円、完成予定15年後)のほか、国から示された26の「脱ダム型」対策案から ▽遊水地設置と河川改修(同133億円、38年後) ▽放水路設置と河川改修(227億円、54年後) ▽河川改修のみ(93億円、47年後) ▽宅地かさ上げと河川改修(122億円、44年後) ――の四つの複合案を抽出。/ 安全度やコスト、実現時期、地域社会や環境への影響などを軸とした比較評価の結果、「コスト面では他案が優れる面もある が、早期の安全性発現などの観点から現行案が妥当」という考えを打ち出し、早期の治水対策を求めている陸前高田市と住田町もこれに同意を示している。/  これについて出席者の大半が「さまざまな角度からの検証がなされており、現行案が妥当」「大雨や台風のたびおびえている。すみやかに着工を」と賛意を示し、「工事の際は環境への配慮を十分に」といった声も。合わせて気仙川沿いを走りたびたびの冠水被害に遭い、道幅も狭い国道340号の早期改良を求める意 見が多く寄せられた。/ 一方で、会を傍聴した大船渡市三陸町の農業・山下裕一さん(40)は、県が現行案を妥当とすることについて、「県が示しているコ ストや効果などの数字の算出根拠に疑問があり、納得できない」と話していた。/ 陸前高田市会場は〔2011年1月〕19日午後7時から同市ふれあいセン ターで開催。傍聴は10人まで。希望者は開始15分前までに会場へ。/ 問い合わせは県津付ダム建設事務所(TEL 〔0192・〕22・8182)へ。」「▲津付ダムの検証内容について聞く公民館関係者ら=住田町農林会館」「2011年01月19日付 1面」

 

▽▽2010年(平成22年):

 

▼岩手の環境 岩手日報の新聞「環境関係ニュース見出し」 一覧|三陸の海・下北の大地を放射能から守ろう(三陸の海を放射能から守る岩手の会) http://sanriku.my.coocan.jp/#kankyou
▽「■環境公害問題スクラップ(岩手、日本、世界)/「岩手日報」盛岡版から/ 岩手日報の環境に係わる記事の「見出し」を掲載しています。記事の内容はその日の新聞を調べて下さい。もしくは日報〔岩手日報〕のホームページ(環境)から調べる方法もあります。」 ※以下、年の表記を西暦4桁で追補、「津府ダム」とあった誤植を訂正してある。

→▼〔2010年 岩手日報盛岡版〕岩手県の環境関係ニュース 2010.10-12(2010/10/1〜12/31)|三陸の海・下北の大地を放射能から守ろう http://sanriku.my.coocan.jp/env104.htm
・2010/11/16 ☆ダムありき 批判、梁川・津付、県本格審議、委員から相次ぐ
・2010/11/05 津付ダムの再評価決定、県の専門委、審議〔11月〕15日開始、梁川も

 

▼〔2010年11月17日 毎日新聞岩手県営「津付ダム」「柳川ダム」は手抜き検証のおそれ(水源連) : 国土交通省によるダム見直し・市民監視特設サイト http://suigenren.exblog.jp/12296649/
▽「岩手県営ダム「津付(つづき)ダム」、「簗川ダム」のダム検証についてです。事業評価専門委員会は、事業者がダム検証を行って最後に継続か中止の判断するときに意見を聴くところです。その委員会に最初から意見を聴いてはダム検証の意味がありません。手抜きのダム検証がエスカレートしているように思います。/ 以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。」
▽「・・・引用開始/ 『毎日新聞岩手版 2010年11月17日/ ■大規模事業評価専門委:津付、簗川の2ダムで県が「現行計画妥当」 /岩手/ 〔岩手〕県の大規模事業評価専門委員会(委員長、森杉寿芳・日大総合科学研究所教授)が〔2010年11月〕15日、盛岡市内で開かれた。県は民主党政権による政策転換で検証対象になった津付住田町)、簗川(盛岡市)の県営2ダムについて、現行計画案が妥当とする見解を示した。/ 県が国の指針に基づいて、計画雨量 ▽基本高水流量 ▽堆砂(たいさ)計画 ▽利水計画(簗川ダムのみ) ▽総事業費 ▽工期 --で点検した。/ 津付ダムは1996年以降の洪水がいずれも計画の基本高水流量を下回ることなどから妥当とした。簗川ダムも設計の見直しなどで総事業費が当初の530億円から490億円になると見込まれ、問題はないとした。/ (以下略)』 ・・・引用終了」

 

▼〔2010年11月16日 岩手日報〕「ダムありき」批判/簗川・津付で県本格審議|【ダム・治水】報道情報(2010年11月)|全国流域連絡会議 http://zenryuuren.com/index.php?id=84#type001_84_6
▽「■「ダムありき」批判 簗川・津付で県本格審議/ 県大規模事業評価専門委員会(森杉寿芳委員長、8人)は〔2010年11月〕15日、盛岡市内で開かれ、国の補助ダム事業の検証対象となっている簗川(盛岡市)、津付(住田町)両ダム事業の本格審議を開始した。県は両事業について「ダム案が妥当」としたが、委員からは「ダムありき」とする県の姿勢を問う声が相次いだ。」
▽「委員全員が出席。簗川、津付両ダム事業について、県と国の各評価基準に沿ってそれぞれ審議した。/ 国のダム検証に伴って、県は両ダム事業の治水対策案としてダム、遊水地、放水路、宅地かさ上げにそれぞれ河川改修を組み合わせた4案と河川改修単独案の計5案をそれぞれ提示。実現性やコストなど七つの評価軸から、両事業とも「ダム案が妥当」と判断した。これに対し、委員は「(県が)ダムを造るしかないというなら検討の余地がない」と厳しく指摘した。/ 簗川ダム事業では「ダム案は環境への影響が小さいというのは納得できない。大きな影響があるのが当然」、「道路や田で一時的な水没を前提にするなど、柔軟な代替案を作るべき」などと注文。/ 津付ダム事業については「ダム案以外の案を複合させれば、早期完了の方策ができるのではないか」との慎重論も出た。/ 審議は来年〔2011年〕2月まで。県は年度内に同委員会の審議内容を踏まえ、国に対応方針を報告する。」「(平成22年11月16日 岩手日報http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101116_14

 

▼〔2010年11月16日 毎日新聞〕大規模事業評価委:津付、簗川の2ダムで県が「現行計画妥当」:【ダム・治水】報道情報(2010年11月)|全国流域連絡会議 http://zenryuuren.com/index.php?id=84#type001_84_6
▽「■大規模事業評価委:津付、簗川の2ダムで県が「現行計画妥当」/ 〔岩手〕県の大規模事業評価専門委員会(委員長、森杉寿芳・日大総合科学研究所教授)が〔2010年11月〕15日、盛岡市内で開かれた。〔岩手〕県は民主党政権による政策転換で検証対象になった津付住田町)、簗川(盛岡市)の県営2ダムについて、現行計画案が妥当とする見解を示した。/ 県が国の指針に基づいて、計画雨量 ▽基本高水流量 ▽堆砂(たいさ)計画 ▽利水計画(簗川ダムのみ) ▽総事業費 ▽工期 --で点検した。/ 津付ダムは1996年以降の洪水がいずれも計画の基本高水流量を下回ることなどから妥当とした。簗川ダムも設計の見直しなどで総事業費が当初の530億円から490億円になると見込まれ、問題はないとした。/ 今後は県民から意見を聞いたうえで専門委で協議し、年度末には結論を出す予定だ」「(平成22年11月16日 毎日.jp) http://mainichi.jp/area/iwate/news/20101116ddlk03010085000c.html

 

▼〔2010年11月12日〕 地元は現行案を評価/津付ダム再検証への対応|東海新報 http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws6190
▽「国土交通省が事業の必要性を検証するよう求めた津付ダム(住田町世田米)について、事業主体の〔岩手〕県はダム建設を柱とする現行計画案と、国が例示する「脱ダム」型の対策案をもとにしたものとの比較評価を行っており、〔2010年11月〕11日に住田町の同ダム建設事務所〔津付ダム建設事務所〕でその概要を流域自治体へ説明した。地元自治体は早期実現性などから現行案を推す声が聞かれ、今後、知事と流域市町首長による「津付ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」で方針をまとめ、国に伝えることにしている。/ 県営津付ダム建設事業は河川改修などと合わせた気仙川の総合治水対策の柱として、国補助のもとで県が計画。ダム本体工事は平成31年度〔2019年度〕完成の予定で総事業費141億円〔※別に河川改修費24億円が予定されている〕。/ 昨年〔2009年〕の政権交代後〔※2009年8月の第45回衆議院議員総選挙民主党衆議院第1党となった〕、「できるだけダムに頼らない治水」への転換をうたう国は建設継続か中止かを検証する新基準を設置。そのうえで今年〔2010年〕9月28日、馬淵澄夫国交相が本体工事が未着工の全国84のダムについて、事業主体の自治体などに対して再検証を要請。津付ダムもこの対象となった。/ これを受けて県は、国が例示した26の対策案に基づき、ダム建設と堤防かさ上げなどの河川改修を組み合わせた現行案のほか、▽遊水池設置と河川改修 ▽放水路設置と河川改修 ▽河川改修のみ ▽宅地かさ上げと河川改修 --の四つの複合案を抽出。安全度やコスト、実現性、地域社会や環境への影響を軸に比較しながら評価を行い、「検討の場」でとりまとめ国に伝えることとしている。」
▽「同日〔2010年11月11日〕の会合は「検討の場」に先立っての幹事会として公開で開かれ、県から県土整備部河川課の松本中総括課長、陸前高田市建設部建設課の小山公喜課長補佐、住田町津付ダム対策室の高橋俊一室長が出席。/ 県側が再検証要請前後の経緯や評価内容について説明。現行案はコスト面で河川改修のみ案や宅地かさ上げと河川改修案よりかさむものの、移転補償や用地買収などがほぼ済んでおり、実現時期は他案の3分の1程度となる見込みを示すなどした。/ 陸前高田市と住田町ではいずれも早期ダム着工を求めている経緯もあり、小山課長補佐と高橋室長はこうした説明を受け、「早期の安全性発現のためにも現行案で進めてもらいたい」「安全度や地域への影響を見るに、着手を待つだけの現行案が望ましいのでは」と、現行案を評価していた。/ 県はこれらの内容を〔2010年11月〕15日に開かれる県大規模事業評価委員会にも提出したうえパブリックコメントを経て、〔2010年〕12月中に首長による「検討の場」で最終的にまとめたのち、国に対して方針を伝えることにしている。/ 津付ダム予算配分は、付替道工事〔国道397号津付道路工事〕など生活再建事業に限られており、本体工事については〔未着工で〕事実上の凍結状態。一連の検証作業などが続くことにより、県はダム本体の完成予定は2年先送りの〔平成〕33年〔2021年度〕になると見込んでいる。」「▲現行計画案と他案との比較内容が示された会合=津付ダム建設事務所」「2010年11月12日付 1面」

▽参考:
第45回衆議院議員総選挙〔2009年8月〕 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC45%E5%9B%9E%E8%A1%86%E8%AD%B0%E9%99%A2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E7%B7%8F%E9%81%B8%E6%8C%99

 

▼〔2010/11/12 岩手日報〕1号トンネル貫通/津付ダム付け替え国道〔岩手日報〕 - 47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/CI/201011/CI-20101112-00569.html
▽「〔岩手〕県が工事を進める住田町世田米の津付ダム付け替え国道397号津付道路)の1号トンネル(423メートル)が〔2010年11月〕11日、貫通した。津付道路が全線開通する2014年度から使用される。/ トンネル西端の壁を油圧ブレーカなどの重機で掘削した後、関係者が神事で貫通を祝った。津付ダム建設事務所の矢内泉次長が「今後も無事故を祈る」と現場関係者を前にあいさつした。/ 1号トンネルの事業費は約7億3千万円。津付道路(2・7キロ)は1〜3号のトンネルがあり、順次作業を進める。道路全体の総事業費は約73億円。 [記事全文] http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101112_5 」「2010/11/12 00:00 【岩手日報】」

 

▼〔2010年10月26日 岩手日報〕大規模事業評価委:津付、簗川の2ダムで県が「現行計画妥当」:【ダム・治水】報道情報(2010年10月)|全国流域連絡会議 http://zenryuuren.com/index.php?id=84#type001_84_5
▽『■簗川ダム事業の審議開始 県の評価専門委員会/ 〔岩手〕県の諮問機関・大規模事業評価専門委員会(森杉寿芳委員長、8人)は〔2010年10月〕25日、県庁で開かれ、簗川ダム(盛岡市)事業の審議を開始した。同ダムは国の補助ダム事業の検証対象で、今後は通常の審議とともに国が示した評価軸に沿って検証を進め、2010年度内に国に報告する方針。09年度に審議が終了した津付ダム住田町)事業も検証対象で、同専門委の判断次第では2年連続で審議される可能性が高い。/ 同日は委員7人が出席。県は簗川ダム建設について ▽ダム建設と河川改修 ▽河川改修単独 ▽放水路トンネル建設と河川改修 ▽宅地かさ上げと河川改修 ―の4案を提示。ダム案の総事業費が339億円と最も安く、工期も20年度までと最短で完了することを説明した。/ 委員からは「コスト縮減の内訳は」「周辺区域の降雨状況の傾向を示すべきだ」などの指摘が出た。」
▽「国のダム事業検証をめぐっては、国土交通省が〔2010年〕9月下旬、県に対し簗川、津付両ダム事業の検証を要請。県はダム案とダム以外の代替案を複数立案してコストや実現性など7項目の評価軸で検討、同専門委の意見を付けて10年度内に国交省に報告する方針だ。/ それに伴い、〔2010年〕11月の同専門委では、10年度の評価対象となっている簗川ダム事業の審議に加え、09年度に「要検討(事業継続)」と答申した津付ダム事業も再評価するかどうかを検討する。/ 県河川課の及川隆河川開発課長は「専門委の意見を真摯(しんし)に受け止め、国に報告するための検証作業と各種手続きを着実に行いたい」と話す。』「(平成22年10月26日 岩手日報http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101026_7

 

▼今年もサクラマスの産卵の季節がやって来た。〔2010年10月26日〕 | フライの雑誌社 http://www.furainozasshi.com/%E3%81%82%E3%81%95%E5%B7%9D%E6%97%A5%E8%A8%98/%E4%BB%8A%E5%B9%B4%E3%82%82%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%94%A3%E5%8D%B5%E3%81%AE%E5%AD%A3%E7%AF%80%E3%81%8C%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9D%A5%E3%81%9F%E3%80%82/

 

▼いわて労連第22回定期大会でのあいさつ(2010.9.11)|斉藤信のホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~jcp-shin/10_09_11aisatsu.htm →http://www.saito-shin.sakura.ne.jp/10_09_11aisatsu.htm
▽「〔※略〕/ また、達増県政の実態も自民党政治そのものであります。誘致企業の工場閉鎖や大リストラにもものが言えず、民主党職業訓練センター廃止問題では、真っ先に廃止反対の旗を下げてしまいました。簗川ダムや津付ダム建設事業は無駄遣いが明らかになっても継続推進しています。その背景には、県発注の公共事業で、小沢事務所による「天の声」による談合利権政治がはびこっている問題があります。「コンクリートから小沢へ」が県政の実態です。/ 〔※略〕」

 

▼活動紹介|岩手県技術士会(公益社団法人日本技術士会 東北本部岩手県支部) http://www1a.ipei.jp/profile3.html
▽「2010.08.23 施工部会 津付ダム国道397号付替国道〔津付道路〕 1号トンネル見学会 〔※報告書リンク〕 http://www1a.ipei.jp/100823sekou.pdf

 

▼〔2010年8月20日 岩手日報〕:【ダム・治水】報道情報(2010年8月)|全国流域連絡会議 http://zenryuuren.com/index.php?id=84#type001_84_3
▽『■津付ダム(住田)再審議も 県の大規模事業評価専門委員会/ 〔岩手〕県の諮問機関・大規模事業評価専門委員会(森杉寿芳委員長、8人)は〔2010年8月〕19日、盛岡市内で開かれ、国の補助ダム事業の検証対象となった本県の簗川(盛岡市)、津付住田町)の両ダム事業検討に向け、〔2010年〕9月下旬に勉強会を開くことを決めた。国が県に判断基準を提示後、評価軸に沿って検討開始する予定。同専門委は昨年〔2009年〕、津付ダム事業を審議し「事業継続」と答申したばかりだが、国が示す基準次第では再審議の可能性も出ている。/ 会合で、委員が「(基準案の)専門性が高い」との理由から勉強会の開催を提案。〔2010年〕9月21日の会合終了後に開き、委員が任意で参加することを申し合わせた。/ 国のダム事業検証をめぐっては、国土交通省有識者会議が7月中旬に判断基準案をまとめた。/ 基準が正式決定される時期は不透明だが、基準案の内容で最終決定された場合、県は、ダム案に加えてダム以外の代替案を複数立案し、コストや環境への影響など8項目の評価軸で検討、国交省に報告することになる。』「(平成22年8月20日 岩手日報http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100820_2

 

▼KUBB for People and Forest|アユ解禁〔2010/06/30〕 http://ecokubbsumita.blog133.fc2.com/blog-entry-19.html
▽「明日〔2010年7月1日〕は気仙川のアユ解禁日です。/ 町内を流れる清流気仙川はアユ釣りで有名で、毎年全国から釣り人が訪れます。特に解禁日は、夜明けから釣り糸をたれる方々の姿が川にずらっと並んでいるくらいです。/ そんな気仙川のアユを育んでいるのは、住田町の人々が昔から林業に一生懸命取りくみ、多面的機能の高い森林を作ってきたからだと私達は自負しています。/ そうした美しい川を守る仕組みでもあるFSC森林認証には、「モニタリングと評価」の原則という、現状をモニタリングしてして把握し、それを評価して、よりよくするにはどのような森林管理をしていくか検討するという前向きな仕組みがあります。/ 気仙川に関わるモニタリングには、土砂流出や水性生物、水質調査の項目があり、気仙川漁協が岩手県から委託されて行っている土砂流出監視結果や町内の小学生が総合学習で行う水生生物調査の結果、津付ダム業務報告書などを利用させてもらっています。/ 地域の方のご協力をいただきながら、行っているのも住田町のFSC森林認証の特徴のひとつです。」

 

▼大船渡・陸前高田の釣り専門店フィッシングサンゴのブログ:津付ダムは一体どうなるのか?〔2010年06月26日〕 http://fishingsango1.da-te.jp/e344181.html
▽「■津付ダムは一体どうなるのか?/ もちろん、中止してもらわなければ困ります。〔2010年〕6月5日に「めぐみ豊かな気仙川と広田湾を守る地域住民の会」に参加してきました。講師は北里大学准教授の朝日田〔卓〕先生と、東京海洋大学名誉教授の水口〔憲哉〕先生など。/しかし、この計画 地域住民の誰一人として賛成していないのは、前回も述べたところ、この状況に変化はありません。では、何故、誰のために津付ダムは建設を強行されるのか? すっごく不思議なんですけど。水口先生によればダムは「今も昔も政治によって出来る」とのことです。つまり、そこに発生する利権によって潤う人たちがいるから出来る。住民にとって本当に必要かどうかは二の次。このことに漁協がまったく反対していないのが不思議。だって、もし、この小さな気仙川に、本当にダムが出来たら、気仙川漁協の人たちが何よりも大切にしている鮎までが、激減する事は理解しているのでしょうか?」

 

▼「サクラマスの棲む気仙川トーク」動画配信します。〔2010年6月24日〕 | フライの雑誌社 http://www.furainozasshi.com/%E3%81%82%E3%81%95%E5%B7%9D%E6%97%A5%E8%A8%98/%E3%80%8C%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%A3%B2%E3%82%80%E6%B0%97%E4%BB%99%E5%B7%9D%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%80%8D%E5%8B%95%E7%94%BB%E9%85%8D%E4%BF%A1%E3%81%97%E3%81%BE/

 

▼2010年3月5日 2月定例〔岩手〕県議会・本会議/津付ダムトンネル工事の請負案件に対する反対討論〔2010年3月5日〕|斉藤信のホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~jcp-shin/10_03_05hantai.htmhttp://www.saito-shin.sakura.ne.jp/10_03_05hantai.htm
▽「2010年3月5日 2月定例県議会・本会議/ ■津付ダムトンネル工事の請負案件に対する反対討論/ 日本共産党の斉藤信でございます。議案第65号、津付ダム付け替え国道397号1号トンネル築造工事の請負契約に関し議決を求める議案に反対の討論を行います。/ 反対する第一の理由は、津付ダム建設事業が、鳩山政権のもとで、「コンクリートから人へ」のスローガンのもと、ダムに頼らない治水のあり方をめざす方針に基づき、今年〔2010年〕8月までに示される〔国の〕見直し基準・方針による検証対象のダムになっていることです。/ これまで県議会でも明らかにしてきたように、津付ダム建設事業は141億円のダムを建設しても30年に1回の洪水にも対応できない、ムダというべきダムであります。30年に1回の治水対策のためには164億円もかかります。河川改修なら県の試算でも94億円で済むとされており、国の検証を踏まえるまでもなく中止・見直しすべきダム建設事業であります。政権交代した鳩山政権が、ダムに頼らない治水計画をめざすことは当然のことであり、民主党籍を持つ達増知事が本来先頭に立って進めるべき課題ではないでしょうか。/ あくまでも過大な税金を投入してダム建設を進めようとする達増〔拓也〕県政の姿勢は、県民の立場からみると到底納得できないものであります。/ 今、小沢〔一郎〕民主党幹事長の「政治と金」の問題で大問題となっている胆沢ダム建設事業のように、その裏には利権政治があるのではないかと疑わざるを得ないものです。/ 国道397号の改修が必要とするなら、ムダなダム建設事業に絡めることなく道路整備事業として進めるべきであります。/ 反対する第二の理由は、予定価格9億7310万円に対し、7億2975万円、74.99%で落札されていることであります。総合入札方式で入札が行われたとはいえ、低すぎる落札額・落札率であります。これでは下請け企業がさらに単価や労賃を買いたたかれる危険性があるのではないでしょうか。/ 岩手県の落札率は東北各県と比較しても最も低く、岩手県建設業協会の県営建設工事のコスト調査結果(09年12月24日付、日刊岩手建設工業新聞)によれば、7割の工事で営業赤字となっているとのことであります。仕事が少ない中で、工事を取っても赤字となるのではダブルパンチというべき状況ではないでしょうか。/ 各県がすでに導入している最低限価格の導入を含め、必要なあらゆる対策と改善を機敏に図るべきであります。/ 以上申し上げ反対討論といたします。ご清聴ありがとうございました。」

 

▼桜鱒の棲む川 ─サクラマスよ、故郷の川をのぼれ!【無料公開中】〔2010年1月31日〕 | フライの雑誌社 http://www.furainozasshi.com/%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC%E4%B8%80%E8%A6%A7/%E6%A1%9C%E9%B1%92%E3%81%AE%E6%A3%B2%E3%82%80%E5%B7%9D/

 

▼ダムに沈む民主党事業仕分け〔2010/01/15〕: 園田義明めも。 http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/01/15/4814829

 

▽▽2009年(平成21年):

 

▼〔2009年〕12月14日から20日までの行動日記|永井一雄長野県議会議員 http://www.ne.jp/asahi/suzaka/nagai-k/katudou_houkoku/20091214_1220katudou.htm
▽「〔2009年12月〕16日(水)/ ■道府県の全ての補助ダム事業への予算づけ凍結を求める要望活動(東京)/ 9:40 国土交通省合同庁舎3号館に北海道(当別ダム)、岩手(津付ダム)、山形(最上小国川ダム)、長野(浅川ダム)、静岡(大田川ダム)、香川(新内海ダム)、熊本(路木ダム)の関係者25人が集合 〜 10:00からの予定が40分遅れで三日月大造(滋賀県選出)政務官政務官室で直接要望を行った。 〜 記者クラブへの要望書投げ込み 〜 衆・参議員会館鳩山由紀夫総理大臣はじめ前原〔誠司〕国土交通大臣、馬淵・辻元副大臣、藤井財務大臣、原口総務大臣の事務室訪問要請 〜 昼食 〜 各県選出衆・参議員への要請行動〜憲政記念館に集合し集会準備 〜 15:00〜16:30 総事業費の7割も国が税金投入して建設される道府県営の補助ダム!!「人よりもコンクリートの予算づけ凍結を政権与党に求める緊急!!合同集会」開催。/ 熊本県中島隆利社民党代議士(路木ダム反対)の大変な仲介の労で今日〔12月16日〕の三日月政務官の面会要請行動が行うことが出来た。感謝・感謝。田中康夫新党日本代表、川田龍平みんなの会参議員、吉泉秀男社民党代議士、仁比聡平共産党参議員も忙しい中参加いただき集会が開かれた。 議員の挨拶に続いて今本博健先生の「治水からみたダム計画への疑問」の講演に各ダムの現況報告と更なる取り組みへの確認が行われ一日の行動が終了した。それにしても衆参議員会館をあちこち歩くとは大変な疲れでありました。」

 

▼〔2009/11/19 岩手日報〕津付ダム事業の県評価「妥当」/問われる第三者委(岩手日報) - 47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/CI/200911/CI-20091119-00876.html
→▼津付ダム事業の県評価「妥当」/問われる第三者委〔2009/11/19〕|岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091119_16
▽「鳩山政権でダム事業の見直しが進む中、〔岩手〕県大規模事業評価専門委(木村伸男委員長)は津付ダム(住田町)建設事業を「要検討(事業継続)」とする県の評価を妥当と認めた。県は〔2009年〕10月下旬の本年度〔平成21年度〕最終委員会になって、ダムを含む気仙川水系の治水対策が計画より38年間遅れることを報告したが、住民の意見聴取や十分な検討もないまま審議を終結。「県の追認組織」ととられかねない対応に住民から疑問の声が上がっており、第三者委員会の在り方が問われている。(報道部・高橋朋宏)」
▽「〔2009年〕10月29日に盛岡市内で開かれた同委の本年度〔平成21年度〕最終委員会。県は冒頭、「魚類への影響を考慮すると、河床掘削工事の時期が限定されることが分かった」として、計画の大幅な遅れを明らかにした。/ 県が妥当とする津付ダム建設と河川改修の組み合わせ(総事業費334億円)の完了予定は38年間遅れて2104年となり、対案の河川改修のみ(同354億円)は55年間遅れて2149年となる内容だった。/ 県が選出する学識経験者7人で構成する同委は、2案の比較検討を6回重ねてきた。だが、これまでの議論を覆す変更に、委員からは「住民に説明したのか」「妥当と認めるのは難しい」との批判が相次いだ。/ それでも、最終的に同委は「非常に問題があるが、妥当としたい」などとして、県の計画通りダム建設と河川改修の組み合わせで事業継続することを妥当と判断。今月〔2009年11月〕10日、達増知事に答申した。」
▽「ダム事業について前原誠司国土交通相は〔2009年〕9月中旬、「住民参加の視点から順次見直す」と表明。本県でも津付ダムを含め胆沢(奥州市)、簗川(盛岡市)、遠野第二(遠野市)の4ダムが見直し対象になった。/ これを受けて、達増知事は「本県では第三者委員会が5年ごとに事業の妥当性を再評価している。国の判断も(本県の委員会の評価と)変わらないだろう」と民意を反映して事業を進めていることを強調してきた。/ だが、最終委を傍聴した、陸前高田市住民団体めぐみ豊かな気仙川と広田湾を守る地域住民の会」の吉田正世話人代表は「県から住民に計画変更の説明はなかったし、これまでの計画にも住民の意見は反映されていない。委員会の在り方を見直すべきだ」と厳しく指摘する。/ 同委は津付ダム建設事業を含めて、04年度以降、34件の事業の再評価について答申。このうち県の再評価通り妥当としたのは30件と88%に上る。/ 今回、大幅な計画変更があっても変更案の再検討や住民への意見聴取を行わず、県の再評価を追認した同委の姿勢には「結論ありき」との批判は免れないだろう。/ 今後は第三者機関の在り方として、県が選んだ有識者だけでなく、県民から委員を公募したり、住民代表を入れるなど、本当に民意を反映できるような委員会の抜本的見直しを求めたい。」「2009/11/19 18:33 【岩手日報】」

▼〔2009年11月〕Dr.Carrasco: 気仙この1年/明暗交錯の2009年閉幕(東海新報、2009年12月31日) http://doctoralcarrasco.blogspot.com/2010/01/2009.html
▽「■〔2009年〕11月 ◇〔岩手〕県が、住田町に計画を進めている津付ダムについて、県大規模事業評価専門委員会が「要検討(事業継続)」とした県の評価を「妥当」。」

 

▼大船渡・陸前高田の釣り専門店フィッシングサンゴのブログ:陸前高田市津付ダム建設の是非を問う〔2009年11月17日〕 http://fishingsango1.da-te.jp/e257912.html
▽「■陸前高田市津付ダム建設の是非を問う/ 岩手県大規模事業審議委員による、津付ダム建設の「妥当」岩手県知事あてに報告された〔2009年11月10日〕。/ 地域住民の誰もが「必要ない」と回答しているにもかかわらず、この7名の審査委員たちは一体何を判断基準として、津付ダム建設が「妥当」だという結論に達したのだろうか?まったくダム建設に関しては謎が多い。/ そして、この大事件を、なぜ、地元岩手のメディアは一向に報じないのか? 津付ダム建設が本格的に始まれば、気仙川は全く魅力の無い川になってしまう事は避けられない。また広田湾の漁業資源もかなりの打撃を受ける事は間違いないだろう。/ 審議委員の言う「70年に一度」想定される洪水が、果たしてそれだけの価値と引き換えになるほどの重大なものなのだろうか? 全く、今回の審議委員の報告には納得が出来ない。」

 

▼〔2009年10月30日 朝日新聞〕30日午後の政策ウォッチ4(日銀・津村ダム)(秘書ひしょ)〔2009-10-30〕|中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」 http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10376691350.html
▽『■津付ダムに改めてゴーサイン (〔2009年〕10月30日朝日新聞)/ 〔岩手〕県大規模事業評価専門委員会(委員長=木村伸男・岩手大特任教授)は〔2009年10月〕29日、住民団体などから反対の声が上がっていた県の津付(つづき)ダム(住田町)建設事業について、「事業を続けるとする県の評価は妥当と認められる」と答申することを決めた。政権交代で国のダム事業見直しが進む一方、以前から民主党系知事の岩手では、ダムに改めてゴーサインが出たかたちだ。/ 計画によると、津付ダムは住田町世田米で気仙川の支流、大股川につくる高さ約50メートルの重力式コンクリートダムで、19年度〔2019年度〕に完成予定。当初は貯水して工業用水とすることも目的としていたが、水の使い道がないことなどから、常に排水口を空けて水を流し、大雨の時だけ流量を調節する形式に変更された。こうした経緯から、住民からはダムではなく河川改修による治水対策を求める声が上がり、ダムと河川改修の併用案を採る県と対立していた。/ この日〔10月29日〕の委員会では「ダム併用案の方が優れている」と判断。「国の方針の見直しや環境への影響があった場合には再び評価を行う」などとしたうえで「事業の継続は妥当」とした。/ 一方、県側が「漁業への影響などから工期が限られる」などとして、従来は66年度〔2066年度〕と試算していた気仙川水系での河川整備事業の終了年次「2104年度」と変更したことから、委員から「ずさんだ〔杜撰だ〕」といった批判が出た。/ ダムに反対する「めぐみ豊かな気仙川と広田湾を守る地域住民の会」の吉田正洋・世話人代表は「県の計画は次々と変わっており、ずさんだ。今後も国などに見直しを求め働きかけを続けたい」。達増拓也知事は「専門家の知見と地元の理解に基づいて事業を粛々と進めたい」と話した。』

▼〔2009年10月30日 読売新聞〕30日午後の政策ウォッチ4(日銀・津村ダム)(秘書ひしょ)〔2009-10-30〕|中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」  http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10376691350.html
▽『■津付ダム 継続「妥当」 県大規模事業評価専門委が (〔2009年〕10月30日読売新聞)/ 県が建設を進めている住田町の「津付ダム」の妥当性を評価してきた県大規模事業評価専門委員会(委員長=木村伸男・岩手大特任教授)は〔2009年10月〕29日、事業の継続について、「妥当」とする答申をまとめた。一方で、政権交代によりダム建設事業の先行きが不透明になっていることを受け、今後も随時、委員会を開き再評価を実施する余地を残す付帯意見も付けた。来月〔11月〕10日に達増〔拓也・岩手県知事に答申する。/ 同委は学者や公認会計士ら7人で構成される知事の諮問機関。津付ダムについては5年前にも事業評価を行い、その際も「事業継続が妥当」と結論づけた。今回は、5月から審議を続けてきた。/ ※津付ダム 気仙川支流の大股川に建設される治水ダム。1981年度に事業着手し、〔ダム〕本体工事は2014年度に着工予定。総事業費は141億円で河川改修工事を含めると334億円。国が半額を負担する。09年度末見込みの進捗(しんちょく)率は、30・7%。』

 

▼〔2009年10月10日〕胆沢ダム当面継続/達増拓也知事「当然のこと」|asahi.com朝日新聞社) http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000910100002
▽「前原誠司国土交通相が〔2009年10月〕9日、国と水資源機構が進めるダム事業で、今年度中〔2009年度中〕は新たな段階に入らない方針を表明した。〔岩手〕県は「すでに本体工事中の胆沢ダム奥州市)の事業は継続される」とみており、達増拓也知事は同日、「事業を続けることに問題は感じてなかった。当然のこと」と述べた。/ ◇/ 胆沢ダムは国が進めるダムだが、03年に本体工事を着工している。県河川課の佐藤悟総括課長は「国交省からの連絡はないが、条件を見る限り、胆沢ダムは見直しの対象に入らず、年度内は工事を続けることになる」と話した。/ 来年度〔2010年度〕について前原国交相は「政府予算案の提出時までに方針を明らかにする」としている。達増知事は「中断する理由はないと思う」と語り、佐藤総括課長は「すでにダムの大部分ができているため、見直す意味があるのかどうか」と話した。/ 奥州市の相原正明市長は「本体工事もほぼ終了段階まで進んでおり、ぜひ計画通りに建設されることを望む」とのコメントを出した。/ 見直しを巡って前原国交相が個別のダム名を挙げなかったため、県の担当者らが確認に追われる一幕もあった。ある県幹部は「事業ごとの数値に基づく判断ではなく、政治家の判断で決まるので見通しがつかない。政治主導ですね」と苦笑いした。/ 前原国交相はまた、各都道府県の進めるダム事業に関しては「知事の判断を尊重する」とした。県は現在、簗川、津付、遠野第2の三つのダム事業を進めており、津付ダムは大規模事業評価専門委員会で再評価の作業が進んでいる。達増知事は「(県内のダムは)必要性がある事業。特に中断する理由はない」と話した。/ 胆沢ダムは総事業費2440億円。事業は88年に着手し、13年度の完成を目指している。事業進捗(しん・ちょく)率は事業費ベースで75%。」

▽参考:
独立行政法人 水資源機構 http://www.water.go.jp/honsya/honsya/index.html

 

▼〔2009年10月10日 毎日新聞〕ダムに沈む民主党事業仕分け〔2010/01/15〕: 園田義明めも。 http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/01/15/4814829
▽「〔※略〕/ 『■国直轄ダム:一時凍結 知事が胆沢ダム工事継続の見方 /岩手 / 2009/10/10 毎日新聞地方版/ 前原誠司国土交通相が示した一部の国直轄ダム事業の一時凍結方針について、達増拓也岩手県〕知事は〔2009年10月〕9日、「胆沢ダム奥州市)は含まれていないと理解している」と同ダムの工事は継続されるとの見方を示した。政府予算案の提出時までに判断される来年度〔2010年度〕の工事についても「特に中断する理由はないと思う」と述べた。/ また、県が事業主体で国交省が補助する津付ダム住田町)や簗川ダム(盛岡市)など「補助ダム」に関しては、「(県による)大型公共事業の評価は国の担当にも伝わっている。補助金を削減する理由もないのではないか」と話した。【岸本桂司】』/ 〔※略〕」

 

▼大船渡・陸前高田の釣り専門店フィッシングサンゴのブログ:岩手県気仙川に津付ダムダムを建設する動き〔2009年10月01日〕 http://fishingsango1.da-te.jp/e234718.html
▽「■岩手県気仙川に津付ダムを建設する動き/ 「気仙川を守る会」〔※「めぐみ豊かな気仙川と広田湾を守る地域住民の会」?〕では地域住民の意見をまとめ、署名活動を展開して、やっとのことで地域住民の意見をまとめ、これを件〔岩手県〕に提出。気仙川沿いには、ダム建設に賛成するものは一人として居なくなった。/ しかし、件〔県〕はこの届出をあくまで無視! ダム建設を強行しようとしている。もはやこの横暴を放っておくわけにはいかない。我われは断固として、金権政治に黒く汚れた政治家や一部の土木建設業者を肥やせる為に気仙川という貴重な資源をなくしてしまってはならない。/ 一度破壊された自然は二度と元には戻せないのである。気仙川が汚れれば、それは必ず広田湾にも影響し、海の資源にも影響する事は明らかだ。」

 

▼大船渡・陸前高田の釣り専門店フィッシングサンゴのブログ:岩手県気仙川に津付ダムを造るのに反対です〔2009年09月28日〕 http://fishingsango1.da-te.jp/e232367.html
▽「■岩手県気仙川に津付ダムを造るのには反対です。/ 津付ダム建設側の、岩手県および大船渡地方振興局によると、津付ダムの目的は「治水ダム」で、70年に1度程度予想される、洪水に備えての建設だそうです。/ 70年に1度ですよ!人生に1度起こるか起こらないか、分からない。しかも、その予想される被害は昔とは違います。/ おそらく、大水は数年に一度起こるでしょう。しかし、それは自然の自浄作用です。人間が汚してしまう川を、自然は利口だから、自分で綺麗にしてくれる力があるのです。/ 人間は自分が汚した川を自ら綺麗になんかしません。/ だから、気仙川が自ら綺麗にしているのです。その時、人間にもたらすであろうと予測される被害はせいぜい、床上浸水が数件、床下浸水が数十件程度です。/ それぐらい我慢しませんか? 毎年の事じゃありませんよ。/ その被害を出さないためにもっと価値のある人間の力では到底作れない/ 気仙川という、かけがえのないものを失ってもいいのでしょうか?」

▼大船渡・陸前高田の釣り専門店フィッシングサンゴのブログ:岩手県気仙川に津付ダムを建設する動きがある〔2009年09月28日〕 http://fishingsango1.da-te.jp/e232349.html
▽「■岩手県気仙川に津付ダムを建設する動き/ 今まで紹介してきたように、3年前〔※2006年? 2年前=2007年の誤りか?〕、津付ダム建設工事に伴う、河川改修工事や上流部、大股川付近の道路の架け替え工事が始まって以降、気仙川の魚は劇的に減少しました。/ それ以前は、1回の釣行でヤマメ、イワナあわせて60~100匹程度釣れていたのが、今では1日かかっても20匹程度。1匹も釣れないで帰る日も有るほどです。/ もちろん、魚が減ったのは、ダム建設の影響ばかりではないかもしれません。水質の悪化、釣り人の増加など。しかし、それ以前は毎年同じように釣れていた魚が、河川改修工事が始まったその直後に、劇的に減少した事は、やはり、その工事に影響があることは明らかです。/ 河川工事のもっともいけないことは、魚の付き場を、産卵場所をなくしてしまう事です。/ 顕著なのは、小坪橋〔陸前高田市下流を土砂で平に埋め立ててしまった事。毎年、ここでは春先5月には30~35cmのヤマメが片手にあまるほど、20cm上のヤマメまで含めると30匹程度は、釣行するごとにに釣れていました。9月の台風シーズンには秋の綺麗な尺ヤマメがやはり、いいときは5匹以上。/ サクラマスも狙えるいい場所でした。ところが、河川改修工事の入った2006年は春先から、ここで1匹のヤマメを見ることはなく、シーズンが終了。まさか!という思い出一杯でした。しかも、このことは後に分かったことですが、工事発注先へのオーダーミスによって起こったことだという事がわかったのです。工事を管理する側が、いかに自然に無関心かが分かります。」

 

岩手県には、未着工や建築中のダムが4つある(簗川ダム、津付ダム、遠野第二ダム、胆沢ダム)〔2009-09-27〕|はてな匿名ダイアリー http://anond.hatelabo.jp/20090927171434
▽「群馬県八ッ場ダム熊本県川辺川ダム問題。/ 民主党マニフェストに無駄な公共事業は廃止するとあり、その目玉としてこれらのダムが取り上げられていた。しかし、無駄なダムは岩手県や北海道にもある。それらには触れず、こっちだけを建設中止するとしているのは、群馬県熊本県自民党の地盤であり、岩手県と北海道は民主党の地盤だからである。/ 底の浅い話に道化が踊っている状態で、真面目に取り上げるのがばかばかしい話なのだが、このネタがさも重要なネタであるかのように考えている人が意外と多く、もっと重要な話が取り上げられないという結果になっている。/ マニフェストで中止を主張しているというのであれば、国費の出費を止め、その分を地方交付金として出して地方の事業として完成させるというやり方を取るしかないであろう。無駄な公共事業は中止するのではなく、スタートさせないという事で対策するべきである。調査の開始=建設の開始という自民党政権の悪しき伝統こそ、変えるべき点である。/ 政権交代の度に、出来そこないの公共事業が増えていくというのは、政権交代はさせるべきではないという結果に繋がる。/ 公共事業を中止するというのであれば、岩手県には、未着工や建築中のダムが4つある(簗川ダム、津付ダム、遠野第二ダム、胆沢ダム)、北海道にも4つある(西岡ダム、徳富ダム、当別ダム、圧幌ダム)、他にも民主党前党首が迂回献金を受け取っていた西松建設がらみで青森の津軽ダム、山形の長井ダム、宮城の二ツ石ダムというネタもある。/ これらのダムは必要なダムで、八ッ場や川辺川が不要なダムだという基準は、明らかにされていない。/ [2009.9.27] http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html

 

▼津付ダム付替国道2号〔2009年9月15日竣工〕 - 高惣建設株式会社 http://takasou.iins.biz/modules/corporation12/index.php7id=3
→▼髙惣建設株式会社 [土木部]工事現場情報誌のご報告 http://takasou.net/civil_tsuduki_dam.php
▽「土木部/ ■工事現場状況のご報告/ 【工事の概要】 ・工事名: 津付ダム付替国道2号橋梁下部工(P1)工事/ ・発注者: 岩手県 大船渡地方振興局長  高橋 克雅/ ・工事場所: 気仙郡住田町世田米字子飼沢地内/ ・工事期間: (自)平成20年〔2008年〕12月25日 (至)平成21年〔2009年〕9月15日/ ・工事内容: P1橋脚工(大口径深礎杭)/工事用道路工/仮桟橋工/P1橋脚作業構台工/ ・担当者: (現場代理人) 小原 正 一級土木施工管理技士/指定建設業監理技術者/監理技術者講習修了/  (主任技術者) 同上/ 【工事新聞】 (工事進行状況報告など) 工事情報誌 〔2009年〕2月号(pdf) http://takasou.iins.biz/uploads/photos/47.pdf

▼竹割工事(一般土木工事)|株式会社佐吉産業 http://www.sayoshi.co.jp/construction2/takewari/index.html
▽「・工事名:津付ダム P1・P2/ ・住所:岩手県気仙郡住田町/ ・着工:2010年3月/ ・元請け:高惣建設株式会社/ ・形状:13.0m・15.0m楕円径(直径約11m) 高さ10.0m(P1)/ ・形状:13.0m・14.9m楕円径(直径約11m) 高さ9.5m(P2)」「〔写真:〕P1(下部工完成写真)」「〔写真:〕P2(下部工完成写真)」

 

▼〔2009年9月10日〕津付ダムの再再評価―第6回大規模事業評価専門委員会開かれる/民主党県政は70億円もの無駄遣いのダムを見直しできるのか:ホットニュース《2009年9月》|斉藤信のホームページ http://www.saito-shin.sakura.ne.jp/hotnews121.htm
▽「《2009年9月10日》/ ■津付ダムの再再評価―第6回大規模事業評価専門委員会開かれる/民主党県政は70億円もの無駄遣いのダムを見直しできるのか/ 〔2009年〕9月10日、〔岩手県第6回大規模事業評価専門委員会が開かれ津付ダム建設事業の再再評価について審議がなされました。今回は、めぐみ豊かな気仙川と広田湾を守る地域住民の会の伊勢純氏が意見陳述を行いました。/ 伊勢氏は、めぐみ豊かな会がダム問題の専門家である国土問題研究会に委託した「津付きダム建設事業の再評価について」の意見書を踏まえ、30年確立〔確率。30年に一度規模の大雨に対応〕の気仙川の河川整備計画を具体的に検討するなら、70億円も過大となるダム建設事業は休止し、河川改修事業による総合的な治水対策を実施すべきと主張しました。また、河川改修事業でこそ緊急を要する危険な個所から事業を行い効果も発揮できると述べました。穴あきダムについては、国土研の意見書で指摘されている6つの問題点を専門委員会でも実証的に検討するよう求めました。/ 伊勢氏の意見陳述について専門委員会では、「陸前高田市ではダム建設を主張しているが」「河川改修では掘削量が多くなり環境に与える影響が大きくなるのではないか」などの質問が出されましたがかみ合った議論にはなりませんでした。/ この間の専門委員会の審議を見ていると、地域住民や県民から出された具体的な意見について、答えるのはダム推進の立場から対応している県の県土整備部で、専門委員会は県の立場を容認するだけで、その妥当性さえ検討していません。/ 問われている問題は、30年確立〔確率〕の河川整備計画の内容であり、70億円も過大となるダム建設事業の妥当性です。「無駄をなくす」ことを最大の公約に掲げた民主党が中心の新しい政権ができますが、民主党県政が県政のムダ使いを見直せるかが鋭く問われています。/ 専門委員会は県民等から出された意見・要望には直接答えず、専門委員会の議論・議事録で答えることとするとしていますが、あまりにもお粗末な議論に終始しており、とても答えになっていない状況です。議事録を早急に作成し精査してもらいたいと思います。」

 

▼PDF:設計演習1-重力式コンクリートダムー演習の手引き(岡本敏郎)〔2009.5.26〕 http://www.db.shibaura-it.ac.jp/~okamoto/pdf/H20/CivilEng.Design1.GravityDam.09.5.1.pdf
→▼PDF:設計演習1-重力式コンクリートダムー演習の手引き(岡本敏郎)〔2009.6.18追加〕 http://www.db.shibaura-it.ac.jp/~okamoto/pdf/H22/CivilEng.Design1.GravityDam10.10.22.pdf
▽※津付ダムが演習資料として使用されている。

▽参考:
芝浦工業大学 地盤工学研究室 http://www.db.shibaura-it.ac.jp/~okamoto/

 

▼津付ダム灌水敷地国林野用地測量に伴う基準点測量〔2009-03-16改訂〕 - 地理空間情報クリアリングハウス http://ckan.gsi.go.jp/dataset/j2e82dtp
▽「・要約: この業務は,岩手県大船渡地方振興局土木部津付ダム建設事務所が,津付ダム灌水敷地国林野用地測量に伴う基準点測量を行ったものである。/ ・目的: 津付ダム湛水敷地国有林野用地測量に伴い基準点の新設をすることを目的とする。/ 
・改訂日: 2009-03-16/ データとリソース」

 

▼髙惣建設株式会社 [土木部]工事現場情報誌のご報告〔2009年2月号〕 http://takasou.net/civil_tsuduki_dam.php
→▼PDF:高惣建設(株)2009年初回号(工事情報誌 2009年2月号) http://takasou.net/images/civil/tsuduki_dam/2.pdf
▽「高惣建設(株) 2009年 初回号」 「■津付ダム付替国道2号橋橋梁下部工(P1)工事工事情報紙初回版/ 工事が本格始動します。/ ***発注者からの一言***/ 日頃から、公共事業についてご理解ご協力ありがとうございます。/ さて、国道397号は、沿岸部と内陸部を結ぶ、物流支援・交流促進の幹線道路として位置づけされております。今回の工事は、津付ダム建設に先立ち国道397号の付替え工事として、2号橋梁の橋脚部分の工事を行っております。交通の規制や工事用車両の出入り等で皆様にはご不便をおかけしているところでございますが十分な安全管理に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。/ 何かご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。(矢内)/ ※発注者 大船渡地方振興局土木部 津付ダム工事事務所/ TEL. 0192-22-8182/ 〔※略〕/ ■私の現場紹介/津付ダム付替国道2号橋梁下部工(P1)工事/高惣建設(株)所長 小原正/ ・現場の特徴: 本工事は津付ダム建設に伴い、397号の付替えをする目的で大股川右岸に建設する工事である。工事により走行性のの向上、大船渡から岩手内陸部の交流条件の向上、災害に対する安全性の向上などが掲げられ、道路改良が早急に望まれる区域です。又、工事区域周辺は豊かな森林を基盤として発展した林業が盛んな地域であり、宮沢賢治で知られる「風の又三郎」の舞台として知られる物見山にほど近い場所です。/ ・創意工夫及び地域貢献/ 〔略〕」

 

▼〔2009-02-25 朝日新聞〕津付ダムとは - コトバンク https://kotobank.jp/word/%E6%B4%A5%E4%BB%98%E3%83%80%E3%83%A0-887760
▽「■津付ダム/ 総貯水量560万立方メートルのコンクリートダム。当初は工業団地の利水を含めて計画されたが、陸前高田市が利水への参加を見送ったため、04年〔2004年〕に貯水量の規模を半分にして河川改修と組み合わせる計画に見直した。本体工事は未着手だが、07年〔2007年〕にダム建設に伴って付け替えられる国道397号津付道路の起工式があった。/ (2009-02-25 朝日新聞 朝刊 岩手全県 1地方)」 「出典|朝日新聞掲載「キーワード」/ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。」

 

▽▽2008年(平成20年):

 

→▼〔2008年 岩手日報盛岡版〕岩手県の環境関係ニュース 2008.4-6(2008/04/01〜06/30)|三陸の海・下北の大地を放射能から守ろう http://sanriku.my.coocan.jp/env82.htm
・2008/06/20 [論壇]津付ダム計画見直しを、山下祐一〔裕一〕
・2008/05/20 [日報論壇]津付ダム建設に理解を、今野政和
・2008/04/07 [論壇]津付ダム目的果たせるか、金野 孝

→▼〔2008年 岩手日報盛岡版〕岩手県の環境関係ニュース 2008.1-3(2008/01/01〜03/31)|三陸の海・下北の大地を放射能から守ろう http://sanriku.my.coocan.jp/env81.htm
・2008/02/21 陸前高田津付ダム、建設事業見直しを、住民の会が要請書提出

 

▼福田利喜「田舎議員の活動日記」: 沿岸南部クリーンセンター建設事業他視察〔2008年9月29日〕 http://f-toshiki.blogspot.jp/2008/09/blog-post_29.html
▽「〔2008年〕9月29日に、〔陸前高田〕市議会市政調査会事業の一環として、釜石市に今年度から建設が始まる岩手沿岸南部クリーンセンターの建設事業の概要説明と、建設予定地を見学してきました。/ クリーンセンター事業については、沿岸南部広域環境組合の議会に携わっている関係から、これまでも様々な説明を受け、事業の進捗の節目節目で議会としての判断に加わってきたことから概ね把握していたものを再度確認したことになった。/ また、遠野・釜石間の最大の難所を解消した仙人道路を見学し、その後、本年度〔2008年度〕から本格的な工事に取り掛かった「津付ダム」と「津付道路」について、現地で〔岩手〕県の担当者から説明を受けてきたところです。/ それぞれの事業も多額の費用が見込まれる事業であり、住民の生活に直結する事業であることから、早期の事業完了とともにその運用に当たって、議会としてどのようにあるべきかをも再認識したところです。/ 写真1:沿岸南部環境組合事務局から概要の説明を受ける。/ 写真2:釜石観音近くのクリーンセンター建設予定地を見学。測量調査が行われていました。/ 写真3:住田町の津付ダム建設現場で、県の担当者より説明を受ける。」

▼〔2008年9月29日〕フォトアルバム|福田利喜 陸前高田市議会議員 http://www.f-toshiki.com/fhotalbam.html
▽「市政調査会調査活動/ 〔2008年〕9月定例会が終了したあと、9月29日に市政調査会の活動として、岩手沿岸南部広域環境組合で本年度から建設が始まる、岩手沿岸南部クリーンセンターの建設予定地と、住田町に建設される津付ダム津付道路の建設予定地を視察した。」

 

 

▽▽ノート:

岩手県議会 Iwate Prefectural Assembly http://www2.pref.iwate.jp/~hp0731/
▽※右上の検索窓より「津付ダム」を検索。

岩手県 - 住田整備事務所〔旧 津付ダム建設事務所〕 http://www.pref.iwate.jp/engan/sumita/index.html

Internet Archive: Wayback Machine https://archive.org/web/

 

→▼「津付ダム」に関する東日本大震災以前の記事2 - atimus's blog http://atimus.hatenablog.jp/entry/2014/08/02/020000